中国は国際秩序の理念を理解していない

中国は国際秩序の理念を理解していない
 讀賣新聞16年8月23日
中国は国際秩序の理念を理解していない
 週刊ダイヤモンド16年8月27日号
中国は国際秩序の理念を理解していない
 先日、香東川べりの御殿浄水場の前に車が3台止まっていた。自転車に乗っていたおばあさんが倒れていると言う。警察か救急車を呼ぼうとしたが間もなく起き上がってきた。ヘルメットをかぶった85歳位の品のいい女性。「わたしどこに行ったらいいの?」その言葉にみんな凍りついた。ある女性が「お名前は?」と聞いた。聞いた女性は思い当たるらしく、200㍍位先に家があるという。おばあさんは自転車に乗って、その女性が後ろから車で見守りながらついていった。高齢化社会。みんなで見守らなければ。
中国は国際秩序の理念を理解していない
 昨日(8月25日)、公立小学校・中学校は始業式だったらしい。今日の昼前大勢の下校する小・中学生に会った。





 中国は国際秩序の理念を理解していない


 歴代の中国大使にはどうかと思う人が多かった。その中でも2006年から2010年まで中国大使を務めた宮本 雄二さんはまともである。後任の伊藤忠商事元会長の丹羽(にわ)宇一郎さん(2016年~2012年)は最悪の1人。

 その宮本雄二さんが讀賣新聞8月23日に日中関係について寄稿していた。抜粋してご紹介します。


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 日中首脳会談 来月実現を


 中国は、世界に巨大な影響を及ぼす国になった。世界経済の発展のエンジンにもなるし、恐慌を引き起こす原因にもなる。急速に増大する中国の軍事力と強硬な自己主張は西太平洋の平和と安定を不安定化させ、世界は懸念を強めている。

 多くの中国人は、「世界に冠たる中華大国」が実現しつつあると感じ、中国が米国を抜く日が来ると確信している。だが、世界にとっての最大の挑戦は、中国が21世紀の国際秩序の基本理念の成り立ちを正確に理解できていないことだ。

 現在の国際秩序は、2度の世界大戦の深い反省を踏まえたものであり、根底には、平和の希求と、それを支える自由な経済と民主主義という理念がある

 ところが、その根拠となる「世界大戦」という概念が、中国には存在しない。第一次大戦は欧米の戦争、第2次大戦は抗日戦争だったからだ。悲惨な記憶はすべて、1840年のアヘン戦争以来、中国の対侵略、失地回復、国家統一のための戦いから生じたものだ。

 失地回復は、台湾と東・南シナ海の権利確保で終わる。中国は、それを達成するためには力の行使も辞さず、19~20世紀前半を支配した「力がすべて」の思考に陥っている。それが間違いだったという反省から、現在の国際的な仕組みが成り立っていることを理解していない。


 国際社会の急務は、いかに中国の「ものの考え方」を変えさせるかだ。これが実現しなければ、2つの大戦の経験を共有しない中国が、次の破局の原因になることもあり得る

 ではどうするか。幸か不幸か、中国はまだ学習途上で、国内の論戦も続いている。国際社会が中国をより望ましい方向に誘導できる可能性はまだあるということだ。そのためには、中国に「硬い手」と「軟らかい手」を使う必要がある。

 「硬い手」とは、中国の不透明な軍事力の増大と強硬姿勢に対し、軍事安全保障の論理に従い、冷静に対応することだ。一方、「軟らかい手」とは日中の対話である。諄々(じゅんじゅん)と理と利を説くためだ。「軟らかい手」を増やし、双方のバランスを取るのが政治と外交の仕事だ。

 現場において両者は複雑に絡み合っている。日本の原則的な立場や「核心となる利益」において、譲歩は不要である。それでも、相手の立場を理解し、テクニックを駆使した「美しい外交」は可能だ。経済分野での日中協力も、世界経済の持続的成長のために欠かせない。

 外交的に言えば、9月に中国で開かれるG20首脳会議での日中首脳会談は必ず実現すべきだ。

 そのために日中ができることは、相手が喜ぶこと、双方で協力し合えることに重点を置き、首脳や政府間の信頼関係を醸成することだ。だが、最近の中国の尖閣諸島を巡る動きはその流れに逆行する中国の強硬策に日本が屈することはない中国は、早急に理性的な外交に戻るべきだ。


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 週刊ダイヤモンド8月28日号、政治コラムニストの後藤 謙次さんのコラムの一部をご紹介します。


 「万年政局」といわれるほど中国の権力闘争は激しいとりわけ今年は例年以上にヒートアップしているという。5年に1度の指導部人事を決める中国共産党大会を来年に控えているからだ。

 毎年8月になると、現職の国家主席をはじめ、過去の旧指導部の幹部らが北京に近い避暑地の北戴河(ほくたいが)に集結して、党の幹部人事をめぐる駆け引き調整が行われる。いわゆる「北戴河会議」だ。

 「弱腰外交は政権基盤の弱体化に直結する」(日中関係筋)。この時期になると、中国がさまざまな形で日本側に圧力をかけるのには、こうした背景がある


以上

 

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teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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