韓国の歴史

週刊文春14年1月30日号


(講談社学術文庫) ★★★★★

ハクモクレン
2014年2月12日のブログ「韓国の歴史教科書はインチキだ!①」を再録します。
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韓国の歴史教科書はインチキだ!①
残念ながら韓国・朝鮮には誇れる歴史がない。日本が明治維新を経て急速に発展している同時代に、朝鮮半島は奈良時代のようなあり様であった。国中道らしき道もなく、糞尿だらけで、虎が人を襲っていた。学校も病院もほとんどなかった。貨幣制度も発達していなかった。商業らしき商業もなく、工業は全くといっていいくらいなかった。軍隊もほとんどなく(3千人程度)、必要な場合は中国(清)に頼っていた。
李氏朝鮮王朝が永遠に続くよう考えられた私(し)王朝だからである。私だけがあって公(おおやけ)がなかった。汗を流して働くことは忌み嫌われた。まれに働き者がいて財産を作ったと知れると、両班(ヤンパン)など貴族にとり上げられた(財産のみならず婦女子も)。それでは、停滞するしかない。李氏朝鮮は、現在の北朝鮮の金王朝から軍隊を除いたようなものである。人民が何十万人、何百万人餓死しようが知ったこっちゃない。王様一族のためだけの国である。北朝鮮を見ても分かるように、一族の中でものべつ幕無しに党派争い、私闘をしている。
ロシアは寒い国である。本能的に南を目指す。当時は世界中でタイと日本以外すべて欧米・ロシアの植民地であった。海軍はイギリスが世界最強、陸軍はロシアが世界最強であった。ロシアの周辺国はすべてロシアの南下政策を恐れていた。日本は、ロシアに満州、朝鮮をとられることを恐れていた。ロシアに朝鮮をとられたら、のど元にあいくちを突きつけられたも同然。次は日本が侵されかねない。
日本は朝鮮に世界情勢を説き、覚醒を促したがうまくいかない。(福沢諭吉などは)両班階級の若手を留学生として受け入れ教育し、改革を図ったがすべて潰された。朝鮮をめぐり日清戦争、日露戦争が起こり、勝利した日本が韓国を支配することになった。
1894(明治27)年から4回(日清戦争の前後にあたる)朝鮮を旅行した英国夫人のイザベラ・バード女史は『朝鮮紀行』の最後にこう書いている。
わたしは、朝鮮人の前途をまったく憂えてはいない。ただし、それにはふたつの条件が不可欠である。
1.朝鮮にはその内部からみずからを改革する能力がないので、外部から改革されねばならない。
2.国王の権限は厳重かつ恒常的な憲法上の抑制を受けねばならない。
1.は、李氏朝鮮が5百年以上にわたり中国に従属し、あまりにも深く儒教(朱子学)・華夷秩序の影響を受け過ぎている(骨の髄まで侵されている)ため内部からの改革は不可能との判断である。
2.は、1とも関連する(中国・朝鮮とも王朝は徹底的に私)が、李氏朝鮮が王様一族だけの国で王の「恣意」のみで治められてきたが、法による支配「法治」、つまり王といえども法の支配を受けるべき、との意味である。
韓国の教科書には、以上のような史実が書かれていない。インチキ教科書である。誇れる歴史がないため同情はするが、未来のためにも事実は事実として学ぶべきである。
つづく