世界経済鳥瞰

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世界経済鳥瞰 本日のスタバ・サンフラワー通り店
 天候がいいこともあり、テラスまで満席、まことに平和。
 ユニクロも30年祭とかでレジ前50㍍の行列を見て、即帰る。
世界経済鳥瞰
 いたるところで咲いているが何の花か?高さ3㍍以上ある。




 世界経済鳥瞰


 世界経済が大変不安定になっている。日経ビジネス11月10日号にニューヨーク大学教授でRGEモニター会長のノリエル・ルービニ氏が世界経済について語っている。抜粋してご紹介します。


 綱渡りを続ける世界経済

 世界経済の原動力のうち、まともに機能しているのは米国だけ
 その米国も、ドル高と政治の膠着で減速は避けられず、金利の引き上げを急ぐのは危険だ
 債務と格差の拡大で構造改革は一層難しくなり、「長期停滞」が続きそうだ


 世界経済は、ジェット旅客機のようなものだ。離陸や嵐雲の回避には、エンジンが4基とも動いている必要がある。ところが、現在まともに動いているのは、英語圏のエンジン(米国と英国)の1基だけだ。

 第2のエンジンであるユーロ圏は、2008年の危機後の再始動がうまくいかず止まってしまった。実際、ユーロ圏はもう一つ何かが起きれば、デフレに陥り、再度の景気後退に突入するところまで来ている。

 第3のエンジンの日本も、やはり、財政、金融両面の刺激策を1年続けて、今や燃料切れ目前だ。


 資源国にも逆風

 新興市場(第4エンジン)は、10年に及んだ世界的な追い風が逆風に変わり、急減速しつつある。この10年は中国の急成長と、米連邦準備理事会(FRB)によるゼロ金利と量的緩和政策があり、コモディティーのスーパーサイクルも追い風になっていた。


 そこで問題は、世界経済はエンジン1基で飛び続けられるのか、そして、いつまで飛べるのかという点だ。

 米国を除く世界経済が弱いということはドル高を意味し、そのために米国の成長は必ず鈍化する。

 石油の供給量は、特に北米産シェールオイルのおかげで増える一方石油の需要はユーロ圏や日本、中国及び多くの新興国で低迷し、どちらも価格の下げ圧力となっている。

 市場の不安定さは拡大傾向にあり、いまだ調整局面にある。


 日銀も今頃になって追加緩和

 このところマクロ経済の悪いニュースが相次いでも、対応すべき政策は打たれないという認識が広まっており、市場にとっても悪い知らせとなっている。事実、欧州中央銀行(ECB)は、国債買い入れのためにどこまでバランスシートを拡大するかを決めかねている。

 日本でも、2014年4月に消費税を引き上げたことが成長の妨げとなり、2015年10月に予定されているさらなる引き上げがもっと成長の足を引っ張ることになるとの証拠が得られた今頃になってようやく、日本銀行が追加の量的・質的緩和を決定したという具合だ。

 財政面ではドイツが相変わらず、ユーロ圏の需要拡大に不可欠な景気刺激策を打つことに抵抗している。

 米国のFRBはこの10月で量的緩和を終え、市場の予想より早く政策金利の引き上げを始める意欲を見せている。FRBが世界経済の回復を待たずして金利を引き上げてしまうと、離陸を途中であきらめる事態に到りかねない。 

 11月4日の米国の中間選挙で、共和党が議会の支配権を完全に掌握したならば、政治的な行き詰まりはさらに悪化すると考えられる。政治の膠着は、米国の成長率拡大に欠かせない重要な構造改革への道を妨げる。


 「長期的停滞」の原因

 主要な新興国も苦しんでいる。BRICSの5カ国(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)のうち3カ国(ブラジル、ロシア、南ア)は、景気後退が近い。

 最大の新興国である中国は、構造的な減速の真っただ中にある。現在7%を超える成長率は、今後2年間は5%程度に下がる。中国政府は、固定資産投資主導による成長から消費主導の成長へという改革をうたってきたが、習近平国家主席の権力基盤が固まるまで、改革は先延ばしされている。

 中国経済がハードランディングすることは避けられるかもしれないが、乱高下や揺れは避けられないだろう。

 大半の先進国デレバレッジ(債務の削減)が進んだため、世界経済全体が墜落する危険性は低くなっている。

 多くの新興国は今も着実に経済成長を続け、健全なマクロ経済政策を維持しつつ、さらなる成長を実現すべく構造改革に着手している。

 現在、潜在的産出量を超える成長を見せる米国は、差し当たり世界経済を十分に支えることができている


 だが、この先には大きな障害が待ち構えている。先進国の公的債務は依然として大きく、拡大を続けている。このままでは、特にユーロ圏と日本は、債務を維持できなくなる恐れがある

 格差が拡大しているため、再分配される所得は、貯蓄傾向の高い者(富裕層と企業)に流れる。しかも、資本集約的で労働節約型の技術革新の進展により、格差は一層拡大する傾向にある。

 この莫大な公的債務と拡大する格差という組み合わせが、「長期的停滞」を招いている原因かもしれない。そうした停滞期にあっては、構造改革を実施することは政治的に一層困難になっていく。

 改革どころか欧州でも、北米でも、アジアでも、ナショナリズムと移民排斥を掲げる大衆主義的な政党が支持を集め、自由貿易と労働力の移動の妨げになっている。こうなると世界経済の成長はさらに弱体化しかねない。


 リフレ策で新たなバブルのリスク

 非伝統的な金融政策は、主に資産リフレの恩恵を最も受ける最富裕層を富ませてきた。だが、リフレは今、資産バブルを膨らませているかもしれない。

 幸いなことに、高まりつつある地政学的リスク(中東の戦闘、ロシアとウクライナの紛争、香港の大規模デモ、中国と周辺諸国の領有権を巡る対立など)と地理経済学的脅威(エボラ出血熱や地球規模の気候変動など)は、まだ金融的な感染拡大には至っていない。

 それでも、これらのリスク要因は、設備投資と消費を減速させている

 要するに世界経済は今エンジンが1基しか動かない状態で、危険な黒雲の中を飛んでいるようなものだ。しかも乗客の間では様々な争いが起きている


以上


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プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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