労組とは何か?国鉄からJRへ③

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 労組とは何か?国鉄からJRへ③


 最終回です。JR東海名誉会長・葛西 敬之かさい・よしゆき)さん10月15日「私の履歴書」を抜粋してご紹介します。


 ■人生の転換点

 本社も「やり過ぎ」に困惑
 国労が「栄転」運動 東京へ戻る


 現場にはびこる悪慣行をやめさせ、国鉄労働組合(国労)に徹底した信賞必罰で臨んだ結果、賃金カットの山ができた。もともと先鋭的な活動家は一握りしかいない。賃金をカットされれば生活にも響くはずだ。組合員の間には動揺が広がっていった。

 妥協しない私のやり方に、仙台の国労も驚いたようだ。同じように驚き、困惑したのが、国鉄本社の職員局だった。

 組合が複数あるため経営がうまくいかないと考えていた当時の職員局は、組合を国労一本にまとめたいという意向を持っていた。だが私の目の前で日々問題を起こしているのは、その国労なのだ。

 このまま厳しい態度をとり続ければ、国労を第一に考える職員局とぶつかる。だが国鉄のキャリア組である私たちが筋の通らない組合の要求に屈したり、水面下で労組幹部と手を握ったりしてきた結果が、いまの現場の惨状なのだ。

 「正式な協定にもとづくのなら尊重します。でも私が問題にしているのは現場の管理者が脅され、無理やり決めさせられた慣行。紙くず以下のものです」。本社にはこう説明し、従わなかった。

 その後もたびたび指導や要請があった。本社を敵に回しているというプレッシャーはなかった。それまでキャリア組に不信感を持っていた部下たちが、私についてきてくれる。現場にいる良識的な組合員たちも同じだ。だれが安定した鉄道の運行をさまたげているのかは明らかなのだから、徹底的にやるまでだ。


 仙台鉄道管理局での勤務は、私の鉄道人生のターニングポイントになった。

 「このまま葛西に仙台にいられては困る。とにかくもう本社に帰してくれ」。いよいよ危機感を募らせた国労は、私の「栄転」運動を始めた。

 しばらくして本社よりも早く、国労の幹部から〝内示〟があった。「葛西さん、栄転先が決まったよ。経営計画室だってさ」。

 国労が要請した通り、そのころの経営計画室には大きな仕事はなかった。ところがこの異動によって偶然にも、国鉄の行き末を左右する極めて重要な鍵を握ることになる。1981年4月、私は東京の国鉄本社に戻った。


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(感想・意見など)

 葛西さんが1981年国鉄本社に戻ってから、時を同じくして国鉄の改革が始まった。当時の国鉄は、営業収入3兆円、そのうち85%が40万人にのぼる職員の給料支払いに消えていた。職員数を私鉄なみの20万人以下に削減する必要があった。また、運賃値上げを政治が押さえ込んできたこともあり、借金は16兆円にもなっていた。分割民営化しか残された道はなかった。


 今日(10月22日)にいたるも葛西さんの「私の履歴書」は1986年分割民営化の途上である。国鉄→JR民営化は世紀の大事業であったことが分かる。以降は日経新聞「私の履歴書」を読んでもらうほかない。


 非常識な労働組合が数を頼んで管理者を脅して無理やり決めた「慣行」「密約」なるものの一端は、12年1月6日のブログ「非公開大好き公務員労組」に書いた。是非読んで下さい。


以上


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プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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