小奇麗、こざっぱりと生きる

小奇麗、こざっぱりに生きる
 (幻冬舎) 1404円
小奇麗、こざっぱりに生きる
 女性誌に通常サイズと縮小(プチ)サイズがあるのは知っていた。内容、値段は同じ。
 集英社のMOREは付録つき730円と付録なし600円があるのを発見。表紙のデザインは異なるが、内容は同じ。
小奇麗、こざっぱりに生きる
 私はイザベラ・バードの大ファン。幕末・明治初期に1人で世界中を旅行した英国婦人。そのバードのコミック版が出た!
 (KADOKAWA) 670円





 小奇麗、こざっぱりと生きる


 先日15年7月23日にブログ「スティーブ・ジョブズのタートルネック…」を書いた。人さまざまではあるが、シリコンバレーで働く経営者には、自分のスタイルを決めたらそれを貫く人が多いらしい。要するに、ファッションにあまり気を使いたくない、本来の仕事に打ち込みたい、また、自信があるということだろう。

 今朝仕事をしながら何となくテレビをつけていたら、フジテレビ系の「ノンストップ!」で「ホントに10着!?パリマダムのクローゼット」というのをやっていた。よくは見ていないが、内容は何となく分かる。

 私もファッションにあまり気を使いたくない。ただ、臭いとかフケだらけで不潔そうだとか、鼻毛が出ていたり、髪の毛が寝癖のママ、無精ひげだらけ、というのもイヤである。小奇麗、こざっぱりがテーマ

 村上龍さんのエッセイ集 『 おしゃれと無縁に生きる 』 の冒頭エッセイを抜粋してご紹介します。


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 男性雑誌で、ファッションに関する記事は非常に多い。わたしは、1998年に中田英寿がペルージャというチームに移籍してからイタリアに行くことが増え、いつしか、男はシャツを着ればいいのだということに気づいた。周囲のイタリア人の男を漫然と眺めるうちに、例外なく、全員がシャツを着ていることに気づいたのだった。

 タクシー運転手のおじさんから、ブティックの店員、高給レストランで食事をしているエリートビジネスマン、企業家、政治家に至るまで、とにかく全員シャツを着ていた。しかも、ブルー系のシャツばかりだった。濃淡は別にして、青の無地のシャツ、青のストライプ、チェック、とバリエーションはあるが、とにかくブルー系だった。

 イタリア人の友人に聞くと、「ネクタイが合わせやすく、白だとフォーマルすぎてつまらないから」と、素っ気なかった。よく、ファッション評論家みたいな人が、「イタリア人のおしゃれ」として、赤いパンツやピンクのシャツを紹介したりしているが、あれは、だ。イタリア男ほど、ファッションに関して保守的な人々はいない。

 ところで、わたしの周囲の、著名な文化人とか、仕事ができるメディア関係者の中には、「おしゃれ」な男がいない。わたしも自分がおしゃれだと思ったことは一度もない。その理由は簡単で、充実した仕事をしていて、当然のことながら忙しく、ファッションに気をつかうような時間的余裕がないからだ。

 みんな、経済力に応じた「ごく普通の格好」をしている。凝ったものは着ていない。他人や、女性から、「おしゃれですね」などと言われたいと思う男はいない。普通でも十分に人気があるので、そんな努力は不要なのだ。


以上


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teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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