フランス人が柔道を習う理由

フランス人が柔道を習う理由
 毎日新聞16年5月26日
フランス人が柔道を習う理由






 フランス人が柔道を習う理由


 フランスでは日本より柔道が盛んである。フランス人が柔道を習う理由は何であろうか?さまざまではあろうが、日本よりずっと護身の意味が強いようである。

 毎日新聞5月25日作家・金原ひとみさんのコラムを抜粋してご紹介します。


 フランスの柔道


 昨年から娘が柔道を始めた。日本に住んでいた頃、夫が柔道でも空手でもいいから格闘技をやらせようと提案してきた時、私は「バカじゃないの?」と一蹴し、女の子が柔道をやるデメリットを喚き立てた。

 体型が崩れる、怪我をする、セクハラされるかも、何よりもあの体育会系的価値観に吐き気がする。私は生まれてこのかた柔道をやったこともなければ、生で柔道を見たこともなかったのだが、とにかくそういうイメージだった。

 しかしある時、高校生くらいの女の子達が柔道をやっている様子を目にする機会があって、イメージが一気に変わった。


 そもそもこちらでは柔道を取り巻く状況が違っている。フランスで柔道の歴史は長く一般にも普及している。日本では部活で柔道を始めるケースが多いのに対して、部活というものが殆どないフランスでは、町の習い事教室として大抵柔道があるため、より軽い気持ちで始める事が出来る。

 更に世界的な男女平均化の流れもあって、娘の通う教室も半数近くは女の子である。だが男の子が料理教室に通うのとは違って、そこには女性達の意思が加わっている。それは家庭生活と性的機能以外の必要と思われる身体機能を積極的に身につけようという意思である。

 何故ならこちらは安全とされている地域であっても一歩家を出れば、日本と比べて暴力的緊張に満ちているからだ。そうした場所では、自分の身体能力にある程度の自信を持つ事は不可欠である。


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(感想・意見など)

 つい5カ月ほど前、2015年12月31日から2016年1月1日にかけて、ドイツのハンブルグやケルンなどの諸都市で、アラブ人や北アフリカ人約千人による、ドイツ人女性に対する集団強姦・強盗事件が発生した。被害届を出した女性は5百数十人にのぼるそうである。実際にはもっと多いと思われる。

 1900年頃に世界各地を旅行したかのイザベラ・バード女史も、日本の安全なことに驚いている。あくまで日本が特殊なのであって、フランスなど大陸諸国の方がグローバルスタンダードである。島国で、250年間の平和な江戸時代をもてた日本のモノサシで世界の出来事を測ってはならない。日本人はそのことを忘れてはならない。


以上


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teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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