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八王子千人同心と蝦夷地開拓

八王子千人同心と蝦夷地開拓 「風の市兵衛」シリーズ9巻・10巻目 
八王子千人同心と蝦夷地開拓 辻堂 魁(つじどう・かい)さん (祥伝社文庫)
八王子千人同心と蝦夷地開拓 八王子市




 八王子千人同心と蝦夷地開拓


 このところ時代小説づいている。その中の何かで読んだが、「八王子千人同心」が気になっていた。なぜ、八王子に江戸時代を通じてずっと千人あるいは何百人もの武士(?)がいたのか?何をしていたのか?知る限り、他に例がない。

 先日、辻堂 魁さんの「風の市兵衛」シリーズ『風塵』を読んで、よく分かった。勿論、小説なので史実と創作が混じっている。そこは注意が必要である。


 徳川家康は、江戸幕府を永続させるため、実にいろいろな仕掛けをしている。凄い人である。八王子千人同心もそのひとつであるらしい。

 八王子千人同心は、家康の江戸入府に伴い1600年に発足した、甲斐武田氏の残党を中心とした八王子に配置された郷士身分(半士半農)の幕臣集団である。

 任務は、武蔵・甲斐の国境の甲州口(小仏峠付近)の警備と治安維持である。

 1652年からは、家康を祀る日光東照宮を警備する日光勤番が主な任務となった。

 1800(寛政12)年、蝦夷地のロシアからの防衛と開拓のため、組頭原半左衛門を隊長に同心子弟(主に次男・三男など)100人余を伴って、白糠しらぬか)、勇武津ゆうふつ:現在の苫小牧市)に入り、開拓に従事した。

 しかし、移住した同心たちは、過酷な自然環境で不毛の原野の開拓は思うにまかせず、飢えと寒さで死者・病者が続出し、入植4年目にほとんどが開墾地を離れた


 八王子千人同心からは、荻原重秀のような優秀な経済官僚、学識者、天然理心流の剣士(代表例は新撰組の近藤勇)などを輩出した。


 ・八王子市と苫小牧市は1973(昭和48)年に姉妹都市となった。
 ・2000(平成12)年には勇払原野開拓200周年を記念し、苫小牧で八王子千人同心慰霊祭が行われた。市民会館前には千人同心の顕彰碑がある。
 ・八王子市と白糠町は、お互いの小学生が行き来して交流している。


以上

プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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