中国 先進国への道はハーフハーフ

中国先進国への道はハーフハーフ
中国先進国への道はハーフハーフ
中国先進国への道はハーフハーフ
 近隣諸国と揉めながら、南沙諸島・西沙諸島を強引に基地化している。





 中国 先進国への道はハーフハーフ


 中国は、「一帯一路」とか「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」とか、次々大きな花火を打ち上げて大変威勢がいいように見えるが、内実はそうでもないらしい。先進国になれる可能性は半々くらいだという。
 なにしろ規模が大きいだけに、どちらに転んでも世界中に多大な影響を及ぼす。

 毎日新聞15年4月30日の「木語もくご)」客員編集委員 金子 秀敏さんのコラムを抜粋してご紹介します。


 絹の道の落とし穴


 「中国にはあと5年から7年の時間しかない」――それまでに手を打たないと「中所得国のわなに落ちる可能性は50%以上だ」。

 財政相という重いポストにある楼 継偉ろう・けいい)氏が24日、北京のシンポジウムで語った。

 驚くべき発言だ。陸のシルクロードだ、海のシルクロードだという巨大インフラの夢で世界の度胆を抜いた中国なのに、国家の財布をあずかる財政相が、それどころじゃないと冷や水をかけた。

 どこに驚くべきか。「中所得国のわな」だ。「中進国のわな」とも言う。高度成長によって国民1人当たり所得が中進国レベルに達すると、賃金の上昇や労働人口の減少などにより成長は停滞するという理論だ。


 習近平国家主席は、昨年末から中国が高度成長期を過ぎてなだらかな成長が続く「新常態(ニューノーマル)」に入ったと言い出したが、「中国は中所得国のわなには落ちない」とも言っているのだ。

 それなのに氏は、わなに落ちる確率は五分五分以上だと警告した。

 かつて江沢民政権で首相を務めた朱榕基氏は信ずることを直言し、「鉄面宰相(てつめんさいしょう)」の異名をとった。楼氏はこの朱氏の直系。

 習主席は、陸と海の「二つのシルクロード」構想を打ち上げて、中央アジアの「絹の道」に高速鉄道という「鉄の道」を敷いたり、インド洋のシーレーンに多数の港湾を建設しようとしている。

 巨大な外需を喚起して中国国内で余った鋼材やセメントを消化し、経済成長を持続させて中所得国のわなを回避する戦略だ。


 だが氏は講演のなかで「二つのシルクロード」には触れず、わなに落ちないために今すぐ実行すべき政策を列挙した。農村の労働力を都市に移転するための土地制度改革戸籍制度改革、社会保障制度の確立や、市場規制の撤廃など経済構造改革。すべて習政権が2年前に決定した「改革の深化」政策ばかり。

 
 中国は、「二つのシルクロード」建設の資金を調達するために「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」の設立に動きだした。中国の資金力に期待して、アジアからも欧州からも参加国が相次いだ。参加しない日米の国内ではバスに乗り遅れたという焦りが出ている。

 だが氏は率直に警告している。中国が高齢社会に突入するまで残り時間は5年から7年中国には鉄の長城を造る時間も余裕もないのだ。


以上

 

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

最新記事
カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
リンク
カウンター