柔整師に存在理由はあるのか?

柔整師に存在理由はあるのか?
 毎日15年11月7日
 柔整師の療養費の不正請求は恒常化している。
柔整師に存在理由はあるのか?
 毎日15年11月7日
 NHK夜7時、9時のトップニュースでもやっていた。
柔整師に存在理由はあるのか?
 四国15年11月7日
 住吉会系の経済ヤクザが組織的に療養費を食いものに。
柔整師に存在理由はあるのか?
 讀賣15年11月8日
 肩→膝→腰など「部位転がし」が常態化。保険対象外のマッサージも。
柔整師に存在理由はあるのか?
 日経15年9月20日
 医療費は急激な右肩上がり。健保財政は破綻必至!
柔整師に存在理由はあるのか?
 日刊工業新聞15年11月10日
 国と地方の借金はもう限界。
柔整師に存在理由はあるのか?
 「柔道整復師の施術を受けられる方へ」
 高松市国民健康保険証に同封されて送られてくる注意書。
柔整師に存在理由はあるのか?
 「整骨院や接骨院で施術を受けたみなさまへ」
 別途、「公報たかまつ」でも注意を呼びかけている。柔整師の不正請求の横行は天下周知の事実。
柔整師に存在理由はあるのか?
 秋の香川県立図書館





 柔整師に存在理由はあるのか?


 10数年前にを痛め、知人に勧められて整骨院に行ったことがある。先生の問診のあと、高周波だか低周波治療器だかにかけられて、そのあと20分ほどマッサージを受けた。合計40分ほどで支払いはワンコイン(500円)程度だった記憶がある。2・3回通ったがよくならないので、整形外科鍼治療で治した(その整骨院は潰れたのか今はない)。

 それ以降、整骨院とか接骨院とは何なのかという疑問がある。あのような治療?でなぜ保険が使えるのかという疑問もある

 国民医療費が40兆円を超えたというのに、その保険がよく悪用されるらしい。最近も東京で住吉会系の暴力団が16人、療養費詐取で逮捕された。


 毎日新聞11月7日の記事を抜粋してご紹介します。


 柔整師の保険請求厳格化
 厚労省検討 施術不正対策


 厚生労働省は、柔道整復師(柔整師)やはり・きゅう師らによる施術に公的医療保険を適用する療養費制度について、不正請求対策を強化する検討に入った。

 整骨院などの増加に伴い過当競争状態になり、療養費の架空請求や水増し請求が横行本来は保険を使えないマッサージと変わらないような施術で患者を集める悪質なケースもある。

 同省は年明けにも社会保障審議会の専門委員会などで具体策の協議を始める。


 厚労省によると、整骨院などの施術所は1994年の約2万カ所から2014年には約4万5000カ所に増えた療養費を巡る不正は後を絶たず、柔整師が数千万円を不正に請求した事例もあったという。

 また、肩や腰など症状の出た部分を次々と変えて施術し、マッサージ代わりの利用が疑われるような「部位転がし」と呼ばれる問題も表面化している。


 現在、柔整師の施術で保険が適用されるのは、骨折、脱臼、捻挫、打撲骨折と脱臼の手当てには医師の合意が必要になる。

 療養費は原則、患者がいったん全額負担した後、健康保険組合などに保険適用分を請求する仕組み。

 これとは別に、患者は自己負担分だけを支払い、残りの費用を柔整師が患者に代わって健保組合などに請求する「受領委任払い制度」も特例で認められている。


【柔道整復師】

 厚労省が認可する国家資格で、接骨院や整骨院で施術する。骨折や脱臼などの施術は保険の対象になるが、単なる肩こりや腰痛は対象外で、医療行為はできない。2014年時点で約6万4000人が就業している。  (阿部亮介さん)


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(感想・意見など)

 柔整師のことでもう一つ覚えているのは、10数年前、香川県選出の木村 義雄衆院議員(現在は参院)が厚労副大臣のとき、柔整師の保険請求の厳格化を求めた厚労省通知の撤回を求めたと騒がれたこと。新聞には、木村議員は日本柔整師会の顧問もし、数百万円の献金疑惑があると書かれていたと記憶している。政界の汚さと柔整師会の政治力に驚いた。

