『朝鮮はなぜ独立できなかったのか』

『朝鮮はなぜ独立できなかったのか』
 (桜の花出版) 4752円 香川県立図書館の新刊置き場にあったので借りてきた。
『朝鮮はなぜ独立できなかったのか』
 「日本人が朝鮮を支配した時には、ほとんど想像できないほど最悪かつ無能な政府に直面したのだ。それは、それ以上に誇張することが難しいほど極端な状況だった。外国人によって為された地方における少数の改善を除けば、道路もなく、鉄道もなく、電信もなく、(ミッションスクール以外に)学校と呼べるものはなく、裁判所に正義などなく、統一通貨もなかった。実際、人間が必要とするものは何もなかったのだ。日本人は安定した政府、文明的な生活をすべて自分で築き上げなければならなかった。しかも、堕落し腐敗した支配階級からの反発や、長い間の失政と不正に黙従し続けて無関心になってしまった人びとの無気力と浅ましさとも戦いながら、築かねばならなかったのである。(本文より)
『朝鮮はなぜ独立できなかったのか』
 『朝鮮はなぜ独立できなかったのか』の帯に書いているのと同様なことを、他の欧米人も書いている。間違いなく李氏朝鮮は世界最悪の状況にあった。日本は首相級の人物を朝鮮総督に充て、国家予算の約二割を朝鮮半島につぎ込んで近代化した。しかるに朝日新聞や岩波書店などの支配する戦後の論壇では、日本がいかにも非道なことをしたかのように糾弾し続けてきた。戦前を知るある大臣などは遠慮がちに「日本はいいこともした」と言っただけで罷免された。イザバラ・バードはこう書いている。「わたしは日本が徹頭徹尾誠意をもって奮闘したと信じる。…日本には朝鮮を隷属させる意図はさらさらなく、朝鮮の保護者としての、自立の保証人としての役割を果たそうとしたのだと信じる」。戦後マルクス主義の支配した日本の論壇が、いかにデタラメであったかが分かる。
『朝鮮はなぜ独立できなかったのか』
 産経16年4月15日
 与党惨敗で、またまた韓国がフラフラしなければいいのだが。
『朝鮮はなぜ独立できなかったのか』
 韓国の国花ムクゲ
『朝鮮はなぜ独立できなかったのか』
 香東川(こうとうがわ)
『朝鮮はなぜ独立できなかったのか』
 本津川(ほんづがわ)この黄色い花の名は?





 『朝鮮はなぜ独立できなかったのか』


 イザベラ・バードはこのように書いている。「朝鮮にいたとき、わたしは朝鮮人というのはくずのような民族でその状態は望みなしと考えていた。ところが(ロシア領)沿海州でその考えを大いに修正しなければならなくなった。……彼らは大半が飢饉から逃げ出した飢えた人々だった。そういった彼らの裕福さや品行のよさは、朝鮮本国においても真摯な行政と収入の保護さえあれば、人々は徐々にまっとうな人間となりうるのではないかという望みをわたしにいだかせる」

 『朝鮮はなぜ独立できなかったのか』の著者アーサー・J・ブラウンも同じようなことを言っている。「朝鮮人に対する意見は分かれている。一方では、朝鮮人のように軽蔑で表現される人種はアジアで他にいない、という。怠惰、不誠実、無知。……しかし、彼らは条件さえ整っていれば、直ちに修得しめきめき力を伸ばしていく。条件が整えば朝鮮は典型的なアジアの国同様に発展できるのだ」

 そこには、朝鮮人個人の資質に問題はないが、朝鮮という国がどうしようもないほど腐敗し無能な最悪の国家であるという共通認識がある。現在も、日本のすぐ北にそのような国があり、毎日のようにミサイルをぶっ放している。


 以下、いちいちイザバラ・バードの『朝鮮紀行』から引用しないが、『朝鮮はなぜ独立できなかったのか』を読んでいると『朝鮮紀行』にも同じようなことを書いていたなと思うことが多かった。19世紀末から20世紀初頭の朝鮮及び日本をよく知る欧米人が同時代の世界をどのように見ていたのかがよく分かる。適宜抜粋してご紹介します。


 腐敗の極みにあった李氏朝鮮

 個々の朝鮮人の生活は、常に公的に見張られていた。貴族でなければいつでも誰かわかるように自分の名前と住所を記載した平板を持っていなければならなかった。もし罪に問われ、ちょっとした口実で告訴されたら、たいてい怠惰で腐敗した裁判官と陪審員を兼務する郡守の前に連行された。被告人が罪を犯したと告白しなければ、拷問にかけられる。

 そのような政府のもとで、一般の民衆はかなり深刻に苦しんでいた。統治者たちは民衆に権利を与えるべきなどとはまったく配慮していなかった。まっとうに徴税されても充分重税だったが、不正によって徴税額はさらに倍になっていた。

 財産を持っていると疑われた人は誰でも、罪をでっち上げられて、汚い刑務所に投獄・拘束され、郡守に自白するまで拷問される危険がある。税を取り立てる徴税吏の特権は、一番多くお金を出す人か、もうけを山分けする節操のないお気に入りに売られた。裁判所はそれを正そうとはしなかった。なぜならば、判事と陪審員自身が略奪者だったからだ。民衆は自分の努力の成果が役人によってもぎとられてしまうとわかっているので、骨を折って働く気がおこらなかった。


