「米国製憲法」の歴史とは

「米国製憲法」の歴史とは
 産経新聞16年8月20日
憲法は道具である
 讀賣新聞16年8月17日
「米国製憲法」の歴史とは
 産経新聞16年8月20日
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「米国製憲法」の歴史とは
 讀賣新聞2016年8月20日
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「米国製憲法」の歴史とは
 讀賣新聞16年8月13日





 産経新聞8月20日ワシントン駐在客員特派員・古森 義久さんのコラムを抜粋してご紹介します。


 「米国製憲法」の歴史とは


 米国副大統領のジョー・バイデン氏といえば数々の失言で知られてきた。ただし、虚言や空言ではなく事実をあまりにも粗雑に直入に語ってしまうという種類の発言が多かった。今回の日本国憲法についての発言も、歴史的な事実を極めて率直に語ったということだろう。

 共和党大統領候補、ドナルド・トランプ氏を批判する中での発言だった。
 「核保有国になれないとする憲法を私たちが書いたことを彼は知らないのか」

 日本側で現行憲法を絶対に変えるなという陣営をまどわせたようだ。

 米国側ではバイデン発言はなんの話題ともなっていない。日本の憲法を米国が書いた事実など、有識者には常識だからだろう。

 私は日本国憲法起草の実務責任者チャールズ・ケーディス氏に当時の状況を詳しく聞いたことがある。1981年4月、ニューヨークでの長時間のインタビューだった。


 日本国憲法は1946年2月3日からの10日間で、連合国総司令部(GHQ)の軍人ら20数人の米国人により一気に書かれた。マッカーサー総司令官が日本側に草案作成を命令し、その産物の「松本試案」がA案もB案も米側の意向に反するとして排された結果だった。

 GHQ民生局次長で弁護士だったケーディス氏の証言では、東京の第一生命ビル内での憲法作りはすべて米国人だけで進められた
 
 中核となる起草運営委員会を構成したケーディス陸軍大佐、ラウエル陸軍中佐、ハッシー海軍中佐の3人が前文を書いた。憲法全11章の章ごとに委員会を作り、法務経験のある米軍人が責任者となり執筆した。9条のある第2章はケーディス氏自身が書いた

 米本国政府やマッカーサー元帥からのごく大まかな方針に沿うだけで、実務担当者に驚くほど裁量が与えられていたという。

 だから、「天皇は国民統合の象徴」という表現もケーディス氏らがふと考えついた結果だった。「戦争の放棄」には、逆に上からの指示で「自国の安全保障のためにも」という字句があったが、同氏の一存で削除した

 とはいえケーディス氏は、米国製の日本国憲法の最大の目的は「日本を永久に非武装のままにしておくこと」だったと総括した。


 同氏は1946年2月13日のGHQからの日本政府代表への公式の憲法提示の会合についても詳しく語った。
 外務大臣公邸でのこの会合では、民生局長コートニー・ホイットニー准将が吉田茂外相らに、もしこの憲法案を受け入れなければGHQ権限で国民投票に付すと迫ったという。占領下の日本国民の対応は目にみえていた。

 その時、上空には原爆投下機と同じ機種のB29爆撃機が轟音をあげて飛び、ホイットニー准将は日本側に「原子エネルギーの暖」という言葉で原爆を連想させる威圧をかけたのだという。とにかく日本は占領され、主権国家ではなかった時代なのだ。

 
 いまの日本での憲法論議でこうした憲法の出自をあえてぼかすことは不健全である。バイデン発言はその憲法の歴史へのドアを邪気なく開けたということだろう。


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(感想・意見など)

 アメリカは、ソ連、中華人民共和国、北朝鮮など共産圏諸国の台頭が著しくなる1950年頃まで、日本が2度と歯向かわないよう、永久にアジアの三等農業国に貶(おとし)めるつもりであった。GHQが日本国憲法を作ったのは1946年である。

 1950年6月朝鮮戦争勃発。世界中が欧米の植民地になっており、空襲などで壊滅的打撃をこうむっていたとはいえ、アジアで軍需物資を供給できるのは日本しかなかった。

 戦前・戦中あれだけ世界的名航空機を作った日本が70年後のいまだにまともな航空機を作れないのは、戦後アメリカに禁じられたからである。航空機科学者、技術者の多くは、自動車業界や鉄道(新幹線)業界に散っていった。

 東京に飛行機で行くとき、横田基地上空を避け、千葉方面に大きく旋回して降りるのは、東京上空の管制を米軍が握っているからである。沖縄なども同様である。

 日本は、世界でも最も危険な三国に隣接している。客観的事実として、アメリカは「世界の警察官」から次第に降りようとしている。財政赤字も厖大であるし、石油はシェールオイル・ガスの発見で自給できるようになった。もともと農業大国でもある。モンロー主義の素地もある。同盟国のためにアメリカ人の血を流すのを厭うようになるのは自然である。

 それなりの軍備を整えるには20年はかかる。戦争を避けるためにも、同盟は同盟として、日本はもっと自立すべきである。


以上


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teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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