資本主義が暴走し始めた。

資本主義が暴走し始めた
 週刊エコノミスト16年3月1日号
資本主義が暴走し始めた
 週刊現代16年2月27日
 国際貧困支援NGO「オックスファム」報告によると「世界のトップ62人の大富豪が、全人類の下位半分36億人と同額の資産(約180兆円)を持っている」
資本主義が暴走し始めた
 朝日新聞16年2月20日
 私が生きているうちにこういう日がこようとは。社会民主主義は欧州では馴染み深いが、アメリカで市民権を得られるとは思わなかった。それだけ格差がひどいということである。
資本主義が暴走し始めた
 日経新聞16年2月25日
 冗談だろ、と思っているうちにここまできてしまった。サンダースとトランプと迷っている人がいたが、どういうこと!?
資本主義が暴走し始めた
 愛車が88888㌔(地球2周以上)。目指せ20万㌔!





 資本主義が暴走し始めた。


 資本主義が冷戦に勝利して傲慢になっている。社会主義に意義があったとすれば、資本主義を牽制して福祉政策に力を入れさせたことである。社会主義の恐怖が薄れたことで、資本主義が本来の牙をむき出し、格差がどんどん拡大つつある。修正行動が必要である。


 週刊エコノミスト3月1日号「闘論席」掲載の評論家・片山 杜秀(もりひで)さんのコラムをご紹介します。


........... ..........


 社会主義革命資本主義国にとっての最大の恐怖だった。それは、貧富の差の拡大によって起きると考えられた。

 そこで資本主義国は市場や社会に積極的に介入した。資本主義は弱肉強食の論理で成り立つ。自由放任にしておくと格差は拡大する。だから細かく規制する。「大きな政府」だ。社会保障を充実させる。「福祉国家」だ。公共事業で経済活動そのものを導く。「ケインズ主義」だ。


 そうした「修正」のかいあって、資本主義は社会主義に勝利した。「ソ連崩壊」で社会主義の権威は失墜した。仮に貧富の差が改めて拡大しても、その不満をかたちにするイデオロギーは弱まった。

 資本主義は「修正」に熱心でなくなる。「大きな政府」と「福祉国家」の高コストが負担になっていた。規制はお金の流れを阻害し、経済発展を妨げるとも考えられた。また、グローバル経済の進展は「ケインズ主義」的な一国の施策の効果を相対的に小さくした。


 かくして主役の座に躍り出たのは「小さな政府」「自助社会」「規制緩和」。加えて「マネタリズム」。それは「ケインズ主義」的にいちいち具体的にやらずとも、たとえば中央銀行が貨幣の流通量を増やすだけで景気浮揚は可能と考える。


 が、この潮流は行き詰まりつつあるのではないか。貧富の差の増大は、社会主義を復権させかねないほどの火種になりつつある。「規制緩和」と「マネタリズム」の組み合わせで経済成長が続くという神話も、人間は欲望が無際限だから、元手を豊かにして自由に振る舞わせてやればうまくいくという、素朴な常識を頼りにするにすぎない。

 欲望のそこそこ充足した「成熟社会」に、高齢化が組み合わされば「常識」は立ち所に頓挫する。

 新たな「修正」に向けて発想を転換するときだ。


以上


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teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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