戦前の反省は生かされているか?

戦前の反省は生かされているか?
 週刊ポスト15年8月21日‐28日号
戦前の反省は生かされているか?
 日経15年9月19日
戦前の反省は生かされているか?
 ノモンハンでの八九式中戦車
戦前の反省は生かされているか?
 大本営発表は嘘八百。
戦前の反省は生かされているか?
 昭和恐慌「娘身売り」 こういう時代背景があった。
戦前の反省は生かされているか?
 毎日15年9月13日「毎日かあさん」
戦前の反省は生かされているか?
 高知の沈下橋 「仁淀川」「四万十川」などにある。VS東京の魅力がある。
戦前の反省は生かされているか?
 香東川(こうとうがわ)のコサギ。これも沈下橋?少し雨が降ると渡れなくなる。





 戦前の反省は生かされているか?


 15年9月2日のブログ「誰も責任を取らない日本」に以下のように書いた。

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 作家の司馬遼太郎さんは、戦争中は戦車隊に所属していた。先の大戦のことを少しでも知っている人なら日本軍の戦車がおもちゃのようなものであることを知っている。日本は第一次世界大戦にほとんど参戦していないのである程度はやむを得ないが、それでもノモンハンの経験はあった。

 ノモンハンで日本軍は、ソ連軍の戦車にこてんぱんにやられた。本来ならその経験を生かして、戦車や武器の近代化に努めるべきであった。しかし、陸軍はなんとノモンハンの情報を徹底的に隠し、なかったことにしてしまった!教訓が生かされるはずもない。

 司馬さんはノモンハン事件をライフワークとして大量の資料を集めていたが、ノモンハンのことを考えると、なぜ日本人はここまで劣化してしまったのだろうと気分が落ち込み、ついに書くことはなかった。


 十数年前か、陸軍参謀だった瀬島隆三さんに対するインタビュー記事を読んだことがある。インタビュアーが「東条英機首相がミッドウェーの惨敗(空母4隻、艦載機多数喪失など)を知ったのは海戦の2年後くらいだったそうですね。そんなことがありえるのでしょうか」と尋ねたのに対し、瀬島さんは「ありえるでしょうね」と答えていた。インタビュアーが「海軍はひどいですね」と言うと、「ま、陸軍もいろいろありますから…」と答えを濁していた。

 本当なら、国家の体をなしていない。戦争どころでない。敵は内部にあり。両者とも国賊ものである。司馬さんの気持ちが分かる。官僚制の弊害極まれりである。


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 上記の件を裏付けるような話が日本経済新聞15年9月19日の1面コラム「春秋」にあった。冒頭部分を以下に引用します。


 政治学者の丸山真男まるやま・まさお)は晩年、自宅のある東京・吉祥寺などで、ダベリングと称し、知人らと座談を楽しんだ。終戦直後、近衛文麿このえ・ふみまろ)と会った話が「話文集」に披露されている。

 近衛いわく、首相の時、中国での戦況を陸軍大臣が教えてくれず、天皇に聞きに行ったという

 明治憲法では、軍事的な作戦の立案や遂行を担う「統帥権 (とうすいけん)」は不可侵とされ、首相でさえ蚊帳の外。結局、国民もウソの発表を信じ込まされた

 現在では、自衛隊の最高の指揮権は首相にあり、戦前のようなことは起きないが、では安保法制のもとで、国会は事態を制御でき、我々に正確な情報は届くのだろうか。


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(感想・意見など)

 明治憲法下の制度的な問題点として、上記の「統帥権の不可侵」「首相の権限不足」各国務大臣と同格。首相に罷免権はなかった)、「軍部大臣現役武官制」軍部が気に入らないことがあると大臣を出さないことで内閣を潰せた)などが挙げられる。現在、これらは克服できている。


 先の大戦の反省というと、ついつい半藤一利はんどう・かずとし)さんや保坂正康ほさか・まさやす)さんなどに頼りがちになりかねない。半藤さんや保坂さんに間違いはないのだろうが、半面の経済の話がほとんど抜けている

 私は、戦前日本が道を間違えたのは、経済運営を失敗したことも大きいと思っている。今後その方面を勉強していきたい。

 
 また、近衛文麿についても勉強したい。この人の責任は非常に重い。当時、血筋(五摂家筆頭)がいいこと、格好がいいこと(姿形、言動)などから国民はじめ各層に非常に人気があったそうである。しかし、節目節目で判断を誤り、行き詰るとすぐ無責任に放り出した。

 英米に喧嘩を売ったかと思うと、「国民政府を相手とせず」と交渉を放棄。ソ連のスパイ・ゾルゲに連座して死刑になった元朝日新聞記者の尾崎秀実(おざき・ほつみ)や風見章などコミンテルン(スターリン)の息のかかった連中をブレーンにしたかと思うと、「近衛上奏文」で軍部の共産主義化を憂いている。

 矛盾に満ちている。八方美人で定見なし。思いつきばかりで決断力なし。実現力不足で無責任。鳩ポッポに似ている?なぜ、このような人物に三度も内閣を任せ道を誤ったのか?勉強したい。


以上


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プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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