人工知能(AI)と人材移動

人工知能(AI)と人材移動
 週刊東洋経済16年6月18日号
人工知能(AI)と人材移動
 日経新聞16年6月10日
 米ゼネラル・モーターズ(GM)の最高経営責任者(CEO)「これからの5年は過去50年よりも大きな変化が起きる」。
人工知能(AI)と人材移動
 今日もコミュニティセンターで19時から21時まで会議があった。地区社会福祉協議会総会。あーぁ。それにしても地域住民の無償労働がこれだけ大きく多様だとは知らなかった。
人工知能(AI)と人材移動
 なぜかトウモロコシ畑があった。




 人工知能(AI)と人材移動


 私が繰り返し主張していることは、これからの時代はますます変化が激しくなるだろうということである。残念ながら、国や社会の制度が追い付いていない。労組、農協、医師会、裁判所なども意識が50年は遅れている。結果的に多くの人々を不幸にする。個人ひとりひとりの覚悟も必要である。


 週刊東洋経済6月18日号に東大大学院教授・柳川 範之(やながわ・のりゆき)さんのコラムを抜粋してご紹介します。


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 世の中すっかりAI (人工知能)ブームである。その影響はまだ不確実な部分が多いし、どこまで革新的な変化が生じるのかについては意見が分かれている。しかし、意見の一致を見ているのは変化が急速だろうという点だ。

 スマートフォンやタブレットも10年前には影も形もなかったことを思えば、変化の大きさと激しさは知れる。この変化は社会や経済構造を急速な勢いで変えていくことになる。

 AI の発展がどのような経緯を取ろうと、今後必要になる大きなポイントは、いかに変化に迅速に対応できる社会にしていくかである。

 変化への対応というと、多くの人がすぐに思い浮かべるのは、経営者の迅速な意思決定という側面だろう。確かに、技術革新や外的な環境変化に対応して経営戦略を変化させていくのは、企業経営にとってとても重要なことだ。

 ただし、その際に大きな問題となるのは、やはり雇用の問題である。会社の戦略や組織構造を大きくかつ速く変えていこうとすればするほど、それは雇用の問題とぶつかる

 たとえば、ある製品を造る工場を閉鎖して、まったく別の製品を新たな海外工場で造る決断を迫られたとしよう。もしも、閉鎖する工場で働いていた従業員が海外工場でその別製品を直ちに造れるのであれば、問題は小さい。しかし、別製品がまったく別の産業に属する場合も出てくる。そうなれば、要求される製造技術はまったく違ったものになり、従業員はそのようなスキルを残念ながら持っていない。

 さらにいえば、企業自体が環境の変化によって市場からの退出を迫られる場合もある。そうなるとそこで働いていた従業員は別の企業で働く必要が生じる。が、その退出が産業全体の衰退や構造変化から生じているとすれば、同じ産業内に十分な雇用のない可能性が高い。

 そうなると、別の産業で職を得る必要が出てくるが、そこで要求される能力は今までとは違ったものとなり、十分な働き場所が得られなくなってしまう。


 新しい環境に必要とされる能力をいくつになっても身に付けられるようにしないと、激しい環境変化の中で働き続けることは難しい。それができなけれが、多くの人が活躍できる社会の実現は難しい。

 これは、これから全世界が直面していく共通の課題だ。が、特に長期雇用や社内教育を重視し、少子高齢化が進む日本では深刻な問題だ。

 したがって、これを変化において新しい機会を得るチャンスととらえ、そんな能力を身に付ける機会を、国を挙げて全力かつ早急に作り出す必要がある。


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(感想・意見など)

 北欧ではフレキシキュリティということが言われている。企業はある分野から撤退する必要があると判断したら、国に申請して、従業員を比較的簡単に解雇することができる。国は、解雇された従業員に新たな分野の教育・訓練を施し、その間の収入も8割程度保障する。スピーディにそうすることによって、金の卵を産む企業を潰さずに済み、企業や従業員の新産業への転進を支援し、国全体の活力を維持しようとしている。

 世界的にもそうであるが、日本も年金の支給開始年齢が70歳前後になりそうである。20歳前後から70歳前後まで働かなくてはならない。しかも、環境の変化はますます激しくなる。若いときに学んだ知識だけではやっていけない。50年間働くとして、その間に何回かは学び直す必要ができる。

 は解雇規制を緩め、再教育のための制度を整備、その間の収入をある程度保障するとともに、個人もそれなりの覚悟がいる。家庭を持つとして、共働きで何かの時は支え合うようにしないと、1馬力では何かあったとき大変である。ストレスを上手にコントロールする術(すべ)も重要である。

 今後、10年、20年、30年…と社会が激しく変化していくことは間違いない。 


以上


 

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プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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