 10数年前に厚労省が保険請求の厳格化を求めたということは、20年前には不正請求のことはほぼ天下周知の事実であったということである。

 
 私の知人には数人の柔整師がいる。ほとんどが現在30代。
 は、サラリーマンをしていたが20代半ばで辞め、3年間専門学校に通い、柔整師の資格を取った。在学中に鍼灸マッサージ師の同級生と結婚。数年間接骨院、マッサージ院などで修業ののち、鍼灸接骨院を開業。しかし1年ほどで店を閉め、現在は行方不明。繁盛しなかったものと思える。

 は、親が鍼灸接骨院を開業しており、高卒後3年間専門学校で学び鍼灸の資格を取ったあと、再び3年間同学校に通い柔整師の資格を取った。計6年間通った。その後、関西の遠縁の整形外科で働いた。先日思いがけず高松の某所で再会したら、白衣でお年寄りの乗った車椅子を押していた。介護施設で働いているという。

 は、サラリーマン経験後専門学校に通い、鍼灸マッサージの勉強をした。2年生のとき、夜間の柔整師のコースをとり(Wスクール)4年間ではり師、きゅう師、マッサージ師、柔整師の4つの国家資格を取った。数年修行ののち中国地方のある都市で鍼灸接骨院を開業する(親は金持ち)と聞いていたが、その後を聞かない。彼の友人もどうしているか知らない。


 A,B,Cの話を総合すると、

・3年間の専門学校の入学金、授業料、教科書・参考書代、白衣代、実技費用などで約5百万かかる(生活費は別、東京・大阪などはもっと高い)。Wスクールだと1千万円通学は最低3年~6年。落第したり国家試験に合格しない人もいる。

接骨院などのアルバイトの時給は750円~800円と安い(フルに働いても自分1人食っていくのにかつかつ)。徒弟制度のようなところも多い。マッサージのまねごとをさせられるが、面白いのは合計時間がほぼ合っていること。だいたい1日300分(6時間)。一人10分のところだと30人、15分だと20人、20分だと15人程度。経験的な限界値なのだろう。

柔整師本来の仕事の骨折、脱臼、捻挫、打撲などの患者は年に数名程度しか来ない。だいたい素人に骨折か脱臼か捻挫かなど分かるわけがない。骨折と脱臼には医師の同意が必要。レントゲンも撮れない。みんな整形外科に行く(戦前は整形外科医が少なかったので接骨院に行くことも多かったという)。
 
 学校では処置の仕方を教わるが、接骨院では腕の磨きようがないので、少年野球や少年サッカー、マラソンやトライアスロン大会などにボランティア参加して腕を磨く学生もいるという。しかし、いざ開業してもそういう患者はほとんど来ない

・ほとんどみんなが声を揃えてて言うには、多かれ少なかれみんな不正請求していると言うこと。交通事故の患者は有難いが、事故件数自体が減っており、また車体が改良されてムチ打ちなどが減っているとのこと(アメリカでは今後アイサイトなどの衝突防止装置が標準装備される)。ある程度不正請求しないと経営できないと口を揃える。


 以上を総合すると、この業界の先行きは暗いあまり社会的存在理由がない
 
 10年ちょっと前に国民医療費は30兆円と聞いた。2014年は40兆円。石飛幸三医師によると、一生の間に使う医療保険の半分は最期の3カ月に使うと言う。今後団塊の世代がどんどん高齢化し、50兆円、60兆円にもなりかねない無駄な医療費を使う余裕など一切ない必要な医療費にさえ切り込まざるを得ないかもしれない。

 柔整師会の政治力に負けず、断固不正請求を取り締まるべし!!社会的に許されるものではない。

 また、毎日新聞によると、接骨院・整骨院は1994年の2万カ所から4万5000カ所に2.25倍増えたという。コンビニの跡などによく入っている。私の知人の30代の人たちは5百万~1千万の費用、3年~6年以上の学業・修行期間を費やしたにもかかわらず、成功しているとは言い難い。恐らく40代以上の先輩柔整師(彼らは、競争相手が少なかったし、不正請求にやかましくなかったし、いい思いをしている人が多い)に市場を押さえられていることも影響していると思われれる(おばちゃんたちはおしゃべりとスキンシップのために接骨院に来ていると言っていた柔整師もいた)。


 どう考えても柔整師の先行きは暗い社会的な存在理由もあまりない一人前になるには多額の金と時間がかかる成功の見込みはあまりないそれでもやりたいという人は、保険のことを考えず、別の道で、己の腕一本でやるべきである


以上


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プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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