インダストリー4.0に注目

インダストリー4.0に注目 日経14年12月9日
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 インダストリー4.0に注目


 今夜NHK「ニュースウォッチ9」ドイツ経済について取り上げていた。その中で「インダストリー4.0」に触れていたが、昨年秋ごろより「インダストリー4.0」あるいは「ⅠoT 」「インダストリアル・インターネット」なる言葉をよく聞くようになった(NHKニュースではロボット+人口頭脳AI+ITなどの組合せと説明)。

 まだ概念ははっきりしないが、一定の方向性は見えているように思われる。世界中を巻き込む動きなので、ここで国際標準化争いに負けると、日本企業は単なる部品供給会社(=その他大勢)になりかねない。一例ではあるが、アップルのⅰPhoneがそうである。重要部品の多くは日本企業製であるが、利益の大部分はアップルにもっていかれている。非常に重要な動きであると思われるので、今後とも注目していきたい。

 
 日経新聞14年12月9日の記事が上手くまとめている。抜粋してご紹介します。


 考える工場
 ドイツから新産業革命


 車、電機、機械産業が集うドイツ南部。カイザースラウテルンにある人工知能センター。シーメンスなど独製造業10社が参加する「近未来工場」の実験が始まった。

 生産する製品の材料が近づくと、機械がICチップの情報を読み取って必要な工程を指示し、複数の生産設備を最適のラインに組み替える。人は不要。機械同士が「会話」して、どんな製品でも生産する究極のフレキシブルラインだ。「インターネットの進歩で究極の多品種少量生産が可能になった」。

 狙うのは工場の枠を超えた連携だ。自動車なら素材や部品メーカーから販売店、電力、輸送会社などまであらゆる産業がネットでデータをやり取りする極めれば在庫ゼロ、人件費やエネルギー消費も最小化できる。いわばドイツ国内が「1つの仮想工場」。10年以内に独製造業の生産性を5割前後高めるという。

 キーワードは「第4次産業革命」を意味する「インダストリー4.0」だ。18世紀の綿織物工業の機械化が第1次産業革命。電気による大量生産時代の20世紀初頭が第2次、コンピューターによる自動化が進んだ1980年代以降が第3次革命だ。第4次は自動化された工場が業種を超えてネットワーク化され、国家として立地競争力を競う時代

 米国やアジアとの競争を前に「ドイツの強みである製造業を底上げする」。3年前に4.0を提唱した1人、独SAP元社長は話す。

 ドイツの革新は焦りの表れでもある。3Dプリンターでは今や米国がせっけん。産業分野のネット活用では米ゼネラル・エレクトリック(GE)が先を行く。「中国製造2025」。ロボットの導入が本格化し始めた中国でも、政府内で25年までに製造業を知能化させる計画が進む。

 「中独両国は単なるモノを売り買いする関係ではない」。10月、独首相メルケルらと会談した中国首相李克強は「4.0」関連の技術交流や標準化への協力でも合意した。

 ドイツ企業や政府は外資にも参加を呼びかけ、スイスのABBや米IBMなどが活動を開始。各国の主導権争いも激しさを増す。「ドイツは世界標準を作るのが得意だ」。日立製作所会長中西宏明は危機感を募らせる。

 モノ作りでなお優位にあるとされる日本。自動化技術も先端を行くが、企業単位や系列内の連携が前提で産業全体でネットワーク化する取り組みは視野の外にある。

 「考える工場」同士がつながれば、競争力は飛躍的に高まる。ドイツ産業革命のうねりは20世紀後半の製造業の勝者の条件を根底から覆すインパクトを秘める

 
以上
 
 

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teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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