海外進出リスク

海外進出リスク
 日刊工業15年12月11日
海外進出リスク
 桂木麻也さん(翔泳社) 2592円
海外進出リスク
 ASEANは6億人超の巨大マーケット
海外進出リスク
 タイのCPグループの例。純資産額1兆7600億円余。明治乳業、セブンーイレブン(約8500店舗)などと提携。最近、伊藤忠と提携してアッと言わせた。アジアにはこうした巨大コングロマリットが多い。
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 さぬき麺業の天ぷらセットうどん+おでん3ケ=1202円





 海外進出リスク


 企業経営リスクてんこ盛りである。それが勝手の分からない海外ともなると想像を絶する。日刊工業新聞が「アジアの見えないリスク」と題して金曜日に連載している。その1回目、15年12月11日分(せおん代表取締役・越 純一郎さん)を抜粋してご紹介します。


 リスクの海、実態把握が何より重要


 インドネシアのある日系企業の社長が悲痛な声をあげる。「景気低迷が長引き、カネに困った政府は各役所に税金、罰金の徴収に精を出すよう強く指示。いわれもない税関関連のペナルティーや、税務関係の否認、追加税が横行。国民年金の負担率のアップや支払い開始年の延期など、露骨な施策がある」。

 景気の悪化は、行政当局、徴税当局のこうした動きを招く。同時に好景気のころには友好的だった地元パートナー企業が手のひらを返したように、牙をむく。それは「手ごわい」「悪質」といった生易しいレベルをはるかに超えて深刻である。

 これらの動きの中で今後、最も懸念されることに外資規制がある。各国で多くの日系企業は、現地の企業を使うなどの「工夫」で外資規制をかいくぐっていたはずだ。

 だが今後、「利用先」であった地元企業が自分こそ「本来の株主」だと主張し始める。表沙汰にできないような「契約」内容を公表すると日本企業を脅す、地元当局は刑事罰まで動員する―。そうした懸念を専門家たちが指摘している。

 これは、今後に予想される「時限爆弾」のほんの一例である。アジアの成功を取り込もうという声とともにアジアは「リスクの海」となった。アジアがリスクの海となったことは、中国経済の失速と深く関連している。

 
 苦しむ日系企業が対策を考えるには、まず何よりも「実態把握」が重要である。病気の真の原因や実態の「診断」をせずに、「処方箋」を考えるのはオカシイのと同じである。

 この連載がリスクの海で戦う戦士たちの海図に、また、できれば武器になればと願っている。


【 顕在化してきた「アジアのリスク」の一例 】

・税関関係のペナルティーや税務関係の否認、追加税

・国民年金の負担率アップや支払い開始年の延期

・外資規制の強化

・M&Aなどの契約直前で内容の変更を要求

・事業の縮小・撤退時の地元従業員への高額な経済保証金



以上


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プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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