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革命100年の歴史を直視せよ

革命100年の歴史を直視せよ
 産経新聞17年1月15日
革命100年の歴史を直視せよ
  (PHP新書) 1058円
革命100年の歴史を直視せよ
 最近WINS高松東隣りにできた星乃珈琲・田村店。前は国道11号線、上は高速・高松道。コメダ珈琲とかコナズ珈琲同様はやると思われる。
革命100年の歴史を直視せよ
 その西隣は洋麺屋五右衛門・田村店。パスタ屋さんらしい。
革命100年の歴史を直視せよ
 香東川東岸の林
革命100年の歴史を直視せよ
 車の右側面を対向車と擦るか左側を草木で擦る可能性があるが、この道を通るのが好き。但し夜間は通らないことにしている。
革命100年の歴史を直視せよ
 香東川のカモメたち。この辺りは河口に近い。





 産経新聞1月15日「論説委員 日曜に書く」は河村直哉さん。抜粋してご紹介します。


 革命100年の歴史を直視せよ


 今年は1917年のロシア革命から100年となる。かつて世界で吹き荒れた共産主義運動とは何だったのか、考える機会が増えるだろう。

 日米の戦いは、革命を輸出しようとした共産運動と無関係ではなかった。


 日米をいがみ合わせよ

 こんな一文がある。
 「共産主義政策の実践的課題は、この(日米の)敵意を利用して、彼らをたがいにいがみ合わせることである」

 ロシア革命を指導したレーニンの、1920年のある演説。冒頭、レーニンは共産勢力の準則について述べている。資本主義国間の対立と矛盾を利用し、「彼らをたがいにけしかけるべきだ」と。

 悲しいことに、日米の歴史はそのように進んでしまった。

 それが原因のすべてではない。しかし小さくはない一因だったことには注意を払うべきだろう。

 戦後日本の知的状況は多分に容共的で、親ソ連・親中国的な雰囲気に覆われてきた。そのような風潮が、大戦と共産勢力の関係を冷静に見る目を曇らせたといえる。

 使える史料が限られているという事情もあって、共産運動の総括はなお途上にある。それでもソ連崩壊後、いくつかの文書が表に出た。それらを信頼するなら、共産勢は大戦末期の米国に浸透していた。


 米政府と世論への関与

 ことに大戦前後のソ連暗号を米国が解読した一連の文書は、目を引く。解読作戦名から「ヴェノナ文書」と呼ばれる。冷戦終結後の1995年、公開された。

 解読された限りでも、300人以上の米国人がソ連情報機関と秘密の関係を持っていた。政府高官も多数いた。彼らが政策にどこまで関与したかは、議論もある。しかし大戦期の米政権が共産勢に侵食されていたことは、疑えない。

 エージェントらは、米国内で反日世論を高めることにもかかわっていた。

 たとえばアジア学者のトーマス・ビッソンは、ヴェノナ文書でソ連への情報提供者であることがわかった。ビッソンは、日中関係が悪化する中で日本批判を強めた研究団体「太平洋問題調査会」や、ロビー団体「日本の侵略に加担しないアメリカ委員会」などの活動にかかわっている。さらに彼は戦後、連合国軍総司令部の一員として日本での占領政策にも携わる。

 ヴェノナ文書は、アメリカ国家安全保障局のホームページで公開されている。文書をもとにした研究書『ヴェノナ』の邦訳もある。日本でも、福井義高氏『日本人が知らない最先端の「世界史」』、江崎道朗(みちお)氏『コミンテルンとルーズヴェルトの時限爆弾』など、ヴェノナ文書を使った本が蓄積されてきている。


 日本の問題として

 日本では、軍事情報などをソ連に流していたゾルゲ事件が有名である。ゾルゲとともに死刑になった尾崎秀実(ほつみ:元朝日新聞記者)の手記などを読むと、日中の戦いが世界戦争に発展すること、それが世界共産革命に至ることを、尾崎は明確に意識している。

 資本主義国同士を戦わせ弱らせて、共産革命に至らせるというレーニンの準則を、守っているのである。

 戦後もソ連は、日本で工作を行っている。共産主義は変質したものの、一党独裁の中国も謀略や宣伝の手法はしっかりと受け継いでいる。最近の歴史戦など、戦前のソ連の対米世論工作を思わせる。

 米大統領選へのサイバー攻撃が事実なら、ロシアの謀略体質は変わっていないことになる。

 ロシア革命100年を振り返ることは、単に異国のこととしてすまされるものではない。日本の近現代を振り返り、教訓をくむことにほかならない。


以上



プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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