待機児童・老人問題

本当のことはなかなか分からない
 日経新聞16年4月15日「経済教室」
本当のことはなかなか分からない
 学習院大学教授・鈴木 亘(わたる)さん
本当のことはなかなか分からない
 アキニレのミドリが日々濃くなっている。




待機児童・老人問題


 NHKの国会中継などはできるだけ見るようにしている。そこでも問題になっていて、新聞にも書かれていたのが「保育士給与が月額で22万円で全産業より11万円も低い」というアレである。これはウソだった???

 特に匿名ブログ「保育園落ちた 日本死ね!!!」を契機に、待機児童の問題が再燃した。低賃金のため保育士のなり手が少ないということで、野党は保育士給与を月額5万円引き上げる「保育士処遇改善法案」を国会に提出した。


 4月15日の日経新聞「経済教室」で、学習院大学の鈴木 亘教授が、「保育士給与は月額22万円で全産業平均より11万円も低いとされるが、これは私立保育園のみで計算された数字だ。認可保育園の約半分を占める公立保育園は計算に含まれない公立保育園の正保育士は地方公務員なので、給与は全産業をはるかに上回る問題の本質は、産業全体の低賃金ではなく、公立・私立間格差、正規・非正規間格差など、分配のゆがみだ」と、述べている。

 例えば、高松市職員の2013年の平均年収は約643万円。退職金は約2530万円。厚生年金や健康保険料の市負担分、退職金見積額などを加えた一人当たり人件費は900万円程度のはず(40歳前半)。同年の全国民間企業平均は約414万円。四国の民間企業は約350万円。鈴木教授が指摘しているように、公立保育園の正保育士は「全産業平均をはるかに上回」っている。公立保育園の50歳代の正保育士の人件費は、@1千万円の大台に乗るのではないか!?


 野党は保育士給与を月額5万円引き上げる「保育士処遇改善法案」を国会に提出したというが、やることが間違っている。公務員が支持団体のためか野党はすることがズレている。鈴木教授が言うように、「問題の本質は、産業全体の低賃金ではなく、公立・私立間格差、正規・非正規間格差など、分配のゆがみだ」。

 やるべきは官民格差の是正正規・非正規格差の是正である!!

 人間として、同一労働同一賃金は当然である。せめて8割程度までには近付けるべきである。


 同じような問題で特別養護老人ホーム問題がある。

 知人で元地方公務員の人がいた。退職してすぐ脳血管障害で寝たきりになった。在職中のコネを利用してすぐ特養に入った。30数年前の話である。数年前に亡くなったが、30年間特養老人ホームの世話になった。年金も結構あり、奥さんは活発であけすけな人で、夫を特養に預けて、踊り、カラオケ、小旅行と楽しんでいた。たまに夫が家に帰ってくると、手間はかかるしお金もかかると愚痴っていた。口の悪い人は、あそこは特養に預けられたおかげで30年間で何千万円も得をしたと言っている。

 一方、特にコネもないので特養に入れず、公務員でもなかったので少ない年金をやりくりしながら、15年間も家で寝たきりの夫の面倒をみている人もいる。特養老人ホームに入れた人と入れなかった人の差がひどすぎる

 社会福祉法人などが運営する特養老人ホームでつい先ごろ問題になったのが、内部留保の問題である。2011年度で1施設平均3億1千万円、総額で2兆円もの内部留保があるという。

 これも待機児童の問題と同様である。インナーとそうでない人との格差がひどすぎる。あるところにはあるのだから、平準化して、できるだけ平等にすべきである。政治の問題である。


以上

 

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teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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