 日露戦争

 日清戦争後、遼東半島は日本に割譲されたが、ロシアは日本に遼東半島から出ていくように要求した(三国干渉)。軍事的にロシアに圧倒されていた日本は屈せざるを得なかった。その日から、日本は近代的な軍を作り上げることにエネルギーを集中させ、巡洋艦、軍艦、魚雷艇などに数千万を費やし、一番優秀な男たちをイギリスやドイツの軍事システムを学ばせる為に派遣した。

 ロシアは南方進行を続けた。ロシアの満州占領朝鮮への前進は、日本の安全保障と商業利益に多大な脅威と損害を与えてしまう。ロシアは日本の警告を無視した。

 日露戦争が勃発すると、世界が目がくらむほどの日本軍の勝利に驚嘆した。日本人の戦い方には何か尋常でないものがあった。死を厭わないだけでなく、天皇の為に死ぬという栄誉を切望していた。彼らはロシア砲火の雨にも関わらず、全身で立ち向かっていった。戦後、日本人は亡くなった15000人のロシア兵を追悼する記念碑を建てた。


 ロシア敗北の原因と結果

 世界は、小さな日本が、巨大なロシアに勝利したことに驚いた。ロシアが負けたのには、様々な理由がある。うぬぼれ、敵の過小評価、汚職等が戦争の準備を怠らせた。ロシアは、戦場での統率力も平凡だった。

 逆に、日本軍の精神と能力は高く、一流の軍のスターたちがいた。ロシア将校は、自国の兵士の知的レベルが低いことを嘆いた。そして、捕虜にした日本の兵卒たちの日記を読み、彼らが戦場で何が起きているのか、解決すべき軍の問題点は何かを知的に把握している事に驚いた。

 日露戦争の影響は、広範囲に及んだ。ロシアの名声は消滅し、日本が新しい輝きを放って燃え上っていた。近代史で初めて、アジアの国が第一級の大国となったのだ。極東で好き勝手していた西洋諸国は、その時代の終わりを知った。

 アジア全域に勇気が沸き上がってきた。アジア人は思った。「日本がロシアを打ち負かしたのなら、我々も、自分たちを苦しめる外国人を追い出すことが出来るのではないか?」


 日韓併合

 日本は、アメリカがスペインとの戦争でフィリピンに上陸したように、軍事的な必要性により朝鮮に入った。一度入ると、軍と民間の両方での義務が発生した。

 朝鮮は無秩序で混乱し、人々は不機嫌だった日本人はすぐさま改善の取り組みを始めた。伊藤博文公は「新しい関係は朝鮮王朝の威厳と繁栄を強化し、国も発展させる」と言った。

 数年後、ルーズベルト大統領は言った。「朝鮮は完璧に日本のものだ。条約で厳粛に朝鮮独立の維持が約束されたのは確かだが、朝鮮には自力で条約を施行する能力はない。しかも、協約は朝鮮が自国をうまく統治できるという誤った前提で結ばれている。実際には、朝鮮は、全く自国を統治することができないと既に示されている日本は、朝鮮が他の大国の支配下に置かれることを許すわけにはいかなかった。それゆえ、日本は機が熟したと判断すると、礼儀正しく実務的に敏腕なやり方で、条約を静かに破り捨て、朝鮮を取ったのだ」


 日本の朝鮮統治の特徴

 日露戦争後に朝鮮にやってきた最初の日本人は、兵士と非戦闘従軍者で、占領は朝鮮人の感情を充分考慮せずに実行された。同時に流れ込んできた移民も、良い部類の日本人ではなく、朝鮮人と摩擦を起こした。しかし、人道的で見識のある伊藤博文公が1906年に初代統監となると、多くの優れた改革を為した。日本人の行動には善悪両方の特徴があり、いずれか一方だけに注目するのは良くない。

 しかし、現状の根本的要因は心に留めておくべきだ。つまり、日本の朝鮮併合の正当性は、もし日本が朝鮮半島を占領しなかったらロシアが占領していただろうという事実にあるということだ。日本の国家の安全は、ロシアの占領によって危険にさらされていたであろう。

 朝鮮人にとっては、ロシアよりも日本が支配した方がはるかに良かったのだ。朝鮮政府は絶望的に腐敗し、状況は非常に惨めで、国内から政治は再生不可能だった朝鮮併合は極めて困難な仕事であった。


 朝鮮での日本統治の有益性

 独立した国を持ちたいという人々の自然な願望には同情する。しかし、朝鮮人は極東の現在の状況に於いてはどうあっても独立を保つことはできなかった朝鮮人にとって、旧体制に於ける腐敗と脆弱と圧制の底なし地獄に戻されることほど悪いことはなかった

 朝鮮人は前進ための良い機会を与えられている。時間が経つにつれ、朝鮮人は徐々に新しい状況を受け容れ始めている。確かに日本人の支配に反抗的で、陰謀を企てる者はいる。しかし、もはや避けられないことに従う朝鮮人の数は増えている。さらに、日本人によって与えられた利益にも気づき始めている

 道路、鉄道、公衆衛生、病院、安定した通貨、様々な公共財は朝鮮人に恩恵をもたらしている。旧体制の時よりも、お金の稼げる安定した雇用を得られることに気づいている。いい服を着て、快適な家に住める。日本人は概して公平である。官吏に賄賂などしなくとも、公平な裁判を受けられるだろう。


以上
 
 

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プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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