偶然は重なる

偶然は重なる
 (文藝春秋社) 1728円
偶然は重なる
 (幻冬舎時代小説文庫) 各617円
偶然は重なる
 毎日15年6月19日
偶然は重なる
 ムクゲ(槿) この可憐な花が韓国の国花とは!
 コリアンは、その可哀そうな歴史から嘘をつくことを何とも思っていない。韓国歴代政権には、要求はこれが最後だと言って常に煮え湯を飲まされてきた。1910年ごろまでのコリアは日本の奈良時代か平安時代のようであった。ないない尽くし。彼らはありえないファンタジー史観を作り上げてきた。歴史を直視すべきは韓国である。日本政府は譲るべきでないものは譲ってはならない。彼らは絶対約束を守らない。




 
 偶然は重なる


 20日ほど前に澤田 瞳子とうこ)さんの『若冲』を買った。各紙誌の書評でも好意的に取りあげられているし、なにより、伊藤若冲じゃくちゅう)展を見るため東京や京都へ行くほどの若冲ファンの私としては見逃せるはずがない(CM:香川県の金刀比羅宮にも若冲や円山応挙、高橋由一などの作品がある)。


 私は常に新しい本や作者を探している。3日に1度は本屋に行く。4・5日前、文庫の平積み棚で澤田 ふじ子さんの本を見つけた。4・5冊積んでいる。『公事宿事件書留帳』くじやどじけんかきとめちょう)シリーズ。手に取ってみると、21巻目とある。これは面白いに違いない。21巻続くということはコアなファンが1万人はいる。

 私は江戸時代の小説のファンである。また、警察・裁判もののファンでもある。何年か前に、佐藤 雅美まさよし)さんの直木賞受賞作『恵比寿屋喜兵衛手控え』(講談社文庫)を面白く読んだ。恵比寿屋は公事師である。公事師は公事宿を営んでいるが、現代でいう弁護士、司法書士のような働きをした。非常に興味がある。「恵比寿屋…」は江戸の話。

 私は京都の大ファンである。「公事宿事件書留帳」は京都の公事宿の話である。これは読むしかないでしょう。21巻目からという訳にはいかないので、1巻目と2巻目を購入した。江戸時代もの、警察・裁判もの、舞台は京都、21巻も出ている時代小説とくれば面白くないわけがない。

 
 私は京都で、学生時代アルバイトをよくした。バイク、自転車と機動力もあった。家族に病人が多くこころに屈託があったので、各地の寺社、名所にもよく行った。4年間京都にいた多くの学生の中でも最もいろいろな所に行ったくちだろうと思う。

 京都の中心部は碁盤の目のようになっている。縦の大路は、東から東大路、川端、河原町、烏丸(からすま)、堀川、千本、西大路となっている。横の通りは北から、北大路、今出川、「マル、タケ、エビス、ニ、オシ、オイケ、アネ、サン、ロッカク、タコ、ニシキ…」。地名が出てくるたびに「マル、タケ、エビス…」とつぶやきながら、場所を確認しつつ本を読んでいる。

 
 次のような説明があると痺れてしまう。そうだろうなぁと同感する。

 「京都の町で○○寺や東西両本願寺などは『門前町』や『寺内町(じないちょう)』をつくり、治外法権ともいえる地域を形成していた」
 
 「大寺のまわりには、各地から本山詣でに上洛する信者のために旅籠が軒をつらね、仏具商のほか、信仰にかかわるさまざまな職種の人々が店を構えている」

 「その広さは東西両本願寺を例にとると、合わせて4千数百軒、百二十町もあり、地域には町政を行なう奉行衆すら置かれていた。奉行衆は寺の用人格から選ばれ、江戸幕府の出先機関である京都所司代、東西両奉行所も、○○寺門前町や寺内町の町政に対しては、不可侵の伝統をつづけてきたからであった」

 「ここでの自治は、すべて奉行衆たちによってはかられる。地子銭(じしせん:地代)の徴収、関所札の発行、地域でおこったことなら、犯罪の捜査や処罰まで行なわれ、町奉行所といえども、手をつけかねる一種の租界地だったのである」


 また、京都弁の会話が実にいい。京都人の気質をよく表している。


 
 『若冲』、『公事宿事件書留帳』 の3冊を偶然ここ半月ほどの間に買った。それまでこの2人の作者は存在さえ知らなかった。


 5月18日、日本文学振興会は第153回芥川・直木賞の候補作を発表した。毎日新聞5月19日の記事に、直木賞候補の中に澤田瞳子(37)『若冲』とあった。記事の最後を見て、あっと言った。
 「澤田瞳子さんの母は、『虹の橋』など歴史・時代小説物で知られる作家の澤田ふじ子さん

 澤田ふじ子さんは1946年生まれ、68歳くらい。瞳子さん37歳、勘定は合う。偶然は重なる。


以上


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プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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