テーブル、ガンガン、怒声響くTPP交渉

テーブル、ガンガン、怒声響くTPP交渉
 産経15年10月24日 
テーブル、ガンガン、怒声響くTPP交渉
 産経15年10月26日
テーブル、ガンガン、怒声響くTPP交渉
 産経15年10月27日
テーブル、ガンガン、怒声響くTPP交渉
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テーブル、ガンガン、怒声響くTPP交渉





 テーブル、ガンガン、怒声響くTPP交渉


 TPP交渉などは直接国益に関するものだけに大変である。交渉が成立したとしても、このあと国会による承認、批准が待っている。簡単なことではない。

 産経新聞10月下旬に「TPP日米協議舞台裏」が連載された。10月26日の記事を抜粋してご紹介します。


 交渉決裂寸前…更迭も覚悟
 「甘利イコール安倍」米側に変化


 大筋合意した環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)は今後、参加12カ国の署名に向け細部の調整に入る。TPP担当相の甘利 明あまり・あきら)は、これまでの日米協議で「更迭」を覚悟したことがあった。

 米ワシントンで昨年9月23、24両日に行われた米通商代表部(USTR)代表、フロマンとの日米閣僚協議。甘利が譲歩案を提示したにもかかわらず、フロマンは歩み寄りの姿勢すら見せなかった

 「ふざけるな!そんな対応しかしないなら、もうやってられない

 甘利は席を蹴り、事務方を引き連れてそのまま帰国した。

 日米協議の頓挫は、年内の大筋合意を目指していたTPP交渉全体に大きく影響する。このとき、甘利は決裂となれば、辞任しなければならない」と周囲に漏らしている。担当閣僚を更迭されることも覚悟した

 しかし、報告した首相の安倍晋三からは、思いがけない言葉が帰ってきた。

 「甘利さん、それでいいんですよ。どんどんやってください。交渉は全て任せます


 甘利がなぜ強気でいられるのか―。いぶかしがる米側は甘利周辺を徹底的に調査し、その言動を細かく分析するようになる。

 米側は「甘利が激怒して部屋を出ていった当初、日米協議の行方をかなり心配していたが、数カ月たってから、あれは演技だったのではとみている」(元ホワイトハウス政策担当者)。

 「甘利イコール安倍」であることを確信すると、甘利の発言に素早く反応するようになった。米側の変化に気付いた甘利は、フロマンとこんな会話もするようになる。

 フロマン「あれもダメ、これもダメと言うが、TPPをまとめる気があるのか!?」

 甘利「安倍政権の中で本気でまとめようとしているのは、俺と首相の2人だ。俺があきらめたら、そこでTPPは終わりだ」

 フロマン「分かった。俺はもう甘利としか交渉しない」


 今年4月20日。来日したフロマンと首相官邸近くの内閣府で行った日米閣僚協議は、目に見える成果が期待されていた。ギリギリの状況の中での〝直接対決〟となったが、フロマンも簡単には妥協しない。

 甘利「事務的に詰め切れていないのに、何をしに日本に来たんだ!」

 フロマン「そうではない」

 甘利「これ以上、閣僚同士で協議を続けても物別れだ。もうお引き取りいただいて結構だ」

 ただ、日米同盟の重要性を認識する2人は、このタイミングで決裂することを回避する。のちにオバマが「中国のような国ではなく、われわれが世界経済のルールをつくる」と宣言したように、TPPは太平洋を取り巻く広大な経済圏をつくるだけではなく、対中外交・安全保障という政治的な側面があるからだった。

 フロマン「いま、われわれはトップの意を受けてここにいるはずだ。もう少し最後の努力を続けてみないか?」

 甘利「それもそうだ。続けることはやぶさかではない」

 一進一退の攻防は翌21日の朝方まで約18時間に及んだ。甘利は自身のホームページで、フロマンとの日米閣僚協議について「穏やかにやっているうちは交渉は進まず、物別れ寸前になって道が開ける、の連続です」と振り返っている。

 そんなフロマンの苦労を知っていたのか、オバマは日米首脳会談の際、安倍にこう耳打ちしたという。

 「ミスター甘利は、なかなかタフネゴシエーターだな」

 (敬称略)


以上


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プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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