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法律は実効あってこそ

法律は実効あってこそ 讀賣14年8月27日
法律は実効あってこそ (左2冊は洋泉社、右端講談社)




 法律は実効あってこそ


 私が若い頃読んで衝撃を受けた本の一つが山口宏さんと副島隆彦さんが書いた『裁判の秘密』(洋泉社)である。大学の民法概論などで学んだことが実社会ではいかに嘘っぱちかが書かれている。

 讀賣新聞14年8月27日、社会部次長犬伏 一人さんのコラムを読んでそのことを苦々しく思い出した。抜粋してご紹介します。



 粗い法の網


 法律という網の目の粗さがもどかしい。

 福岡県から結納のため訪れた大阪・キタで13年前、暴行を受けて死亡した会社員古賀彰浩さん(当時26歳)の両親が起こした訴訟の判決で、大阪地裁が22日、加害者の2人に計約8900万円の損害賠償を命じた。

 民事訴訟の判決は2度目である。両親は10年前にも勝訴判決を受けたが、加害者側から賠償金は全く支払われず、謝罪もなかった

 民法上、民事訴訟で確定した損害賠償請求権は10年で消滅する。この時効を止めるには、相手に一部でも支払わせるか、訴訟を起こすか、その方法は限られる。両親は再提訴を選択するしかなかった。年金暮らしにもかかわらず、訴訟費用50万円以上を負担して。

 今回の判決が確定すれば、時効は新たに10年延長されるが、加害者側の弁護士は「資力がない」と言う。

 加害者側からみれば、支払いさえしなければ時効は成立する。民法が逃げ得を許している

 古賀さんの父、敏明さん(68)は息子の無念を晴らしたい一心で、「私が死んでも裁判を続けるよう、家族に遺言を残してもいい」と本紙の取材に語っている。

 ただ償いを受けるために、なぜ被害者遺族が耐え忍ばなければならないのか


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(感想・意見など)

 江戸時代以前なら、男はタコ部屋に放り込み、女は女郎屋に売り飛ばしたりして回収できた。現代ではそれは許されない。山口 宏弁護士は半ば冗談ではあろうが、その制度を復活できないかと言う。「人権屋」さんは喧しく言うが、実際には、加害者はぐだぐだのどうしようもないゴロツキが多いらしい。長い時間と大金をかけて勝訴判決をもらっても、尻ふき紙にもならないことが多い。無力感で弁護士を辞めたくなるとか。

 しかし、何で読んだかは忘れたが(宝島文庫?)、やりようによっては大体1月以内に半額程度は回収する方法があるらしい。その筋の人に頼む方法である(もちろん違法)。

 その筋の人は、加害者を捕まえて六甲山の山中などに首まで埋めて小便をかける。一晩放置して翌朝行ってみると、大抵しおらしく「何とかします」と言うらしい。顔は虫などに食われてぼこぼこになっているという。

 実際に、どこかに隠していたものを出してきたのか、親戚知人を走り回ってか、約束を守るという。回収した金は、債権者とその筋の人が折半する。短時間に半分は回収できる

 法に実効がなければ、自力救済せざるをえなくなる


以上

プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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