アジア「情報戦」影薄い日本

アジア「情報戦」影薄い日本
 朝日14年8月17日
アジア「情報戦」影薄い日本
 朝日15年3月2日(写真は始皇帝陵・兵馬俑の米補佐官たち)
アジア「情報戦」影薄い日本
 今日のレインボーロード(右の建物は桜井高校)
アジア「情報戦」影薄い日本
 コウヨウサクラは満開




 日本は、チャイナやコリアなどとのプロパガンダ(宣伝)戦 に負けている。彼らのような鉄面皮な主張はできないしするべきでもないが、事実はきちんと発信し、誤りは正す必要がある

 朝日新聞の記事を2本抜粋してご紹介します。


◆ 朝日新聞14年8月17日 アメリカ総局長 山脇 岳志さん


 知日派からの警鐘
 アジア「情報戦」影薄い日本 

 知日派の学者、ケント・カルダーさんが、最近、力作を世に問うた。 
 「Asia in Washington(邦訳・ワシントンの中のアジア)」

 「執筆のきっかけの1つは、日米が強い協力関係にあるにもかかわらず、中国や韓国、日本の(保守派の)一部グループが、日米関係を複雑にしてしまっていることでした」

 本の内容の一部を紹介する。

 ●ワシントンの総人口に対する外国籍の居住者の割合は、1970年から30年間で、3倍近く増加した。

 ●人口や国力とワシントンで目立つかどうかは、あまり関係がない。シンガポール、韓国、台湾などは非常に目立つ一方、日本は目立たない。例えば、韓国の首脳は両院合同会議で6度演説しているが、日本はゼロ。

 ●中国や韓国はワシントンで存在感を高めるための活動や、「アジェンダ・セッテング(議題設定)」に力を入れているが、日本の米国での宣伝活動は伝統的にニューヨーク中心である。


 実際、中国のプロパガンダはすさまじい
 
 中国の国営放送CCTVは、2012年にワシントンに進出。米国人ジャーナリストを雇うなどして、中国のイメージ向上を狙う。

 ワシントン・ポスト紙には月に1度、中国共産党の影響下にあるメディア「チャイナ・ウオッチ」が、別刷りとしてはさみこまれる。歴史問題などをからめ、日本に批判的な記事がしばしば載る。

 中国は、米議会の議員スタッフを自国の視察旅行に多数招待し、「親中派」づくりに励んでいる(→2本目の記事を参照)。

 韓国政府とつながりが深い研究機関「KEI」は、日本の外務省系研究機関の撤退後、規模を拡大して活動を続けている。

 「問題が起きるサイクルはどんどん早くなっています。(中韓のように)大使館以外のルートも使って、課題にすばやく対応することが重要です」とカルーダさん。日本も、発信の「拠点」を作ることが大事だという。


 もちろんワシントンの大使館の役割も重要である。
 ある日本大使館幹部は、米国の政府関係者や研究者が、無意識のうちに、中国が浸透させたがっている言葉や概念を使うのに驚いた。「それは中国の見方ですよ」と釘を刺すのも、仕事の一つだ。

 シンガポールの前大使は、ワシントンに16年間駐在して人脈を広げ、存在感を高めた。

 日本大使館では、せっかく米国に人脈を築いたとたん、異動となるケースも目立つ。大使や広報担当の幹部は長く滞在し、「情報戦」に携わったほうが良いように思う。


........... .......... ...........


◆  朝日新聞15年3月2日 (西安=奥寺 淳さん)


 中国、「接待旅行」攻勢

 中国政府が、米連邦議会議員の補佐官たちを続々と視察旅行に招いている。米国―中国間の往復機は、ビジネスクラス。北京、西安、深圳を10泊11日で回り、宿泊先はいずれも五つ星のホテル。 「費用は1人100万円を軽く超える」という。その全額を中国政府が負担した。

 今回、招かれたのは上下両院の外交、情報、金融委員会などの委員を務める議員の補佐官ら。ミサイル防衛の専門家もいる。

 官僚が中心になって法案をつくる日本などと違い、大統領制の米国では、議員にしか法律の立案は認められていない。それだけに補佐官は、政策への影響力が大きいといわれる。

 昨年、日本は外務省が10人を東京や広島などに招いた。一方、中国政府が招いた補佐官は200人にのぼる。しかも、視察先には抗日戦争記念館など政治色の濃い施設も含まれることがある。

 ワシントンにある米アジア協会だけでも、補佐官を招く視察旅行は年7回前後にのぼり、今年8月には100回に達する。これまでに約1800人の補佐官を中国に招待したという。

 中国政府の窓口になっている団体は、さらに3つある。約1万5千人いる米議会補佐官たちを、中国が経済力を背景に取り込もうとしている


以上


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teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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