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「濁流資金」★★★★☆

「濁流資金」★★★★☆ (文春文庫) 691円
「濁流資金」★★★★☆
 昨夜のテレ東系「孤独のグルメ」は蒲田のベトナム料理。春巻、フォーなどどれも美味しそうだった。ベトナム料理店は知らないので、タイ料理店でトムヤンクンを食べた。おいしかったが汗だくだく。780円




 「濁流資金」★★★★☆


 濱嘉之(はま・よしゆき)さんの警察小説の魅力は、その経歴に由来する。元警視庁公安捜査官。警察庁警備局、内閣情報調査室(内調)にも勤務。警視庁警視で辞職。衆議院議員政策担当秘書を経て、危機管理コンサルティング会社代表を務めつつ、小説も書いている。警察(公安含む)と政界、財界に強い

 おなじみの警視庁公安部管理官・青山望のぞみ)を中心とした同期のカルテット(4人組)が主人公。青山望は警察組織 IT化のエキスパート。

 題名の「濁流資金」は、今年2月28日に破綻したビットコイン(仮想通貨)取引会社マウントゴックスの事件に由来すると思われる。

  警察も世間の流れに追いつこうと必死である。警察の内部で専門家を養成するのは容易ではないので、例えば、警視庁では特別枠というのがあり、民間企業や大学などから科学専門捜査官、サイバー捜査官、会計事務捜査官などを特別試験で採用している。公認会計士に合格している者は警部、大学や企業の研究員として博士課程を修了した者が警部補、その他の特殊能力を有する者が巡査部長の階級で採用しているという。

 
 警察組織、政界、財界を知り尽くしている著者でないと書けないことがギッシリ詰まっている。外れがない。警察組織や現在の捜査方法を知りたい人や警察小説が好きな人に幅広くお薦めできる。

 それにしても、警察組織の ITC化によって我々の個人情報は丸裸になりつつある。警察は、我々を守る組織であると共に、暴力装置でもある。また、腐敗しやすい。監視し続ける必要がある。


以上

プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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