朝日新聞は歴史に学ばない

朝日新聞は歴史に学ばない
 WiLL2016年4月号
朝日新聞は反省していない。
 (WAC)
朝日新聞は反省していない。
 (ちくま学芸文庫) 著者のクロトワによると、共産主義国家が自国民を殺した数は、中国6500万人、ソ連2000万人、北朝鮮、カンボジア各200万人など合計1億人を超えるという。
朝日新聞は歴史に学ばない
 四国新聞16年3月6日
 中国の国防費の伸びは凄まじい!
朝日新聞は歴史に学ばない
 鹿の井出水(しかのいですい)そばの「Cafe Creer」
朝日新聞は歴史に学ばない
 桜は満開。 
朝日新聞は歴史に学ばない
朝日新聞は歴史に学ばない






  朝日新聞は歴史に学ばない


 月刊『WiLL』2016年4月号元朝日新聞記者の長谷川 熙(ひろし)さんと永栄 潔(ながえ・きよし)さんの対談をかなり端折ってご紹介します。


 徹底して共産主義擁護

長谷川 『AERA』で主義に絡んだ印象深い出来事があります。ソ連の白ロシア共和国の首都ミンスクでスターリン時代に起こった住民大虐殺など、ソ連の暴虐非道の実態を現地で取材して、それらの記事はきちんと掲載されていました。

 ところが、白ロシアでその惨事に関する記事のたまたまデスクだった某副編集長は、記事はそのまま通しはしたのですが、妙なところでたった一字だけ、朱を入れたんです。
 それは「なぜ、このような暴虐が社会主義国家では起こり得たのか」という部分で、それをデスクは「社会主義国家で」と、つまり「国家では」を「国家で」と修正したのです。

――たった一字の直しで、意味が逆になってしまう。

長谷川 どうしても共産主義、社会主義を悪しきものにしたくないという意識が条件反射的に働くのでしょう。これを私は『崩壊 朝日新聞』で「パブロフの犬」と評したのです。


 マルクス主義への憧憬(しょうけい)

永栄 ただ、戦前はおろか、戦後もしばらくは、政治・経済・社会全般にわたる理論体系というと、マルクス主義しかなかったんじゃないでしょうか。
 慶應の経済学部でも、私らの時は必修の経済原論をはじめ、社会政策その他、経済学関連の半分はマルクス経済学でした。大内兵衛、美濃部亮吉らの岩波新書『日本経済図説』は、私も出るたびに買いました。大御所たちの予測は、私の見るところ外れどおしでした。

 マルクス主義がいまも力を持つのは日本史学と教育学の世界、それに憲法などの法学、政治学と社会学の一部だそうです。さすが、要所は押さえている(笑)。

長谷川 東京大学などの有名大学に集中的にマルクス主義者が出て、官界、教育界、マスメディアに、とくに戦後は激しく浸透していたことはたしかです。

永栄 内務官僚から政治家になった三田村武夫氏が戦後まもなく書いた本に『戦争と共産主義』というのがありましたけど、大正末期から昭和の初め、旧帝大生の三分の一は共産主義者で、同じく三分の一が官界や経済界での出世を考えて、実践活動はしないものの共産主義への理解はあり、同伴者であると書かれていたと記憶します。

 政治路線や独裁者の政敵への疑心暗鬼などから、無慮数千万といわれる人々が殺されていたことを知る今では信じ難いわけですが、ソ連がそれほどに輝いていたんでしょうね。

 そうしたスターリン治政下のソ連にもましておぞましい感じの中国や北朝鮮が、朝日の紙面に煌(きら)めかんばかりに紹介されていたのもそんな昔のことではない。ポル・ポトのカンボジアも、朝日の紙面では輝いていた。実態が報道されないから、真面目で勉強家の心優しい人たちがそうした国々に吸い寄せられていく。

長谷川 「心優しい」人たちなんですかね。私はソ連や中国、北朝鮮の体制を礼賛した人たちが、真面目で勉強家で「心優しい」とは少しも思いません。

永栄 「貧しきを患(うれ)えず、均(ひと)しからざるを患う」「地上の楽園」(注:北朝鮮)「微笑みの国」(注:カンボジア)。夢とロマンがあったじゃないですか(笑)。日本と違って汚職がなく、教育費や医療費はすべて無料。新聞がそう書き、学者もそれを後押しすれば、心優しい人たちは惹かれると思うな。

長谷川 いや、もう結構です(笑)。あの国々の実態は、分かる人たちにはすぐ分かっていた。


 中ソを美化した朝日の筆

永栄 前編(3月号)でも話題になった「敗戦革命」ですが、かの尾崎秀実(ほつみ:元朝日記者、ソ連のスパイ)と親しかった三木清(哲学者、法大教授)が当初は中国との和平を説いていたのに、ある時から「長期戦を覚悟せよ」と方向転換を図り、朝日も「暴支膺懲(ぼうしようちょう)(暴虐な支那を懲らしめよの意)などと尖りに尖った紙面を展開するわけですね。

