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歴史には「進歩」も「必然」もない

日本は朝鮮統治で間違いを犯した
 (WAC) ★★★★★ 994円

歴史には「進歩」も「必然」もない
 同上
 「歴史は段階的に発展していかない」

 産経新聞からの引用文が分かりにくい方は、この本のP194から読んで下さい。話し言葉ですし、いろいろな例も挙げていますので理解し易いと思います。

歴史には「進歩」も「必然」もない
 産経新聞2018年9月4日
歴史には「進歩」も「必然」もない
 故・東京外国語大学名誉教授・岡田英弘さん著 (文春新書) 864円

歴史には「進歩」も「必然」もない
 老後の楽しみのため『岡田英弘著作集』全8巻(藤原書店)を揃えている。
 われわれは、ヘーゲルやマルクスに騙されていた。岡田英弘さんの評価は今後ますます高まると思っている。

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歴史には「進歩」も「必然」もない
 先日久しぶりにフィットネスクラブに泳ぎに行った。
 私はディータイム会員なので、午後6時以降や日曜・祝日は1080円支払う。平日の5分の1くらいの混みよう。
 やはり定期的に体を動かす必要がある。

歴史には「進歩」も「必然」もない
 四国新聞2019年5月5日

 「音楽で街を彩る『高松ミュージックブルーフェス2019』が4日、高松市の中央商店街で始まった。大型連休でにぎわう街中にジャズやポップス、ハワイアンなど多彩な音色がひびき渡り、大勢の買い物客らが足を止めて演奏に聴き入った。最終日の5日はサンポート高松周辺に会場を移して開催する」

歴史には「進歩」も「必然」もない
 高松城(玉藻城)駐車場から太鼓の音が聞こえてきた。
歴史には「進歩」も「必然」もない
 サンポート高松大型テントで何かやっていた。今年は、ジャズトランペッターの日野皓正さんらが出演する。
歴史には「進歩」も「必然」もない
 四国新聞2019年5月6日
歴史には「進歩」も「必然」もない
 サンポート高松、瀬戸芸前回からの出展作(遠景は女木島)。
歴史には「進歩」も「必然」もない
 高松商店街・三町ドーム。右側の店はルイ・ヴィトン。奥は高松三越
 三越の反対側が丸亀町。この写真の右手が片原町、左手が兵庫町
歴史には「進歩」も「必然」もない
 丸亀町G街区・丸亀町グリーン。
歴史には「進歩」も「必然」もない
 同上(三町ドームから400メートルほど南下)。

 久しぶりに高松の商店街を歩いたが、ホテル宿泊施設が増えているのに驚いた。このところ、香川のインバウンド(訪日外国人客)の伸び率は全国1位らしい。






 産経新聞2018年9月4日「正論」欄に書かれた古田博司(ひろし)教授のコラムに頭を殴られたように感じた。これは大問題です。私の学生時代からの課題でもある。ご紹介します。

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 歴史には「進歩」も「必然」もない
 古田博司(ひろし)・筑波大学大学院教授


 1970年代、フランス人が「大きな物語」が終わった、近代が終わったと騒ぎだした。イギリス人は91年にソ連が崩壊したとき、近代が終わったとしらっと言った。ドイツ人は90年代に終わったのは小さな近代だ、これからが本格的な近代なのだ、もう一回やるから「再帰的近代化」だと強気だったが、やがてうやむやになった。アメリカ人は特別で、古代も中世もないから、近代という時代区分に関心がない。彼らにとってはいつも現代だ。


 《ドイツ哲学にだまされた》

 日本人はどうかといえば、長く続いたドイツ哲学の教育体系のせいで、どっぷりと「近代」につかっていた。「歴史は進歩する」と信じていた。冷静に考えれば、そんなことはあり得ないことだ。15世紀に古代帝国として出現したインカは、16世紀に中世スペインからやってきたピサロに滅ぼされてしまったではないか。古代と中世が同時期に共存しているし、一方は古代で終わっている。

 「ありゃ。だまされた」と思った人が「歴史はギザギザしている」と言い出した。そう、だまされていたのだ、ヘーゲルとマルクスに。哲学者の廣松渉(ひろまつ・わたる)さんが「ヘーゲル本人としては、父なる神の時代、子なる神の時代、それにつづく聖霊なる神の時代という具合に歴史が展開すると考えているわけでして、彼の考えでは、自分は聖霊なる神の時代の予言者のつもりだったのではないか」(五木寛之・廣松渉『哲学に何ができるか』)と言っている。

 マルクスの場合はもっと巧妙で、歴史は段階を踏んで進歩する、最終的には社会主義、共産主義が来るので安心して頑張ろうと革命家たちを励ました。結果、いくつかの国で革命がおき、社会主義体制になり、専制支配と身分制で多くの人々が不幸になった


 第一、専制支配と身分制は古代の特徴ではないか。そこに国家が農民を直接搾取する「農業の集団化」がなされたから大変なことになった。これぞ、古代経済への回帰ではなかったか。


