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ロクでもない国 ロシア

ロクでもない国 ロシア
 日経新聞18年4月2日
ロクでもない国 ロシア
 毎日新聞18年3月18日社説
ロクでもない国 ロシア
 讀賣新聞18年3月29日
 欧米各国は、元ロシア情報機関幹部とその娘が、英国のショッピングセンターで、旧ソ連で開発された猛毒神経剤「ノビチョク」で暗殺しようとしたことに抗議して、130人超のロシア人外交官を追放した。
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 四国新聞18年3月31日
 ロシア外務省は、30日までに米欧などに対し、同数の外交官を追放する報復措置を通告した。
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 KGB,FSBのエージェント、アレクサンドル・ルビネンコは、プーチン大統領の政敵ポリス・ベルゾフスキー暗殺命令を拒否、イギリスに亡命し、反ロシア活動をしていた。2006年ロンドンで放射性物質ポロニウムで暗殺された。
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 欧州ではロシアに対する警戒感が強まっている。徴兵制を復活したり、NATOとの関係を強化したり。
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 新しく開拓した喫茶店の裏に発見した小さな神社。男性がチェロを弾いていた。
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 モーニングを食べたあと、満開の桜を見に行った。右の小さな屋根の下でチェロを弾いていた人はいなくなっていた。





 ロクでもない国 ロシア


 私は、共産主義国家(≒全体主義国家)が解体したあと、どのような形態の国家になるか興味があった。なぜなら共産主義国家には非合法活動の訓練を受けた諜報員(スパイ)が大勢いるに違いないからである。ロシアであれば数十万人の単位でいたはず(中国だと百万人単位)。それまで国家のために尽くそうと考えていたスーパーマン(例えば007)が、その能力を自己のために使い出したら…。国有財産の凄まじい奪い合い、殺しあいが起こったに違いない。

 ロシアでは、反体制のジャーナリストがよく暗殺されている。ルビネンコ事件も記憶に新しい。それでも、表に出てくるのはほんの僅かで、実際はもっとひどいものらしい。


 日経新聞18年4月2日、フィナンシャルタイムズ ワシントン・コメンテーターのエドワード・ルースさんのコラムを抜粋してご紹介します。


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 ロシアの不正蓄財を止めろ


 ロシアは西側諸国の民主主義の敵だとよく評される。それは語弊のある言い方だ。あの国はプーチン大統領と取り巻きの新興財閥のためにあるようなものだ。

 悲しいことに、欧米にとってイデオロギー上の脅威は、主に我々自身に起因する。プーチン氏や仲間が富を手に入れられるのは、こちら側に倫理的な欠陥があり、我々がそれを黙認しているからだ。

 とりわけ、米国英国がそうだ。大半の民主主義国では、事業や不動産の受益者を明らかにすることが法的に義務付けられてが、米英は匿名での資産の所有を認めている

 米国では毎年、約3000億ドル(約32兆円)の資金が洗浄されている。一方、英国とそのオフショア金融センターには約1250億ドル(約13兆円)が流れ込み、大半が野放しの状態だ。

 そうした資産を最も多く所有する外国人はロシア人だと専門家はみる。プーチン氏の個人資産は最低でも500億ドル(約5兆3千億円)、多ければ2000億ドル(約21兆円)あるとされる。たとえ500億ドルだとしても、ほとんどの国連加盟国の国内総生産(GDP)を上回る規模だ。

 欧米による130人超のロシア人外交官の追放は、こうしたことへの対抗措置ともいえるが、現状を変える効果は期待薄だ。

 英国でのロシア元情報機関員の暗殺未遂事件は手口があまりにも大胆で、無視できなかったのだろう。大胆な手口に及んだのは、この10年間に英国で少なくとも14人のロシア人の不審死事件が起きたのに、英政府はほとんど捜査しなかったためとも考えられる。

 亡命中の2013年に亡くなった新興財閥ボリス・ペレゾフスキー氏をはじめ、多くが自殺として処理された。12年に死亡した実業家アレクサンドル・ペレピリチーニ氏も自然死と断定された。

 ペレビリチーニ氏の遺体には心停止を引き起こす有毒植物ゲルセミウムの痕跡があったにもかかわらず、メイ氏は安全保障上の理由から検視結果の公開を拒んだ。

 今回、メイ氏は欧米諸国の結束の演出に成功した。とはいえ、ほとんど何も変わらないだろう。ロンドンでは不動産取引額のかなりの部分はロシア人によるものとみられる。銀行や不動産業者、高級サービス店などロシアマネーで潤っているところは数えきれない。

 同様に、米国も不正資金に寛容だ。多くの人は忘れているが、プーチン氏は15年のパナマ文書の漏洩がヒラリー・クリントン氏によるものだと非難した。パナマ文書はプーチン氏とその取り巻きの蓄財の実態を暴いた。例えば、プーチン氏の親友のチェロ奏者は純資産が約1億3000万ドル(約138兆円)に上っていた。ロシアが16年の米大統領選挙に介入したのは、パナマ文書の報復でもあったといえる。

 大半の欧米諸国はロシアの脅威をはき違えている。ロシアは経済規模ではイタリアとそう変わらず、軍隊も士気低下が著しい。プーチン氏が最も恐れる武器は透明な会計だ。何しろ、同氏は財産権が保証され、法の支配が確立している場所に富を蓄えているのだ。

 欲望のため倫理観を失った欧米諸国は、ロシアにいいように利用されている。これはトランプ氏が米国の大統領になる前からそうだった。今、ロシアはますます甘い汁を吸っている。  (3月29日付)


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(感想・意見など)

 「乏しきを憂えず。等しからざるを憂う」が共産主義の要諦のはず。ロシアは国民総生産(GDP)は韓国以下の世界12位くらい。人口は韓国の約3倍なので一人当たりGDPは韓国の3分の1。庶民は貧しい。

 そうかと思えばプーチンの親友のチェロ奏者のように資産が1億3000万ドル(約138兆円)という人もいる。プーチン自身も500億ドル(5兆3千億円)以上。弱いと思えば奪い取る。気に入らなければ殺す。思っていた以上にロクでもない国である。

 (因みに、世界一の大富豪と言われる米アマゾンのCEOジェフ・ベゾスの資産は、1040億ドル(11兆5800億円)だという)

 軍事技術、航空・宇宙技術などは世界でも一流、石油・天然ガスなど資源は豊富だというのに、やりようによっては国民はもっともっと豊かになれるのに…。


以上


プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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