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「帰ってきた 笑うナース」

「帰ってきた 笑うナース」 岸 香里(かおり)さん (いそっぷ社) 1404円
「帰ってきた 笑うナース」 同上
「帰ってきた 笑うナース」 スターバックス・サンフラワー通り店(?)
 間もなく開店。マックは苦戦している。どうなりますやら。





 「帰ってきた 笑うナース」

 
 昔、「笑うナース」を読んだ覚えがある。マンガというべきか本というべきか。分量で判断して本にした(コミックエッセイ)。あれから随分経った。

 作者の岸 香里さんは現在40歳。広島生まれ。看護学校在学中に、小学館マンガ大賞に入賞し、マンガ家デビュー。5年間、整形外科医院、産婦人科医院、総合病院などに勤務しながら、マンガ家としても活躍。その後は執筆に専念していた。この間、夫は長崎、本人は東京と15年に及ぶ別居生活。前作「笑うナース」は、このときの病院ナースの体験をもとに書かれた。

 ラジオのパーソナリティを務めたことがきっかけで、訪問看護師として14年ぶりにナースの現場に復帰した。それがこの「帰ってきた 笑うナース」に結実した。

 
 私の家族には病人が多かった。は、入院してみたら、病棟に何人かは15年とか20年来のヌシのような入院患者が必ずいた。それが変わってきたことがこの本で分かる。保険制度が変わって、長期入院を認めたら病院が赤字になるようになった。政府は医療費を抑えるため在宅医療を推進している。

 私の家は、40数年前にできた140戸ほどの一戸建ての団地にある。当時働き盛りだった人たちは、80代、90代である。十年くらい前から、団地内でよくディサービスの送迎車や、訪問診療車、訪問看護ステーションの車を見かけるようになった。

 在宅医療を推進するためには、そのための制度がいる。医療は、①外来、②入院、③在宅に分けられる。在宅でも往診は昔からある。訪問診療は、週1とか2週に1回とか、計画的・定期的に行うものである。

 安心して在宅医療を選択するためには、以下のようなことが必須となる。

 ①主治医が24時間対応可能
 ②主治医が対応できない場合は、別の医師が対応可能
 ③訪問看護ステーションとの連携
 ④緊急時に入院できる病院がある
 ⑤他科の医師、歯科医師、薬剤師、理学療法士、ケアマネージャーなどとの連携、など。

 今後、団塊の世代が高齢者となり、医療費の増大をできるだけ抑えるためにも、この方向に推し進める以外にない。携帯電話やインターネットなどITCの発達も後押ししている。

 この本の中で、人件費に関し、訪問看護師は介護ヘルパーのほぼ2倍と書いていた。3年~4年の看護学校、国試合格、5年程度の実務経験があれば、14年間のブランクがあっても復帰できる看護師という職業は、魅力的だと思った。

 それにしても、いろいろな人、様々な家族のかたちがあるものである。

 この本を読んで以上のようなことを考えさせられた。

 

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プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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