 敬愛する長谷川さんまでが今度のご本で、そうした紙面づくりは陸軍統制派やいわゆる革新官僚などと連携して日本を消耗・疲弊させ、敗戦に持ち込み、革命に繋(つな)げようとしたものだったのではないかとの見方を示されているのを読み、気が重いです。
 尾崎がひとり突出していたわけではなく、尾崎と世界観をともにした人々が朝日の社内に少なからずいたということですものね。

 ただ戦前のことを言うなら、情報は操作するものとしか考えていない共産主義国家のソ連に知識人もジャーナリズムも手玉に取られて、小林多喜二にしても尾崎や三木にしても、ある意味、犠牲者だったと思うんですね。その愚をまた繰り返すことは避けないといけない


 「事実」を伝えてほしい

 ――日本史研究の世界でも、以前は歴史観がすべて階級闘争史観だったのが、最近になってようやくそうではない解釈も許されるようになってきたといいます。

永栄 出版局の先輩がある時、50年代に服部之総(はっとり・しそう)さんらの下作業を手伝っていた時のことを話していたことを思い出します。
 服部さんはいわゆる講座派のマルクス主義歴史学者ですが、実証派と言われて当時名だたる方でしたが、それでも自分らの階級史観に合わない史料が出てくると「これは使えんな」と片っ端から弾いてしまったそうです。先輩は歴史学に寄せていた思いが一遍にさめてしまったとか言っていました。


――共産主義への憧憬が抜ければ、朝日も少しは変わっていくのでしょうか。

永栄 いや、すごく変わってきていますよ。現地の言葉に不自由なく、取材力もある記者たちが次々に現れ、意欲的に取り組んでいる。

長谷川 どうなんですかね。朝日の本質、根本のところはやはり何も変わっていないのではないですか。現に2015年の安保法制関連の紙面は、昔の全面講和論、日米安保改定反対論の時の紙面と全く変わっていない。あの時の全面講和論、日米安保改定反対論も歴史によって完全に否定されていますが、朝日新聞というマスメディアは歴史に学ばない

永栄 ……たしかに、安保法制や秘密保護法に関する朝日の報道は異様でしたね。


 「安倍を潰したい」一心

長谷川 安保法制関連の紙面は、明らかに作為的でした。とにかく廃案にしたい、という狙いがあからさまに打ち出されている。いまは「とにかく安倍晋三政権を潰したい」、その一念です。

――少し前に「安倍叩きは朝日の社是」というフレーズも流行りました。

長谷川 このところの朝日は、とにかく安倍首相を総理の座から引きずり下したい、その一心なのでしょう。
 いま、日本共産党が着々と反自民の人民戦線を構築しようとしていますが、その背後にはメディアの人間の顔がちらついています。朝日新聞社の少なくとも戦後の基本構造は、新聞事業の衣をかぶったマルクス主義結社としか言いようがありません

――朝日の慰安婦報道をめぐっては、朝日新聞社が7人の外部識者に委嘱(いしょく)して作った第三者委員会と、朝日とは無関係にできた専門家6人による独立検証委員会とが、ともに分厚い報告書を公表しています。

長谷川 一般の女性を官憲が強制連行して軍の慰安婦にしていたとして朝日は大々的に糾弾していたのに、その根拠が虚偽だと分かると、今度は慰安婦が存在したそのこと自体が問題なのだと急に話をすり替えた朝日のこの欺瞞性、卑怯さを、第三者委員会も見逃していなかった。その点は評価すべきだと思います。

 一方、西岡力(つとむ:東京基督教大学教授)氏が副委員長として加わった独立検証委員会は、長いことキャンペーンとして行われた朝日の慰安婦報道が海外の対日観をいかに悪化させたか、それを詳しく分析しています。日韓関係が近年、非常に深刻化した大きな原因が、朝日の慰安婦虚報にあることは様々な証拠によって明白です。

 にもかかわらず、そのことをはっきり指摘しなかった第三者委員会は画竜点睛(がりょうてんせい)を欠いてしまいました。


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(感想・意見など)

 朝日新聞は、戦前は満州事変以降戦争を煽りに煽った戦後共産主義国家ソ連、中共賛美し、北朝鮮を「地上の楽園」、ポル・ポトのカンボジアを「微笑みの国」と美化した。これらの国々はすべて経済的に行き詰まり、自国民を合計1億人以上虐殺した。共産主義は完全に失敗した(北欧型の社会民主主義ならまだ分かる)。

 国内問題では、戦後、全面講和を主張し、日米安保改定に大反対した。慰安婦問題に関して吉田清治の詐話を裏取りもせず垂れ流し、虚偽と分かってから17年間も訂正も謝罪もせずに誤魔化し続け、日韓関係を悪化させた。現在も話をすり替え、誤魔化し続けている。

 上記に見るように、朝日新聞はここ百年、大事な局面でほとんど間違えてきた

 
 現在、中国は20年ほどで国防費を40倍に伸ばし、世界各地で問題を起こしている。北朝鮮は世界の反対を押し切って核実験を強行し、連日のように日本海に向けてミサイルをぶっ放している。ロシアはウクライナに侵攻し、クリミア半島を併合した。
 
 そういう環境に対応して安全保障体制を整えることは当然のことであるが、朝日新聞や共産党などは「戦争法」だとして大反対の論陣を張り続けている。歴史に学ばない人たちである。


以上

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プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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