欧州車、でたらめ燃費とか

欧州車でたらめ燃費とか 日経ビジネス14年12月29日号
欧州車でたらめ燃費とか





 欧州車、驚愕のでたらめ燃費


 日経ビジネス12月29日号にまさかと思われる記事が載っていた。The Economistの記事らしい。抜粋してご紹介します。


 欧州において自動車メーカー各社が宣伝する燃費の表示が実態とは懸け離れていることが判明した
 燃費テストを行う方法がもはや時代遅れで、悪用される抜け穴が多いことが原因だ
 CO2輩出規制で世界をリードしてきただけに、対応を誤れば欧州は環境保護における信認を失いかねない


 燃費テストには改造車を使う

 メーカーによる燃費の表示やCO2排出規制に合致しているかどうかの根拠となるのは、型式承認テストにおける結果だ。

 だが、欧州の環境保護団体である欧州運輸・環境連盟(T&E)が最近、発表したリポートによると、テストコースで得られる燃費の数値と実際の道路を走った場合の燃費の間には、大きな乖離があることが判明した。

 環境問題に取り組むNPO国際クリーン交通委員会(ICCT)が、欧州におけるクルマの所有者たちから得たデータを分析したところ、2013年の一般道路におけるクルマの実際の燃費は、メーカー各社が宣伝などでうたっている数値に比べ、平均で38%悪いことが判明した。

 問題は、欧州における燃費性能を測るテスト方法が時代遅れで、悪用される抜け穴も多いという点だ。

 例えば、自動車メーカー各社は、テスト用には特別なプロトタイプの車両を送り込んでいる。可能な限り、燃費が良くなるよう改造しているのだ。

 具体的には、サウンドシステムといった重い付属品だけでなく、サイドミラーまで取り除くのはほぼ〝常識〟で、エンジンが円滑に作動するよう特殊な潤滑剤を使ったり、空気抵抗を少しでも減らすため、車体とドアの継ぎ目などにテープまで貼ったりする。タイヤも、抵抗の小さいタイヤに特別なガスを注入することで、少しでも燃費を良くしようといった具合だ。


 ダイムラー、BMWが長けている

 走行テストの内容については国の規制当局が監視するが、実際のテストは自動車メーカーが有料でテストを行う専門の会社に依頼する形を取る。

 こうしたテストの実施を請け負う会社は、どこも顧客を獲得しようと自社ならばいかに走行条件を「最適化できるか」を巡って競い合う。

 スペインにある人気の高いあるテストコースは、標高の高い場所にあり(空気が薄いと、抵抗が軽減される)、路面も極めて滑らかなので、それだけでも燃費が3ポイント改善されるという。

 独ダイムラー、独BMW、米フォード・モーターは特にライバル各社に比べ、現実の世界を上回る数値をたたき出すワザに長けている。


 その点、米国の消費者は恵まれている。米国における走行テストは現実的な運転により近い形で実施されるからだ。

 自動車メーカー各社が、自ら自社のクルマの燃費を測るテストを行うが、その結果については後から米環境保護局(EPA)によってチェックされる。

 何らかの違反があれば、厳罰が科される。韓国の現代自動車とその傘下の起亜自動車は、複数のモデルについて1ガロン(約3.785リットル)当たりの燃費を数マイル(1マイル=約1609m)ほど過大に誇大表示していたことが問題となったが、両社は11月3日、米当局に対し計3億5000万㌦(約410億円)を支払うことで合意した。


 欧州、環境保護の信任失う?

 EU(欧州連合)の政策執行機関である欧州委員会(EC)は、もっと正確に現実の運転状況を反映できる新たなテストを2017年までに導入したいとしている。だが、ドイツとフランスの自動車メーカーは、それぞれの政府に対し、この措置を遅らせるよう圧力をかけている

 そうなれば、欧州は地球環境保護に関する信認を一気に失うことになるだろう。


以上


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teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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