What is China?(中国とは何だ?) ③

What is China?(中国とは何だ?) ③
 讀賣15年10月5日
What is China?(中国とは何だ?) ③
 週刊新潮15年10月8日号
What is China?(中国とは何だ?) ③
 北京大学版 (潮出版社) 全8巻 43200円
 佐藤 優氏絶賛 !! とあるが、真実が書かれているか??
What is China?(中国とは何だ?) ③
 中華思想の概念図(華夷秩序)
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 ザクロ
What is China?(中国とは何だ?) ③
 今年初めてキンモクセイの香りを感じた。





 What is China?(中国とは何だ?) ③


 9月下旬、訪米した中国の習近平主席と米オバマ大統領の米中首脳会談東シナ海、南シナ海問題サイバー問題を主要議題としたが、結論をいうと、双方の主張の乖離ばかりが目につくものであった。中国はあまりにも異質で、アメリカではいま、急速に嫌中化が進んでいるという。

 中国は、巨大で、人口が多過ぎ、考え方が異質過ぎる。隣国として、あまり栄えてもらっても影響が大き過ぎるし、分裂・崩壊してもその余波は想像もつかない。朝鮮半島の2国もその考え方は相当異質であるが、規模が小さいため、北の核・ミサイルを除いて、それほど気に病むことはない。中国はそうはいかない。実に厄介な国である。


 週刊新潮15年10月8日号櫻井 よしこさんの「日本ルネッサンス」欄がそのヒントになるかもしれない。抜粋して引用します。


 対中せめぎあい、まず中国を知ることだ


 オバマ大統領との首脳会談でも米中間の溝は埋めきれていない。平行線を辿ったまま、批判を浴びても同じ主張を展開する習体制下の中国を、私たちはどのように理解すればよいのか

 民主主義や国際法という価値観、国の大小に拘わらず、各国の主権は尊重されなければならないという、日本をはじめとする西側諸国にとっては余りにも明白なルールの下で「やってはならないこと」は明らかだ。

 南シナ海で中国が進める7つの島々の埋め立ては、まさに現在進行形の侵略である。そうしたことを指摘された習主席の回答は、批判を物ともしない開き直りともとれるものだ。

 その発言から私たちは中国を中国たらしめている要素に気づかなければならない。


 国際社会の規範に基づけば、他国の領土領海への侵略問題も、サイバー攻撃問題も、胸を張って主張するのは憚られるはずだ。だが、中国の姿勢からはそんな思いは感じとれない。「中国の夢」「中華民族の偉大なる復興」などのスローガンを掲げる中国には、深い歴史的背景がある

 新型大国関係を受け入れ、その確立に協力するよう繰り返し米国に申し入れる中国の行動は、まさに世界規模での価値観の変換を目指すものだ。力をつけた中国はパクスアメリカーナ(米国による平和と秩序の維持)を超えて、中国の価値観や規範に世界が従い、中国の考える平和と秩序を世界に広げたいと望んでいるのではないか。大国となった中国にはそれを要求する権利があると、彼らは考えているのではないか。

 なぜ中国人はこれ程不遜なのか。彼らの考えは日本人の視点で見ていては理解できない。中国人の側に立って彼らの発想で見なければならないと説くのが東京大学教授、平野聡氏の『「反日」中国の文明史』である。


 「智」の力

 氏は、中国文明が生まれ拡大していく過程について、優れた中国文明が、劣位にある漢字を用いない周辺民族に、恩恵に溢れた教えを及ぼし、周辺民族が中国文明を尊敬する形で広がっていったと、中国人は考えているのだと説明する。「この歴史的現象への揺るぎない信頼と確信が、中国文明における世界観の核心を占めている」と説く。

 自らの絶対的優位を信ずる中国文明では、差別が当たり前である。「強きものが弱きものの上に君臨するという鉄の事実を互いに率直に認め」「そのうえで共存を実現させようという構図」が中国文明だと平野氏は説き、「誰もがそこにある上下関係を厳しく守ったうえで、上に立つ者が徳・思いやりを示すことによって、本当の調和が社会にみちあふれ、究極の平和と共存が実現する」と中国人は考えると指摘する。

 ここからさらに発展して、中国文明を最高のものとする思想の中では、周辺諸国の民族は中国文明をひたすら学び、模倣することによって自らの水準を高め、よりよい中国文明の一員となることが期待される

 そこでは、周辺の夷狄(いてき)に対して優れた自らの礼を無制限に模倣させることが大いに奨励される。それが「中国文明の度量の本質」であるからには、たとえば知的財産や著作権の盗用に対し日本や米国が本気で怒っていることなど、彼らには逆に理解し難いと、氏は見るのである。


 現代中国の恨みは、西洋近代文明によって中華の秩序と価値観が打破され、さらに、日本が西洋の価値、制度、流儀をとり入れて成功し、中国の上位に立ったことだ。

 幾重もの耐え難い屈辱感を抱く隣国に、日本はどう対処すべきか

 日本が自らを優れた文明国と位置づけて「徳」を振りかざして外交を行えば、中国と同じ地平に自らを置くことになると平野氏は警告する。それよりも、普遍的価値として確立出来る「智」の力を打ちたてよ、というのが氏の結論である。

 中国の考え方を知ることなしには、日本の道も切り拓けないということである。


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(感想・意見など)


 「中国」あるいは「中華」という呼び方(真ん中の国、真ん中にある華=文明)を嫌って「チャイナ」とか「シナ」と呼ぶ人も多い。北京大学版の『中国の文明』にどのように書かれているかは知らないが、本当にわけの分からない地域である。

 隋や唐は鮮卑系(古代アジアのモンゴル系もしくはトルコ系の遊牧民)であった。元はモンゴルだし、清は満州族である。華夷秩序の夷狄(いてき:東夷、西戎、南蛮、北狄)が天下を治めた漢族は一時ほぼ絶滅しかけたこともある。まさに、What is China?(中国とは何だ?)


 「強きものが弱きものの上に君臨するという鉄の事実を互いに率直に認め」「そのうえで共存を実現させようという構図」が中国文明であり、「誰もがそこにある上下関係を厳しく守ったうえで、上に立つ者が徳・思いやりを示すことによって、本当の調和が社会にみちあふれ、究極の平和と共存が実現する」という考え方の人たちとは、共に天を戴けない。歴史的に、上に立つ者が徳・思いやりを示したことがあったのか?あったとしても稀有な例であろう。パクス・チャイナは御免である

 香港がイギリスから中国に返還された時、多くの香港人がアメリカやカナダ、オーストラリアなどに逃げ出した。台湾人の多くも中国本土の影響が大きくなることを恐れている。私も考えただけで鳥肌が立つ。現在でさえ多くの国民が逃げ出したがっている、おぞましい国である。

 だからこそ、そういう隣人、中国の考え方を知ることが重要である。



以上

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teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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