 《頭は古代のままだった朴槿恵氏》

 もうだまされるのはよそう。「歴史の進歩」も「歴史の必然」もそんなものはない。でも、あると思っていたので、発展途上国の人々に安心感を与えたことは事実だ。「進歩するんだからみんな近代化できるさ、心配ないよ」。でもこれもそんなことはなかった。産業化できても近代化できるとはかぎらない韓国の朴槿恵(パク・クネ)前大統領など頭が古代のままだった

 セウォル号転覆事件で、李朝の王様のように姿をくらました。宮廷の家臣が王様に告げ口し、王様が明の皇帝に告げ口したようにイガンジル(離間策)外交を展開し、筆禍で人々を見せしめの裁判に引き出し、ムーダン(シャーマン)崔順実(チェ・スンシル)の国政介入を許し、事大主義(大国の臣下)の中国パレード参加とか、書かれたウソの「韓国史」でなく、ぜんぶ体に染みついた本当の朝鮮史の方を体現してしまった。これだから歴史家は、出来事に矛盾のないように歴史を作らなければならないのだ。

 そう、歴史は進歩しない。だって、目の前を見てほしい。さっきのあなたはもういない。自然の時間は生まれては消え、消えては生まれ、出来事の連鎖があなたの中に残るだけだ。でも、それだけでは世界がうまく認識できない。ちゃんと因果のストーリーがないと、世界をうまく歩けないのだ。

 でもそれなしで、世界を歩いてきた人たちもいた。古代エジプト人やイスラムに征服されるまでの古代インド人など、因果に気づかなかったので、歴史に関心がない。だから歴史書が一冊もない。


 《書いてあるのは人間の所業》

 人類は太古からの時間の途中で因果ストーリーに気づくのである。ここから歴史家や史官により歴史書が書かれ始める。年表的に書いても、進歩するように書いてもそれは全部、人間の所業であり自然の時間はあずかり知らない。

 そこでヘーゲル、マルクスの「進歩史観」がウソだったので、便宜的に新しい時代区分を提唱しておきたい、まずは歴史学者、岡田英弘(ひでひろ)さんの論を紹介しよう。

 「さて、そうすると、実際的な時代区分というものを考えなければならない。すでに先ほど簡単に触れたが、結局、人間が時間を分けて考える基本は、『いま』と『むかし』、ということだ。これを言いかえれば、『現在』と『過去』、さらに言いかえれば、『現代』と『古代』、という二分法になる。二分法以外に、実際的な時代区分はありえない」(『歴史とは何か』)

 天才の言うことは過激すぎて、私などとてもついていけない。一応、独立した領主が地方を産業化する歴史の長かった西欧と日本、藩王国のあった北インドなどは、古代→中世→近代→現代としておき、その他は古代→近代(あるいは現代)としておく。アメリカは古代なしの現代だけ中国は古代→現代である。そんなの嫌だという人にはいろいろと考えてもらえばよいと思う。そういうことで、日本の近代は終わった。

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(感想・意見など)

 私は1970年代前半に学生時代を過ごした。学部は一応「社会学部」。

 ソ連のフルシチョフ第一書記が共産党大会で「スターリン批判」をしたのは1956年

 中国の毛沢東が農業と工業の大増産政策である「大躍進政策」を行ったのは1958年~1961年。素人の私が聞いても成功するはずのない馬鹿げた政策であった。案の定、大失敗し、何千万人もの中国人民が餓死した

 ソルジェニーツインの『収容所群島』が発表されたのも確か学生時代。

 そういう事情はあったが、当時は、ベトナム戦争の真っ最中、「反米帝」ということもあってか、学界、出版界、マスコミなども社会主義・共産主義が大きな力を持っていた

 大学でいえば、日本大学、拓殖大学、国士館大学など以外は多かれ少なかれマルクス主義の影響を受けていた。出版界は岩波書店、マスコミは朝日新聞、毎日新聞などはマルクス主義的考え方が支配的であった。


 私はといえば、大学はマルクス主義の影響が大変強く(民青員の巣窟のような大学の寮に1年半いたこともある)、マルクス主義は資本主義の分析は得意ではあるが、ではどうすればいいかはソ連の例、中国の例などを見ても違うのではないかと思っていた。自由とか民主主義とか人権とか「法の支配」とかは大切にしたい

 それで、近代経済学を学ぶ必要があると考え、大部のサミュエルソンの「経済学」を1年以上かけて独学した(その他にも我妻栄の「民法」を独学)。

 そのころからの宿題である。あれから40数年経ったが、現在のロシア、中国などを見ても、社会主義・共産主義が正しいとは思えない。そのために1億人以上の人たちが亡くなった。現在進行形で、中国では、100万人のウイグル族を強制収容していると言われている。高過ぎる授業料である。しかし、古田博司教授のように「歴史には『進歩』も『必然』もない」と言い切るほどの自信もなかった。今後、その考え方も視野に入れて考え続けようと思う。


以上



プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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