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菊池寛展に行ってきた

菊池寛展に行ってきた
 菊池寛 生誕130年、没後70年記念展のポスターなど。
菊池寛展に行ってきた
 サンクリスタル高松。1・2階は高松市中央図書館、3階は菊池寛記念館、4階は高松市歴史資料館。
 今回の菊池寛展は4階であった。思いのほか充実していた。3階の菊池寛記念館も見てきた。

菊池寛展に行ってきた
 菊池寛の生涯を紹介する漫画を売っていたので買ってきた。500円。
菊池寛展に行ってきた
 百舌坂(もずざか)
 なぜ百舌坂と言うのかと思っていたら、昔、菊池寛少年がこの辺りで百舌をつかまえて楽しみ、「百舌博士」と呼ばれていたのに因んで名付けたという。
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菊池寛展に行ってきた
 マック香西店の駐輪場。期末試験が近いためか、昨日、今日と自習する中・高校生たちで席が取れないほど。
菊池寛展に行ってきた
 マックで咲いていた花。





 菊池寛展に行ってきた


 先日、菊池寛展に行ってきた。といっても、高松市中央図書館にはしょっちゅう行っているので、1階からエレベーターで4階に上がるだけ。

 大昔、「末は博士か大臣か」という映画を見たことがある。寛役は確か、フランキー堺が演じていた覚えがある。寛は四番町小学校の先輩。その関係で、「末は博士か――」を見たのかも?


 菊池寛は高松市生まれの文豪である。作品としては、「父帰る」「忠直卿行状記」「恩讐の彼方に」「真珠夫人」などがある。

 寛(ひろしであるが、かんと呼ばれることが多い)は明治21(1888)年生まれ、高松藩の儒者をつとめた学問の名門、菊池家の血を引いている。寛の父は没落士族。

 寛君は非常に記憶力が良かったらしい。高松中学校(今の高松高校)のとき、家と学校の中間に高松図書館ができて、約2万冊の蔵書のほとんどを読んでしまったらしい。

 22歳のとき、第一高等学校(今の東大教養学部)に入学。25歳のとき、友人のマントだったかの窃盗事件に巻き込まれて退学処分となる。

 友人の成瀬正一(なるせ・せいいち)の両親が香川県三木町出身で、成瀬家の援助を受け、京都帝国大学に入学する。寛は一生恩にきていたという。

 寛26歳、芥川龍之介22歳のとき、第三次「新思潮」を創刊。メンバーは山本有三、芥川、久米正雄、佐野文雄、成瀬、土屋文明、松岡譲、菊池など超豪華。その他にも寛の周りには、直木三十五(さんじゅうご)、川端康成、横光利一などなど多士済々。長谷川町子(サザエさん作者)と縁があったのには驚いた。


 寛の功績は、「生活第一、芸術第二」のモットーから、作家活動以外にも、文藝春秋社の設立、「芥川・直木賞」「菊池寛賞」の創設、著作権の擁護、作家の地位向上など数々ある。

 現在の月刊誌「文藝春秋」にも寛のアイデアに発する企画が詰まっているのに驚いた。文士劇、作家などの全国講演なども寛が始めたという。

 若くして亡くなった友人を悼んで「芥川・直木賞」を創設したが、これには作家の生活を安定させる狙いもあった。実際、記念館には歴代の「芥川・直木賞」受賞者の写真がずらっと貼られていたが、それを見ると、寛の理想がそうとう実現しているなと思わされる。文壇の大御所と言われた所以である。

 意外に面白かったのは歴代の「菊池寛賞」受賞者の写真を見たときである。非常に広範な分野に及んでおり、文壇に限らず、あらゆる分野で頑張っている人・団体を元気づけたいとの思いが現れている。寛に足を向けて寝られない人は何千人といる。

 寛は多趣味で、将棋、麻雀、競馬、野球、水泳、卓球、テニスなどのスポーツも好きだったらしい。寛がいたころの文藝春秋社では、仕事中に社員が将棋をしたり卓球をしたりして遊んでいたらしい。それでいながら仕事はしっかりしていたという。

 競走馬をたくさん持ち、今でいう天皇賞で優勝した馬も持っていたらしい。また、将棋連盟とかのいろいろな会長などもしていたという。

 子どもさんらの回想によると、人間が好きで、よくお金に困った人が借金に来ていたという。寛は着物の袂(たもと)からくしゃくしゃのお札を適当に渡していたという。家族サービスなどもちゃんとしていたらしい。

 寛は、確か映画会社の「大映」の初代社長だったはずである。その後「大映」が倒産して資料が散逸したのか、その点に触れられていなかったのが少し残念。


 それにしても、菊池寛の大正末期から昭和前半の日本文化に対する貢献には非常に大きなものがあったと思わせられる。


以上

 
プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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