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コリアには学問の自由はない。

コリアには学問の自由はない。
 産経新聞16年3月17日
コリアには学問の自由はない。
 (産経新聞出版) 1512円





 コリアには学問の自由はない。


 コリアには学問の自由はない。北朝鮮にないのは誰でも知っている。北朝鮮ほどではないが、韓国にもない。政権あるいは国民の意向に沿わない事実(真理)を発表した学者は、裁判にかけられ巨額の賠償金を請求されたり、暴行されたり、土下座を強要されたりする。〝国民情緒法〟が何ものにもまさる。

 産経新聞3月17日「正論」欄にお馴染み筑波大学大学院教授・古田 博司(ひろし)さんが日韓歴史共同研究委員会にまつわる話を書いている。抜粋してご紹介します。


 韓国が重ねる歴史研究の「虚偽」


 最近、第2期日韓歴史研究委員会(2007年~10年)日本側委員たちに、当時の韓国側総幹事である鄭在貞氏(ソウル市立大教授)から、著書が送られてきた。

 『日韓〈歴史対立〉と〈歴史対話〉』(新泉社)という本で、日韓歴史共同研究について多くのページを割いている。

 同研究委員会は日韓両国首脳が合意して始められ、日韓の歴史を両国学者が共同で研究する事業である。特に第2期は古代、中近世、近現代に加えて、「教科書小グループ」を新しく設け、両国の歴史教科書の記述ぶりについても検証し、共通認識は教科書編集過程で参考にし、おのおのの教科書制度の枠内で努力することとしたものである。筆者が教科書小グループの日本側チーフだった。


 政争の具とされた歴史教科書

 ところが著作では、「今回の共同研究の目標の重要な一つは、歴史教科者の記述を支援することであった」と、参考程度の教科書記述ぶりの結果が、重要な目標にされてしまった。それならば「日韓歴史共同研究委員会」は「日韓歴史教科書共同研究委員会」になってしまうだろう。

 驚愕するのは、第2期は「安倍政権に移行し、自身と同じ傾向の歴史認識をもつ委員を委嘱しようとし、人選が難航した」と、虚偽を重ねていくことだ。委嘱をしたのは外務省で、ゆえにコリア史専門ではないが、歴史全体を見わたせる著名な歴史学者も入っているのである。

 以上から分かることは、韓国側がこの共同研究を歴史教科書を巡る政争と、当初より位置づけていたということである。だからこそ「二回の共同研究がそれほど成功しなかったのは研究委員の構成に問題があったからである。(中略)日韓両国が互いに協議して委員を選任すれば、共同研究の過程で無用な摩擦と対決を減らすことができる」と。自己に都合の良い委員を引き入れることまで提言する


 親北左翼政権を見越した提案?

 そもそも韓国が歴史教科書を巡る論争を日本に仕掛けてくるのは、親北左翼政権下の時に限られている。過去2回は01年の金大中(キム・デジュン)氏と05年の盧武鉉(ノ・ムヒョン)氏の政権時であった。北朝鮮に国家支援や秘密支援を送り、韓国が北の経済を支えた時代である。その時代には北に同調する分、国内の不満を積極的に日本へと向けてくるのである。

 総幹事・鄭在貞氏は、次が親北左翼政権になることを見越して、第3期日韓歴史共同研究会を提言しているのであろうか。政争が起こるたびに関わり、政治的なポジションを高めていくというのは、コリアの学者の行動パターンの一つである。

 これには李氏朝鮮の儒学者・張維(1587~1638)の自己批判がある。
 「中国には学者がいるが、わが国にはいない。けだし中国の人材は志がすこぶる並みでない。志のある士大夫であれば心から学問に向かい、好むところ学ぶところも同じではない。そこで各々が往々にして実を得るのだが、わが国は違う。あくせくと縛られ、いまだにみな志がない」(『谿谷漫筆』)

 李朝の宮廷では、朱子学の諸説を巡って士大夫(官僚)たちが偉くなろうと政争を繰り返していた。今は植民統治の研究を巡り、政争を繰り返しているのである。


 自ら作った偶像を崇め奉る

 『帝国の慰安婦』の著作により、韓国憲法で保障されているはずの学問の自由を奪われた朴裕河氏もこのケースだ。第2期の教科書小グループの委員である重村智計・早稲田大学教授は、報告書の論文に朴裕河氏の論文を引用したところ、「引用するならば論文として認めない」という韓国側の主張により引用を削除された。

 先の鄭在貞氏の著書で「日本側は自国の歴史教科書はいっさい扱わずに韓国史教科書だけを検討した」というのも虚偽であり、「日本歴史教科書の現代韓国記述ぶり」を書いた重村氏に対して失礼である。


 最後に、「ある日本側の委員が約束を破って、右派の大衆雑誌に委員会の進捗状況を公表して物議を醸した。しかも韓国史と韓国側委員を批判する内容であった」というのは、私のことらしい

 約束というのは、本研究と直接関係のある内容をあらかじめ公表しないというものだった。ゆえに最終報告とは関係のない「韓国『正しい歴史認識の虚構と戦略』」を毎日新聞社のアジア調査会『アジア時報』に掲載した。

 右派ではないし、委員会の進捗状況など書かれていない。「韓国史を批判した」というが、鄭東愈(てい・とうゆ)という儒者の『晝永編(ちゅうえいへん)』(1805年)を紹介し、李朝には針がなくシナ針がなければ衣も縫えない、舟はあるのになぜ車はないのかと嘆いていると、コリアの技術水準の低さを示しただけだ。

 韓国人は自分たちが作った「韓国史」という偶像を崇め奉る。最後に、日本の実証研究の遺産は韓国よりもむしろ台湾で育っていることを付言しておこう。


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(感想・意見など)

 韓国では、真理を探究する学者でさえ政治的である。そうでなければ社会的に抹殺されかねないし、学者として重要なポジションに就けない。己の学者としての良心を曲げないと学者として生きていけない社会である。「息をするように嘘をつく」はずである。そのような人たちに「正しい歴史認識を持て」と言われても…。

 そんな中で一服の清涼剤とでもいえるのは、次の話である。

 産経新聞ソウル支局長の加藤達也さんが、セウォル号が沈没した時に朴槿恵大統領が長時間所在不明だったことで朝鮮日報が報じた噂話を書いたところ、韓国検察によって朴大統領に対する名誉棄損容疑で起訴された。法治主義の国では考えられないことである。長い裁判の末、無罪判決を勝ち取ったが、その時の話である。

 〈「無罪」を言い渡された後、私と弁護士を地下駐車場に誘導するために近付いてきた男性廷吏が突然私に握手を求め、興奮気味にこう言うのです。「これまでどれほどのご苦労をなさったことか。本当に大変でしたね。実は私は、前支局長の無罪を信じていたのです。そもそも本来の噂を書いた朝鮮日報がなんのおとがめもなく、あなただけが有罪では、大韓民国の法治主義が揺らいでしまう」〉

 韓国にも良識ある人はいる。


以上


プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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