国際関係は冷徹に。

国際関係は冷徹に
 選択12年10月号
国際関係は冷徹に
 日本を分割占領する案もあった。
国際関係は冷徹に
 第二次大戦後、ソ連のスターリンは北海道の釧路と留萌を結ぶ線より北東側を領土要求したが、米トルーマンが突っぱねた。
国際関係は冷徹に。
 今日、車検をした。タカタ製エアバッグも交換した。代車はホンダ・Nワゴン。少しエンジン音がうるさいが、軽は良くなっている。軽は360→550→660ccと大きくなってきた。できればエンジンを800ccにして、車幅を100㍉拡大(1480→1580)してほしい。それで充分。海外にも輸出できるし。
国際関係は冷徹に





 国際関係は冷徹に。


 昨日のブログで、石原慎太郎さんの産経新聞コラムをご紹介した。その中で、親交のあった韓国の朴正熙大統領の言葉が印象に残った。「竹島は、李承晩が国際法を無視してやった線引きで、そのうち困る火種になる」。その通りになった。

 私には幼いころラジオで聞いて、非常に悔しい思いをした記憶がある。1952年1月突如、李承晩が勝手に海面上に「李承晩ライン」を引いて、そこに漁に入ってきた日本人漁師を拿捕したり、銃撃して死傷させていた。当時、この種のニュースをしょっちゅうやっていた覚えがある(抑留者3929人、拿捕漁船32隻、死傷者44人)。

 それやこれやで、昔『選択』で読んだ、五百旗頭 真いおきべ・まこと)さんの巻頭インタビューを思い出した。抜粋してご紹介します。


 領土問題は米国が埋め込んだ「氷塊」


 ――日本周辺の領土問題が火を噴いています。

五百旗頭 日本の領土問題には、米国ルーズベルト大統領の戦後構想を起源とするものがある。第二次大戦後の新世界秩序をにらんだ大統領は、ソ連と中国を大国と位置づけ、敵国日本の犠牲において、千島をソ連に、沖縄を中国に与えようとした。蒋介石が辞退したのに対し、スターリンは千島を要求し、北方領土問題は戦後史において、日ソ間の溶けない氷塊となった

 東アジアにおいて、ある一国ないし複数国が結託して米国を排除するという事態は、米国にとり最も憂慮すべきものである。アジアの主要国が適度に争いながら、米国に支援を求めてくる状況が米国にとって悪くない

 ――米国が埋めた氷塊を永遠に抱き続けなければならないのでしょうか。

 五百旗頭 かつて冷戦終結でソ連が崩壊した際、中国その他との間で幾つもの領土紛争を解決したが、いずれも中間線で痛み分けとした。平和的な沖縄返還は例外だ。第二次大戦後、戦争により領土を取り戻すことが困難になった今、これ以外に解決の道はないだろう。

 日本はその当時、柔軟性のない四島返還論に固執したため、機会をつかみ損ねた

 ――中国の急速な台頭で米国の世界秩序も曲がり角を迎えています。

 五百旗頭 中国が経済だけでなく軍事的にも台頭し、世界のパワーバランスを急速に変えようとしている。その隣国の膨張に対して同じような危惧を抱くロシアとの関係は、大局的な合意を得るまたとない好機だ。米国にとっても、アジア最大の問題は中国の軍事的膨張が南シナ海、東シナ海などなど周辺地域の排他的支配に至ることであり、かつてのように日ロを争わせるような状態ではない。

 今や中国が恐れを抱くのは米国の軍事力だけだ。米国との連携を通じて中国が理性的な行動をとるよう諫めるしかない

 ――具体的に日本が独自に描ける中国への対処法はありますか。

 五百旗頭 仮に中国が思わぬ行動に出た際に、対処できるよう防衛力を整備することがまずは必要だ。その際に5百㌔も離れた那覇ではあまりに遠い。専守防衛力を先島諸島に整備することが肝要だ。日本が自国の領土を自ら守る強い意志がなければ米国は手助けしない

 ――溶けない氷塊と我々は今後どのように向き合えばよいのでしょうか。

 五百旗頭 プーチン大統領のロシアとは協力関係を強化する中で氷塊を溶かす試みをするべきだ。他方、日本が実効支配している尖閣については実効性のある防衛能力を静かに高めながら日米同盟を深化し、一方で相互利益を地道に積み上げていければ、21世紀の日本は滅びずに済むだろう。


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(感想・意見など)

 この五百旗頭さんのインタビューが載ったのは12年10月の『選択』である。

 あれから3年が経った。ロシアはウクライナに武力進駐し、クリミアを領土化した。シリアの現アサド政権をロシアが支援し、シリアは内戦状態、難民が続出している。ISの不気味な活動も続いている。つい最近、トルコと事を構えた。
 ロシア経済は、欧米の経済封鎖や原油・天然ガスの価格下落などでガタガタである。


 中国は、南シナ海、東シナ海に活発に進出。特に南シナ毎に人工島を多数建設し、軍事基地化。近隣諸国と紛争を起こしている。日米豪ASEAN諸国などはこの海域に重大な利害を有しており、中国の思うがままにさせるわけにはいかない(自由航行権の侵害)。
 中国経済は、今年夏ごろから破綻が表面化。崩壊・分裂するとの説もあるが、立ち直るとしても最低でも5年~10年はかかると思われる。


 最近の中東やアフリカの問題(かつての植民地支配の問題)、第一次大戦でドイツに過酷な賠償などを課したことがヒトラー、ナチスという鬼子を産み出したなど、因果は何世紀にもわたって巡る。因果応報。傲慢、強欲は厳に慎むべきである。


以上


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プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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