中国人の行動原理

中国人の行動原理 産経15年3月5日
中国人の行動原理
 ニューズウィーク日本版15年3月3日号
中国人の行動原理 朴正熙(パク・チョンヒ)韓国元大統領
中国人の行動原理
 『困った隣人 韓国の急所』より





 中国人の行動原理


 産経新聞3月5日「石 平(せき・へい)のChina Watch」欄を抜粋してご紹介します。非常に興味深い。


 春節と中国流「家族中心主義」


 2月19日から約1週間、中国は伝統の「春節=旧正月」を迎えた。期間中、全国で延べ約28億人が移動する計算となったが、その大半は家族と会うための帰省である。とにかく春節となると、どんなことがあっても家族の元へ帰っていくのが中国人の不動の習性である。

 血縁による家族的つながりは昔から、中国伝統社会の統合原理でもある。近代以前、地域社会では同じ祖先と名字を持つ多くの家族が集結して「宗族(そうぞく)」をなすのが普通だった。この宗族こそが人々の社会生活の中軸であった。

 何百、何千世帯からなる宗族は強い同族意識と連帯感の下で自分たちの閉鎖した社会を作って共通ルールを守り、互いに助け合って生きてきた。長い歴史の中で、戦乱があっても王朝の交代があっても、宗族だけが生き残る

 中国人特有の「家族中心主義」もそこから生まれる。この国では古来、社会生活の中心はあくまでも宗族あるいは家族であって、宗族を超えた「公」の意識が非常に希薄であった。人々は常に自分たちの家族や宗族を中心に物事を考えて行動する。その際、「家族のために」「一族のために」というなら、「公」の利益を損なうことや他人に迷惑をかけることも平気でやってしまう。

 たとえば、官僚の腐敗汚職は中国史上の「不治の通病」といわれる。昔は1人が官僚にでもなれば、一族全員を富ませて繁栄させる重大な「責務」をおのずと背負うことになるから、賄賂に手を出さずにはいられない。「一族あって公無し」は中国人の昔からの行動原理である。

 
 毛沢東時代になると、それこそが社会主義国家建設の障害だ、と考えた彼は、人民公社運動を進めて伝統の宗族を破壊し、人々を社会主義の「公」に再統合しようとした

 しかし、その試みは見事に失敗に終わった。無理矢理に人民公社に入れられた中国の農民たちは、誰もが「公社」のために働こうとはせず、自分たちの家族に残された「自家保留耕地」の耕作に精を出すばかりであった。その結果、「公」の社会主義経済は沈没の一途をたどる。

 この状況を徹底的に変えたのが鄧小平氏であった。その考え方は実に簡単である。人民公社を解体して耕地を各家族の「責任田」に戻すだけで、人々は再び汗水を流して働き始めた。これで中国は、食うや食わずの毛沢東時代から飽食の鄧小平時代へと変わった

 結局、カリスマ指導者の毛沢東氏にしても、中国人の「家族中心主義」の壁を破ることができなかったし、鄧小平氏の成功は結局、中国流の家族意識に配慮した結果にすぎなかった。

 その半面、鄧小平時代からの「家族中心主義」の復活はまた、官僚の腐敗の蔓延や「公」の秩序と倫理の崩壊をもたらした。一族のために収賄に励む共産党幹部が続出する一方、家族や一族の中で「良い人」で通している普通の庶民も、公の社会に出れば、いきなり豹変して嘘をついて人をだましたり、「有毒食品」を作って、もうけたりして平然と悪事を働くのである。


 このような現象の蔓延は逆に人々の社会に対する不信感を増幅させ、「家族がすべて」との風潮をよりいっそう広がらせる結果となる。そういう意味では、「公」を食いものにしたあしき「家族中心主義」こそが中国社会の最大の病巣といえるのだが、それを治す「薬」はなかなか見つからない。

 このままでかの国は果たして本物の近代国家になれるのか、甚だ疑問なのである。


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(感想・意見など)


 上記は大中華の行動原理である。当然、小中華であるコリアンも強く影響を受け、同じようなものだと思われる。

 韓国の朴正熙大統領は、日本流の教育を受け、明治維新に憧れていた。また、自民族の宿痾ともいうべき一族のための腐敗汚職をよく承知していた。だから、大統領在任中、一族を首都ソウルには住まわせなかったと言われている。いくら自分自身が潔癖であっても、一族の誰かが腐敗して収賄することを恐れた。それは免れたが、結局暗殺されてしまった。その他の大統領経験者は、殆どが腐敗・汚職にまみれ、晩節を汚している

 今の朴槿恵(パク・クネ)大統領が家族を遠ざけ、側近をあまり重用しないのも、自民族の宿痾をよく承知し、父に習ったものだと思われる。


以上
 

 

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teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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