「イスラム国」の起源

「イスラム国」の起源 日経新聞15年2月2日
「イスラム国」の起源 (842円) 
「イスラム国」の起源
 「イスラム国」の少年がロシア人捕虜を射殺
「イスラム国」の起源
 「イスラム国」兵士が人質を次々と射殺




 「イスラム国」の起源 


 現実の世界はに満ちている。しかし、第2次世界大戦の反省から日本国憲法には、「平和を愛する諸国民の公正と信義」を信頼して、わが国の「安全と生存を保持しようと決意した」とうたっている。日本社会党は「非武装中立」を党是としてきた。朝日新聞、岩波書店などの論調もこれに近いものであった。現在も、現実の世界の動きをあまり反映させず、その影響を引きずっている。

 先月出版された文春新書 『朝日新聞 日本型組織の崩壊 』 (朝日新聞記者有志)を読んで驚いたことのひとつは、「はじめに」の中にある次の文章である。
 「今日でも、リベラルな社の論調に共感(幻想)を抱いて入社する者はいるし、化石のような左翼記者もごく少数、煙たがられながら在籍する。だが、社全体として見れば、個々の記者レベルでは、改憲や増税の必要性を認める者のほうが、もはや多数派である」

 多くの人が、遅々としてではあっても、歴史は少しずつ進歩すると思っていたはずだが、最近の世界情勢はそれを裏切るものばかりである。特に、中東や北アフリカなどの動きは歴史を何百年も巻き戻すものである。この動きは絶対に許せるものではない

 日経新聞2月2日に池上 彰さんが現在にいたる戦後の歴史を簡潔にまとめている。抜粋してご紹介します。

.......... ..........


 第2次世界大戦後、世界は、3度目の世界大戦が起きないようにと、国際連合を組織しました。
 しかし、東西冷戦が始まり、米国とソ連は対立するものの、実際の戦争にはならずに「冷たい戦争」を戦います。

 その一方、米国とソ連の対立の周辺部で代理戦争が勃発します。朝鮮戦争であり、ベトナム戦争、アフリカのアンゴラ内戦でした。

 それだけに、ベルリンの壁崩壊に続く東西冷戦の終結は、新しい歴史の幕開けでした。ようやく平和な世界が来る。そう思ったのですが……。


 実際には、各地で地域紛争が頻発します。東西冷戦というタガがはずれ、それまで隠れていた民族主義や宗教心の高揚が起きたのです。

 中東では、イラクのフセイン大統領が、金持ちの隣国クウェートを侵略します。これに脅えたサウジアラビアは米軍に支援を要請。米軍がサウジに駐留する一方、米国主導で多国籍軍が組織され、イラクを攻撃。イラクはクウェートから撤退しました。

 しかし、異教徒がイスラム教の聖地であるサウジに駐屯したことに怒ったウサマ・ビンラディンは、サウジ国王の方針を批判し、国外追放になります。

 ビンラディンはアフガニスタンに移って反米テロネットワーク「アルカイダ」を組織し、米同時多発テロを引き起こしたのです。

 怒った米国は、アフガニスタンを攻撃。さらにイラクまでも攻撃して、フセイン政権を倒しました。これにより、イラク国内は大混乱。内戦状態の中で「イラクのイスラム国」の前身組織が誕生します。

 隣国シリアが内戦状態に陥ると、「イラクのイスラム国」は「イラクとシリアのイスラム国」に名前を変えてシリア内戦に介入します。

 ここで力を蓄えた組織はイラクに戻って、「イスラム国」に改名。もはや活動領域はイラクやシリアにとどまらない、イスラム世界全体を統一するのだという野望を示したのです。

 民族主義と宗教心の高揚それが各地に過激組織を生み落としました


以上


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teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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