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「経営者ゴーン」の功罪

「経営者ゴーン」の功罪
 朝日新聞18年11月23日
「経営者ゴーン」の功罪
 毎日新聞18年11月24日

 11月22日の日産取締役会では、ルノー出身の取締役2人は、「事態がよく分からない。態度を決める前に事実関係を知りたい」と解任に反対しそうな雰囲気もあったという。しかし、長時間にわたる証拠も示した説明で、「これはひどい」「少数の人間でこんなことをしていたのか」と驚きに変わり、ゴーン、ケリー2人の解任は全会一致で決まったという。

「経営者ゴーン」の功罪
 日経新聞18年11月23日
「経営者ゴーン」の功罪
 初代日産リーフ電動車(EV)ということで期待したが、航続距離の問題とともに、あまりにもスタイル(外観)が悪すぎた。私はドン亀と呼んでいた。日産はデザインの良し悪しが非常に大事だということを過去痛いほど学んだはずである。何を考えているのか?

「経営者ゴーン」の功罪
 毎日新聞18年8月23日
 アメリカはあまりにも剥き出しの容赦ない資本主義のため、若者のなかには社会主義に憧れる者が増えている。
 貧富の差を是正する措置を講ずるべきである。

「経営者ゴーン」の功罪
 国道11号線を高松市から旧国分寺町(現在は高松市)に入るとすぐにイチョウ並木になる。この時期は特に目立つ。
「経営者ゴーン」の功罪
 庭に樫(かし)の木が十数本ある。去年はどんぐりが大変多かったが、今年は本当に少ない。裏作というものがあるのか?夏の猛暑のせいなのか?





 「経営者ゴーン」の功罪


 日産会長だったカルロス・ゴーン氏が伝えられるように会社を食いものにするほど強欲だとは知らなかった。しかし、5年半以上前のブログに書いたように、私は世間が言うほどにはゴーン氏を評価してこなかった。年間10億円ほどの役員報酬に関しては、世界基準からして当然だと思っていたので文句はない(アメリカの一部経営者はベラボーで問題)。

 2000年頃からゴーン氏がやってきたことは、日産建て直しのため、剛腕で、あらゆるしがらみや私情を排してやるべきことをやっただけである。そのやるべき計画というのは日産社内から出てきた。それらをまとめたのが「日産リバイバルプラン(NRP)」である。

 ゴーン氏を評価してこなかったというのは、日産建て直しに10年かかった(~2010年)として、その後の約10年、少なくとも日本の国内市場を見る限り、魅力的なクルマがほとんどないことである。それが証拠に、かつてはトヨタと覇を競っていた日産が、今では国内5位メーカーになり果ててしまっている。この先数年を見ても魅力的なクルマは出てきそうにない(車雑誌には2年程先の情報まで載っている)。車会社は車で勝負すべきである。そこにあまり期待できそうにない。


 2018年11月23日の日経新聞編集委員の西條都夫さんが、『「経営者ゴーン」の功罪』というコラムを書いている。日産ウォッチャーの私は、西條さんの見方に100%同意する。ご紹介します。


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 カルロス・ゴーン元会長の「犯罪」に注目が集まっているが、ここでは事件からあえて距離を置き、企業のトップリーダーとしてのゴーン元会長の功罪を分析してみる。

 ゴーン元会長の日本での歩みの中で最大の衝撃をもたらしたのは、日産に赴任直後の1999年10月に発表した「日産リバイバルプラン(NRP)」だ。当時の日産は業績が長期にわたって低迷し、売れ筋の車にも乏しく、自動車業界でも「日産は終わった」と突き放す見方が多かった。

 その危機を救ったのが仏ルノーから送り込まれたゴーン元会長の聖域なき改革であり、その基本設計であるNRPだ。ほぼ手つかずだった工場閉鎖や人員削減、「系列破壊」とまでいわれた調達改革などを断行し、長年の非効率にメスを入れた

 影響は自動車だけでなく、隣接産業にも波及した。川崎製鉄とNKKの統合など鉄鋼再編が加速したのは、ゴーン改革による調達先の絞り込みが直接の引き金だった。

 こうした改革の結果、日産はV字回復を果たした。「日産が悪くなったのはしがらみを断ち切れなかった経営のせいで、開発や生産などの車づくりの実力まで落ちていたわけではなかった。ゴーンさんは私たちにそれを気づかせてくれた」と日産社員は振り返る。


 自信回復の波は他の日本企業にも広がった。2000年ごろのいわゆるITバブルの崩壊で業績が悪化したのを機に、松下電器産業(現パナソニック)コマツは事業や関連会社を思い切って整理し、業績を立て直した。

 一時的な痛みは覚悟のうえでウミを出し、心機一転、再出発する――。基本的な発想はゴーン改革と同じであり、そこから学ぶことも多かったのだろう。コマツの再生を主導した坂根正弘元社長は「ゴーンさんは常に意識する存在だった」と述べたことがある。

 
 今から振り返れば、ゴーン元会長が日産の経営に専念していた05年までが最も輝いていた時期かもしれない。ルノーと日産の両社のトップを兼ねるようになって以降はやや精彩を欠いた。

 中国への積極投資や三菱自動車への出資などで日産・ルノー連合の規模はトヨタ自動車と肩を並べるまでに巨大化したが、収益性やエコカーの技術力などもろもろひっくるめた会社の総合力ではまだまだ差が大きいのが実態ではないか。

 「コミットメント(必達目標)」はゴーン経営の代名詞にもなった言葉だが、実は最近の中期経営計画はほとんど未達に終わっている。17年3月期までの6年間の計画「日産パワー88」は期間中に電気自動車を150万台売るという目標を掲げたが、実績は30万台前後にとどまった。

 目標と結果がここまで乖離するのは、そもそも計画を策定する側が市場の実態をきちんと把握できていないか、販売や開発の士気がよほど低下しているのか。いずれにしても、会社が重大な問題を抱えているというシグナルに違いないが、そこに日産経営陣が機敏に手を打つ気配は感じられなかった。

 過去19年でゴーン元会長は何を残したか、その歴史的評価が定まるのはゴーン元会長が去ったこれからかもしれない。


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(感想・意見など)

 自動車業界は現在100年に1度という大変革期にある。CASEと言われている。はコネクティド化、クルマがありとあらゆるものに「つながる」時代になる。は自動運転。2019年には完全自動運転車を実現すると言っているメーカーもある。はシェア化、サービス化。時代は「所有から共有」へと変わっている。は電動化。徐々にエンジン車から電動車に移っていくと言われている。

 AI(人工知能)が幅を利かす時代になる。今後10年から15年で世界はガラリと変わる。些事(さじ)にこだわってはならない。大きな流れを見失なわず対処するほかない。


以上


プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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