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変わる国際秩序①

変わる国際秩序
 讀賣新聞17年11月19日
変わる国際秩序
 同。慶応大学教授の細谷(ほそや) 雄一さんは2014年から国家安全保障局の顧問もしている。日本政府の考え方に近いと思われる。
変わる国際秩序
 週刊新潮17年12月7日号
 シマエナガ
変わる国際秩序
 同。小原 玲さん撮影。恐らく、何時間もかけて撮った何百枚かの数枚。
変わる国際秩序
 トミカのDISNEY MOTORS。約600円。こんなものを買うから家の中が片付くわけがない。





 私はよく新聞を読むほうであると思うが、それでも日本の外交政策は分かりにくい讀賣新聞11月19日「地球を読む」欄に慶応大学教授の細谷雄一さんがコラムを書いている。細谷教授は政府に近いと思われる。抜粋してご紹介します。


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 変わる国際秩序

 「19世紀の欧州」現代に


 モスクワで開かれる国際会議に参加するため、ロシアを訪れた。私とロシア人の研究者たちは、「今後の国際秩序は、19世紀の欧州と似たものになる」という見解で一致した。

 19世紀、欧州の国際政治では、複数の大国が戦略的に外交を展開し複雑に同盟を組み替え、勢力均衡を作り上げていた。

 それは、イデオロギーによる正義を掲げ、二元論的に世界の分断が固定化されていた20世紀の東西冷戦時代とは、大きく異なる国際秩序だった。重要なのはパワーであり、冷徹な国益の計算であり、長期的な視野からの外交戦略だった。

 その舞台の中央で重要な役回りを演じたのは、ロシア帝国だ。18世紀末から19世紀初頭にかけて続いたナポレオン戦争では、ロシア軍が皇帝ナポレオン率いるフランス軍を打倒した。

 また、戦後の欧州秩序を決めた1815年のウィーン会議では、オーストリア外相として議長を務めたメッテルニヒもさることながら、ナポレオン撃退の立役者であるロシア皇帝アレクサンドル1世が、圧倒的な存在感を誇った。

 当時のロシアは、欧州の国際秩序の将来を規定する重要な位置に立っていた。

 だがそうした時代は、第一次大戦とともに幕を下ろす。その後はイデオロギー的な正義が叫ばれ、米国の覇権の時代が到来した。

 100年前のロシア革命を経て共産主義国家・ソ連として生まれ変わってからは、国際社会の中核から疎外され、自由主義世界にとって敵国の役割に堕した。

 ソ連崩壊後、米国や英国が中心となるリベラルな国際秩序は、ロシアや中国の権威主義的体制に対して次第に批判的となった。

 このような国際秩序の状況が今、根底から大きく覆る可能性が生じている

 トランプ大統領は、民主主義や人権、法の支配といった、米国が長年にわたって擁護してきた中核的な理念に、あまり大きな関心を示していない

 あらゆる大国と「ディール(取引)」を行うことで、自己利益の最大化を図っている。彼の発言の中には、国際秩序を理念に基づいて構築しようとする長期的な戦略をほとんど見いだすことができない。行き着く先は、大国間のむき出しのパワーゲームであり、それが19世紀欧州の再現との懸念が出るのも当然だ。


つづく


プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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