激動の2016年


激動の2016年
 産経16年1月5日
激動の2016年
 産経16年1月5日
激動の2016年
 四国15年12月28日
激動の2016年
 讀賣15年12月27日
激動の2016年
 各種経済誌紙を読んだが先が読めない。
激動の2016年
 (KADOKAWA) 1080円
 ほっこりしたい時に…。
激動の2016年
 世界情勢と異なり年末年始はおだやかな日々。
激動の2016年
 香東川も冬らしい景色に。





 激動の2016年


 16年1月4日中国・上海株の急落を受け、東証大発会は582円安で引けた。また、中東では、イスラム教スンニ派の盟主サウジアラビアとシーア派の盟主イランが国交を断絶する事態に。きな臭い幕開け。全く先が読めない時代である。

 2015年は、国連常任理事国であるロシアがクリミアに軍事進攻中国は南シナ海で岩礁を埋め立て軍事基地を建設欧州は難民で溢れた国連の無力が鮮明になった。「新帝国主義の時代」に入った。


 四国新聞15年12月28日東京新聞・中日新聞論説副主幹、長谷川 幸洋さんのコラムを抜粋してご紹介します。


 激動の2016年
 平和・繁栄へ真価問われる


 2015年は「時代のモード(様式)」が大きく変わった年だった。イスラム国(IS)による2月の邦人殺害事件や11月のパリ同時多発テロは象徴だ。

 テロリストは中東の砂漠だけでなく都会の隠れ家にも潜んでいる。テロとの戦いはずっと続くだろう。

 中国ロシアの乱暴なふるまいも改まる気配がない。

 ロシアのクリミア軍事侵攻を目の当たりにして、国境を接する欧州は緊張している。南シナ海では岩礁を埋め立てて、軍事基地建設を急いでいる中国とイージス艦を派遣した米国が一触即発の状態だ。中ロと米欧は「新しい冷戦」に突入したと言っていい。

 尖閣諸島を防衛しなければならない日本も、緊張の例外ではない


 これまで世界は国連を軸に平和と秩序維持の努力を続けてきた。だが、国連の中心にいる中ロ両国が国際法を踏みにじっている。両国は安全保障理事会で拒否権をもつ常任理事国だ。本来、秩序を守らせる側が自ら秩序を破って平然としている。だから国連は事実上、機能していない

 多くの人々はつい数年前まで「貿易を通じて相互依存関係が深まれば平和と繁栄は約束される」と思い込んでいた。そんな楽観主義は暴力と無法の連鎖を見せつけられて、すっかり消え失せてしまった。

 いま私たちが生きているのは、世界の秩序が揺らぐ「テロと戦争の時代」である。自分が身を守る術を身につけて、与えられた環境の下で生き抜く知恵を振り絞らなければ、未来を展望できない時代に突入したのだ。

 安倍晋三政権が安全保障法制を抜本的に見直したのも、そんな時代の変化が根本的理由だ。日本は軍事大国化した中国に自分だけで対応できない。そうであれば、集団的自衛権の限定的行使を容認して米国との同盟を強化するのは合理的な選択である。

 環太平洋連携協定(TPP)にも同じ戦略的判断がある。中国が力を背景に現状変更を試み、新たな秩序作りを目指すなら、自由と民主主義、人権、法の支配を守る国が結束しようとしているのだ。


 16年はどんな年になるのだろうか。
 残念ながら、私は平和と安定が簡単に取り戻せるとは思えない。むしろ、秩序崩壊のプロセスは加速していくのではないか。

 大統領選では挑発的言辞を続ける共和党のトランプ候補が大健闘している。かつての米国ではとても考えられなかった。
 フランスでも極右政党が躍進した。米仏で極右主義者が権力を握ったら、きな臭さは一層深まるに違いない。民主主義国も岐路に立っている。 

 日本は、伊勢志摩サミットを主催する。テロと中国、ロシアとの緊張が続く中、世界の持続的成長をどう確保するかが中心議題になるはずだ。テロ対策では協力を求めつつ、南シナ海、ウクライナ問題では中ロを批判する難しい対応を迫られる。

 日本だけが理想郷を目指して、欧州で難民が途方にくれる現実に目を背けるのも許されない。戦争反対のようなスローガンではなく、現実に立脚して平和と繁栄を模索する政治の真価が問われる年になる


以上

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teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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