古墳から副葬品が出てきた
讀賣新聞16年12月8日香川版
出土したのは高月池の北の馬塚古墳(図の①よりはもう少し下)。東(右)方数百㍍に香東川(こうとうがわ)が流れている。
今朝、早速行ってみた。自宅から数㌔。この辺りは宅地開発が盛ん。それに先立って調査したところ、未盗掘の石室が見つかり、副葬品が出てきたという。
白い金網フェンスの上にミドリ色の帯が見えるが、これが高月池の堤。左方に分譲中の幟が立っている。
近くでトラクターに乗って農作業をしていた人に聞いたところ、金網で囲い、公園として残すらしい。讀賣新聞の写真は7月末に撮影したもの。何とかこういう形で残せなかったものか。この時に見たかった。そのうち公開してくれるだろうから、その時見にいこう。
近くの古墳から副葬品が出てきた
昨日、車に乗ってカーラジオでNHKのニュースを聞いていたところ、自宅の近くの5世紀の古墳からよろい、槍、大刀など未盗掘の副葬品が出てきたという。今朝の讀賣新聞香川版に記事が出ていた。抜粋してご紹介します。
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未盗掘石室 有力豪族か
相作馬塚古墳 槍や大刀 副葬品豊富
最近まで中世の塚(墓)とみられていた高松市鶴市町の相作(あいさこ)馬塚古墳(5世紀後半)を市教育委員会が調査し、未盗掘の石室を確認した。副葬品の武器や武具が埋葬時のまま良好な状態で残され、副葬儀礼を復元できる貴重な資料になる。
墳丘は中世以降、塚に転用されて大きく壊されていたが、石室(長さ3.2㍍、幅0.6~0.8㍍、高さ0.6㍍)が残されていた。直径16㍍の円墳か帆立て貝形古墳だったとみられる。
石室内には、よろいの「短甲(たんこう)」、「眉庇付冑(まびさしつきかぶと)」、槍2点、鉄製矢尻約60点、大刀1点、管玉10点などが副葬されていた。また、木箱に使った鉄製のかすがい11点も出土した。
糸など通常は朽ちてなくなってしまう有機質がよく残っていたため、周囲の土ごと取り出して分析を進めている。
宅地開発に伴って6~8月に発掘、古墳はすでになくなっている。市教委は「当初は古墳とは考えておらず、石室が残っていたのは奇跡的。副葬品の分析で今後、多くの情報が得られるだろう」としている。
以上