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国の人口は500万から1千数百万人が最適?

国の人口は500万から1000万人が最適? 週刊ポスト14年8月8日号
国の人口は500万から1000万人が最適? 台風12号(もう水は十分)




 国の人口は500万から1千数百万人が最適?

 
 一時盛んだった「道州制論議」が下火になっている。日本はこのままでいいのだろうか?地方は自前の財源・権限は少なく、国は人口1億2700万人余と大き過ぎてあまりにも無駄が多い。どちらにしても中途半端。いまのままでは、日本は人口は急減し、大借金を抱えた活気のない衰退国家になってしまう。

 世界には小さくても緊張感をもって頑張っている国・地域がたくさんあるスウェーデン925万人、デンマーク550万人、ノルウェー480万人、フィンランド530万人、オランダ1580万人、スイス800万人、香港700万人、シンガポール540万人などなど。


 週刊ポスト14年8月8日号大前研一さんの『「ビジネス新大陸」の歩き方』が興味深い。抜粋してご紹介します。


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 地方議員の不祥事が多発している。号泣して辞職した兵庫県議、セクハラ野次の東京都議、政務活動費で知人女性に海外視察を委託した愛知県議、万引き・覚醒剤使用容疑で逮捕された山口市議……。なぜこんなお粗末な地方議員がはびこっているのか?

 そもそも地方自治体の議会というものが〝無用の長物〟だからである。今の「地方自治体」に三権はない立法権は国会が持っていて、地方が勝手に法律を作ることはできない。国会が決めた法律の範囲内で条例を制定することができるだけ。
 司法権を持っている裁判所はすべて国家機関。
 行政権を持っているのは内閣で、都道府県や市町村は政府の下部機関として「地方における行政サービス」を行っているにすぎない。

 日本の地方に「自治」はなく、自治なき地方に立法を生業とする議会は不要。
 地方〝自治体〟の必要条件は三権を持っていること

 ドイツの場合は16の州それぞれが独自の州憲法、州政府、州裁判所を持っている。各州が立法権、司法権、行政権はもとより徴税権まで有し、外務大臣や財務大臣などもいる一つの「国家」である。

 アメリカも各州が強い自治権を持っていて、条約・同盟・連合の締結や貨幣の鋳造などを除く大半のことを自分たちで決めることができる。だから州によって離婚、同性婚、ポルノ、麻薬、売春などが合法だったりするし、消費税率(売上税率)も異なっている。

 カナダも同様で、たとえば国は英語とフランス語を公用語と定めているのに、太平洋岸のブリティッシュ・コロンビア州の学校の多くはフランス語をやめて、英語および日本語か中国語にしてしまった。

 世界で最も地方自治が進んでいない国の一つが日本なのである。


 海外では「無給」議員も当たり前

 ところが、機能も権限も定かではない日本の地方議員は高給だ。都道府県議や大都市の市議の場合、報酬と政務活動費の合計が年間2000万円前後に達しているところも少なくない。議員活動の実態がパートタイム型であるにもかかわらず、だ。

 一方、海外の地方議員は無給、もしくは少額の報酬や手当が当たり前である。

 連邦よりも地方が強く、地方のことはすべて地方が自分で決められるスイスの場合、日本の市町村にあたる2889のコミューンでは、住民の代表が無給で議員を務め、行政的な意思決定をしている。彼らは農民や職人や会社員や商店主などで昼間は普通に仕事をしている人たちだから、議会は平日の夜に開かれる。そこで決まったことに住民は必ず従わなければならない。

 アメリカの場合、地方議員の年間報酬は50万円くらいで、議会はスイスと同じく平日の夜に開催される。

 イギリス、フランス、スウェーデンなども地方議員は原則無給である。欧米先進国の地方議会は、いわばマンションの管理組合の理事会のようなものであり、地方議員は地域社会のため、住民のためにボランティアで働くのが常識なのである。

 日本の地方議員というのは、その大半がまともに働いていない。それでも高給が降ってくる〝気楽な稼業〟。役人の指導のもとに特典と利権を分け合い、政務活動費で私腹を肥やしたり、視察という名目で年2回の海外旅行に出かけたりしている。もともと何もやることがない人間や公共事業などの利権が欲しいだけの人間が集まっているのだから、悪いことをするに決まっている。

 私自身は、かねてから道州制を導入してドイツ型やスイス型の連邦制に移行し、地方が三権と徴税権を持った地方自治を実現しなければ衰退する日本の復活はない、と主張している。


以上

プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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