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『耳袋秘帖』シリーズ★★★★☆

『耳袋秘帖』シリーズ★★★★☆ 『耳袋秘帖』シリーズ 風野 真知雄さん (文春文庫)
『耳袋秘帖』シリーズ★★★★☆ 『妻は、くノ一』シリーズ 風野 真知雄さん (角川文庫)
『耳袋秘帖』シリーズ★★★★☆  図書館から借り出した平凡社東洋文庫版。岩波文庫版もある。
『耳袋秘帖』シリーズ★★★★☆ キタキツネの親子



 
 『耳袋秘帖』シリーズ★★★★☆


 新しい作者を探している。いきついた一人が風野 真知雄かぜの・まちお)さん。試しに『耳袋秘帖』みみぶくろ)シリーズを2冊と『妻は、くノ一』シリーズ2冊を買った。

  『耳袋秘帖』シリーズは、今日が新聞休刊日であったこともあり、2冊とも読んだ。面白い。妖(あや)かしもでてきて、ユーモアもある。

 『妻は、くノ一』シリーズには、まだ手をつけてはいない。私は視ていないが、NHKでドラマ化され、一般的にはこちらの方が有名だと思われる。『耳袋秘帖』シリーズのあと、読みたいと思っている。



 『耳袋秘帖』シリーズの主人公は、実在の人物である。根岸肥前守鎮衞ねぎしひぜんのかみやすもり)である。

 150俵取りの御家人の3男。江戸時代中期を過ぎると御家人株は売買され、町人ないしは農民出だったという説もある。浪人の子だとも。1737年に生まれ、1815年に79歳で亡くなった。若い時は、いっぱしのワルで銕蔵(てつぞう)と呼ばれ、入れ墨もいれていたらしい。下情(かじょう)に通じ、気さくで偉ぶらない人だったらしい。江戸町民に大変人気があった。

 佐渡奉行の時から『耳袋』という世間話を集めた随筆を書きはじめ、勘定奉行、南町奉行(18年間務めた)にわたって30年間書き続けた。 将軍も楽しみにしていたらしい。

 町奉行といえば、大岡越前守忠相ただすけ)、遠山左衛門尉景元さえもんのじょうかげもと)が有名であるが、勝るとも劣らない魅力的な人である。

 江戸時代といえども要所要所は実力主義であり、150俵(150石)取りの御家人から最終的には1000石の旗本になったのであるから、大変有能な人であったのは間違いない。


 根岸肥前守を主人公に、同心で大男の椀田豪蔵(わんだ・ごうぞう)、栗田次郎左衛門、根岸家家臣でイケメンの宮尾玄四郎坂巻弥三郎などを配し、『耳袋』に載った妖しい話を基調に、おもしろく仕上がっている。

 23巻まである。当分楽しめそうである。


以上

プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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