さらば正社員至上主義

さらば正社員至上主義
 毎日16年3月11日
さらば正社員至上主義
 日刊工業新聞16年2月5日
 世界はどちらかというとアメリカ型。日本は経営層の給与が低く、アジアでの人材獲得合戦に負けつつある。
さらば正社員至上主義
 四国16年3月10日
 ゲームで最も複雑だとされる囲碁で、韓国人で九段のプロ棋士が米グーグル傘下の企業が開発したAIに3戦して3敗した。15日までに全5戦が行われる。いよいよAIの時代か?
さらば正社員至上主義
 中央公論16年4月号
さらば正社員至上主義
 今日は国旗・県旗は通常の位置にあった。





 さらば正社員至上主義


 昨日のブログ「厚切りジェイソンの米国就職事情」を見ると、日本との違いに驚かされる。社会の仕組みというのは片方が100%良くて、別の片方が100%悪いということはない。メリット、デメリットはそれぞれある。時代の変化に合わせて変えていくしかない

 日本型雇用というのは、焼け野原から立ちあがり、欧米諸国にキャッチアップするには最適であった。しかし、日本は1980年代末ごろには世界のトップランナーになり、堺屋太一さんの言う規格大量生産型では立ちいかなくなってきた。見倣うものがないので、自ら創造性を発揮して、新しい財やサービスを生み出すしかない。従来品はコモディティー化し、韓国・中国などの追い上げをくっている。家電メーカーがいい例である。日本は変わらざるを得ない

 これからはというと、自動運転に代表されるようにAI(J人工知能)やロボットが人の仕事のかなりの部分を代替すると言われている。英オックスフォード大学と野村総研の共同研究では、今後10年~20年で49%の仕事がAIに代替される可能性があるという。

 代替されにくい職業は、「創造性が高い」「コミュニケーション能力が高い」「非定型的な仕事」だそうである。


 昨日の毎日新聞「経済観測」欄は経営共創基盤CEOの冨山 和彦さん。抜粋してご紹介します。


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 バブル崩壊以降、私は2つの意味での「正社員」至上主義が、この国の企業とそこで働く人々を不幸にしてきたと考えている。

 1つは企業統治において社外取締役などを拒否してきた「正社員」共同体至上主義であり、もう1つは労働市場における「正社員」労働者至上主義である。

 ここで言う「正社員」とは、新卒一括採用、終身年功制、そして職務・勤務地を特定しない「日本型正規雇用」のことである。

 現場からトップまで、男性正社員を中心に組織を編成する「日本的経営」システムは、1960年ごろからの約30年間、じつに有効に機能した。

 しかし、日本経済が世界のフロンティアに立った80年代の終わりごろからおかしくなる。同質性・継続性が高い終身年功型の組織は、不連続な環境変化や破壊的イノベーションへの対応力に乏しい女性の社会進出やグローバル化による従業員の多国籍化とも相性が悪い

 加えて産業の知識集約化、サービス化が進み、同質的な労働者群が一つの閉じた組織で40年にわたり共働する働き方の優位性は失われていく。今や正社員として同じ企業で定年を全うできるのは、実質的に一部の大手企業の正社員、勤労者全体の2割程度。正社員主役の仕組みで競争に勝てる企業の数も、そこで幸福になれる人の数も激減した。


 幸い企業統治改革はこの数年でかなり進展したが、労働市場における正社員至上主義の壁はまだ厚い。1億総活躍社会に向けて「働き方改革」の議論、特に同一労働同一賃金の議論が盛んだが、その出発点は正社員至上主義からの決別である。


以上


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teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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