邪魔者は消せ

邪魔者は消せ
 サンデー毎日16年2月14日号
邪魔者は消せ
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邪魔者は消せ
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 邪魔者は消せ


 サンデー毎日2月14日号に半藤一利(はんどう・かずとし)さん、保坂正康(ほさか・まさやす)さん、青木理(あおき・おさむ)さんが座談会をしている。私はこの3人の本などはよく読んでいる。いつも思うのが、言ってることはほぼ正しいが、調査の範囲がほぼ日本及び日本人に限られていることである。ある種の角度がついている。

 戦争は相互作用である。多くの場合、片方だけが一方的に悪いわけではない。2:8か7:3か6:4か5:5か4:6か3:7か2:8である。アメリカにしろ、イギリス、フランスなどにしろ愚かなことをしている。ましてやソ連、ドイツ、蒋介石軍、毛沢東軍などは実に残虐なものである。

 スターリンや毛沢東やヒトラーには1桁も2桁も及ばないが、日本も同じようなことをしている。それを記録しておきたい。その部分を抜粋してご紹介します。


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保坂 昭和18年1月1日、首相官邸で東條英機は『朝日新聞』朝刊で中野正剛の「戦争宰相論」を読んだ。戦時の宰相は強くあれと、東條を煽るようなことが書かれていた。東條は激高する。そして司法大臣に電話をかけ、中野の逮捕を命じる。

 しかし法的に該当する罪科がないため、中野は釈放される。すると東條お抱えの憲兵隊長である四方(しかた)諒二が中野を脅す。中野は自殺してしまった。いかに戦時下であれ、内閣総理大臣が司法大臣にそんなことを命じる権利などありはしない。行政が立法、司法と直結してしまったんです。

 さらに東條は、中野を釈放した判事たちまで懲罰招集した。こんなことが許されるものか。

青木 当時は毎日新聞の記者らも東條に睨まれました。

保坂 竹槍(やり)事件ですね。1944年2月23日の『東京日日新聞』(現・『毎日新聞』)に、新名(しんみょう)丈夫が「勝利か滅亡か 戦局はここまできた」「竹槍では間に合わぬ 飛行機だ、海洋航空機だ」と書き、日本の窮状と大本営作戦の内情について東條を批判した。

半藤 新名さんは懲罰招集されるわけですが、当時38歳でした。徴兵するには高齢です。その彼をたった一人徴兵するとはどういうわけかと海軍が抗議した。すると東條は何をしたか。30代後半のひとたちを250人召集して、つじつまを合わせた。そのなかには松本清張もいたようです。その老兵の3分の2は硫黄島で戦死した。

保坂 対米戦争に懐疑的だった逓信省工務局長の松前重義も同様です。40代の松前を徴兵するために、1000人ほどが召集され、ほとんどが輸送船で死んだ。松前は戦後に『二等兵記』を書き、自分のために死んだ人がいるとして、罪の意識を吐露している。

保坂 軍というのは基本的には、国民の生命と財産を守るためのものです。政治がそれを守りきれなくなると、戦争という手段に訴える。ところが日本ははじめから国民の生命と財産をつぎ込んで、国益拡大のために戦争をした。するとどうなるか。勝つまでやろうとするんです。


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(感想・意見など)

 中野正剛の割腹新名丈夫松前重義懲罰召集は知っていた。しかし、中野を釈放した判事たちまで懲罰召集されたことや、新名、松前の件で何の関係もない250人、1000人を召集したとの事実は今回初めて知った。

 世界には、未だに家族にまで累が及ぶ国があるが、いずれにしても正気の沙汰ではない


以上


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プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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