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変わる国際秩序②

変わる国際秩序
 讀賣新聞17年11月19日
変わる国際秩序
 同。慶応大学教授の細谷(ほそや) 雄一さんは、国家安全保障局顧問なので政府の考えと近そうである。
変わる国際秩序②
 12月初旬に行きつけの病院2軒に電話したが、インフルエンザのワクチンはないと断られた。先日その内の1軒に母を連れて行った時、念のために聞いてみると、「ワクチンが入ったところです」とのことで、接種してもらった。ダメもとで聞いてみるもんだ。
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 産経新聞17年11月15日「話の肖像画」
 高嶋弘之(ひろゆき)さん。兄は俳優の高島忠夫。甥は政宏、政伸。娘は高嶋ちさ子。東芝EMIのディレクターとしてビートルズを日本で売り出し、ザ・フォーク・クルセダーズ、アダモ、クロード・チアリ、黛ジュン、由紀さおりなどを手がけた。クラッシック音楽家の育成にも尽力。従来とは違う新たなジャンルを確立させた。
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 その高嶋さんが現在力を入れているのが「山田姉妹」。東京芸大、国立音大出身のソプラノ歌手、双子デュオが昭和フォークを歌っている。「翼をください」「結婚しようよ」「あなた」「木綿のハンカチーフ」「風」「なごり雪」「ひこうき雲」など全13局。早速通販にて購入。「切手のないおくりもの」が気に入った。
変わる国際秩序②
 今日の昼ごろ虹が出ていた。何かいいことがありそうな…。





 変わる国際秩序②


 讀賣新聞11月19日慶応大学教授・細谷 雄一さんのコラムの続きです。


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 「ビスマルク流」の安倍外交


 米国が「自国第一主義」を志向し、世界での影響力が後退することによって、アジアは不安定性が増している。

 その空白を埋めるべく、アジア太平洋における秩序形成を先導しようとしているのが、安倍首相だ。
 安倍首相はいわば、21世紀のビスマルクだ。19世紀のドイツ宰相ビスマルク(1815~98年)は、現実主義的な外交指導者として、ドイツ帝国に有利な秩序の形成を試みた。

 ここで重要なのは、ビスマルクが国際関係を2国間関係の「線」としてではなくて、複数の大国が織りなす「面」として捉えていたことだ。
 「誰しも少数者になることは欲しない。政治の要諦はここにある。すなわち、世界が5大国の不安定な均衡によって統御されている以上、3国のうちの一つになることである」

 19世紀後半に英国、フランス、ドイツ、ロシアにオーストリアを加えた5大国が勢力を争う中で、ドイツがロシアとオーストリアとの間で三帝同盟を結び、さらにイタリアとオーストリアとも三国同盟を締結した。


 現代の国際政治は、米国、中国、ロシア、欧州連合(EU)、そして日本という五つの勢力が、複雑で多角的な外交を展開している。インドもまた、大国として影響力を及ぼすだろう。

 重要なのは、これら大国間の連携を日本が主導することである。

 例えば、東シナ海や南シナ海で中国が積極的な軍事活動を行うのであれば、それを牽制するには、他の勢力との協調関係が不可欠であろう。日本が、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国に対して海上での法執行能力向上を支援する活動を行い、信頼関係を強めているのはそのためだ。

 こうした観点から見て、安倍政権はビスマルク的な外交を成功させてきたと言える。

 その第一が、何よりも基軸となる日米関係。第二にEUとの間では、経済連携協定(EPA)と戦略的パートナーシップ協定(SPA)の合意だ。ロシアに対しても、頻繁な首脳外交で幅広い協力関係を発展させつつある。

 そして、これらを包括する日本の外交戦略の構想が、11月6日の日米首脳会談で、米国とともに推進することで合意した「自由で開かれたインド太平洋戦略」だ。そこでは、日米同盟を中核に、オーストラリア、インドという四つの民主主義諸国が、より一層協力を深めて地域秩序の形成を主導することを目指している。

 ユーラシア大陸の外縁部では、中国が「一帯一路」構想として、壮大な経済開発と影響力確保のイニシチブを示している。これに対して日米両国は、「自由で開かれたインド太平洋戦略」として、「法の支配、航行の自由等の基本的価値の普及・定着」を目指している


 安倍首相とビスマルクの違いは、安倍首相が海洋国家としての戦略を提唱しているのに対し、ビスマルクは大陸国家としての戦略を示している点だ。また何より、軍事力を徹底して重視したビスマルク時代のドイツと異なり、日本は平和国家として、経済協力を通じた影響力の拡大を中心に据えている


 宰相ビスマルクが去った後の欧州は、2度の世界戦争を経験する。21世紀の国際政治がそれと同じ道をたどらないように、我々もまた、外交史から教訓を学び、現在の国際情勢の動向を注視する必要がある。


以上


プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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