コリアンの国民性①

コリアンの国民性①
 月刊WiLL16年10月号(ワック出版)
コリアンの国民性①
 呉 善花(オ・ソンファ)拓殖大学教授とジャーナリストの前川惠司さん(元朝日新聞記者)の対談
コリアンの国民性①
 韓国の国花・槿(ムクゲ)





 コリアンの国民性①


 朝日新聞や毎日新聞、岩波書店などは「善隣友好」「平等互恵」など一般的な建て前しか言わない。それから外れると論難する。しかし、国、民族には、それぞれの歴史や地政学的要因などから、それぞれの国民性、民族性がある。それを知らずして外交もビジネスもできない。日本人は、「人類皆兄弟」とか言って、国民性、民族性をあまりにも知らなさすぎる。

 月刊WiLL16年10月号に好例があった。呉善花さんと前川惠司さんの対談を抜粋してご紹介します。


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 十億円――慰安婦に〝追い銭〟
 またムシりとられた日本外交
 
 金泳三いわく「日本のマスコミ、特に朝日新聞はありがたい」


 慰安婦映画『鬼郷』大ヒット

 今年の2月、韓国で『鬼郷』という慰安婦を題材にした映画が公開されました。韓国内では、信じられないほど爆発的に大ヒットしています。

 田舎の家に、日本の軍人がやってくる。両親は畑に行き、家には13~14歳の娘が1人でいる。その娘を無理やりトラックに乗せていきます。娘は戦地に行き、1日に大勢の人間と関係を持ちますが、そのまわりには病気になった若い女性たちがたくさんいる。日本の軍部は、そのような女性たちを全員集め、大きな穴を掘り、投げ入れて燃やしてしまう。そういう内容のようです。

前川 韓国では公開と同時に1週間で百万人以上が見たそうです。日本でも7月に上映会があったと聞いています。

 大ヒットしたため、映画館の数が足りません。そこでソウル市長は、いろいろな会場で無料で上映することに決めました。ネット上での反応を見ると、ほとんどの人たちが、「涙なしに見られない。こんなに苦しめられていたとは知らなかった。すべての韓国人が見るべきだ」と書き込んでいます。

前川 証言をした人は、姜日出(カン・インチュル)さんという人です。でも、チフスにかかったので殺されそうになったとか、日本軍が退却するときに焼き殺されかかったとか、証言が本によってこれほど揺らいでいるのに、どうして韓国の人たちは事実だと思うのでしょうか。

 韓国では事実よりも、社会のムードがそうなっていることが大きい。情緒がまされば、いくら事実はこうだと言っても、批判が入る余地はまずありません。韓国は冷静に判断するよりも、情緒で判断する社会なのです。

前川 確かに偽証がすごく多いですね。「どうして偽証したの?」と聞くと、「かわいそうだから」です。あとは、「お金がもらえるから」とか。

 社会のムードによって、どんどん世論は変わっていきます。韓国は「法治国家」ではなく「情治国家」なのです。


 突如湧いた「慰安婦問題」

前川 慰安婦問題がクローズアップされ始めたのは、蘆泰愚(ノ・テウ)政権の91年ごろ。それが金泳三(キム・ヨンサム)政権(1993年~1998年)のときに、大事(おおごと)になったのでしょう。

 慰安婦問題は、それ以前は言われていませんでした。金泳三が大統領になって、いきなり反日運動を展開し、日本に関わるものを次々に排除していきました。旧総督府の建物を壊したのもその頃です。桜の木を釜山(プサン)周辺以外、全国的に伐ってしまいました。

前川 桜の木を伐っておきながら、後になって、「日本のソメイヨシノの原産は済州島だ」と言っている。ワシントン、ポトマック川堤の桜まで、済州島の桜だと言っているほどです。

 ものすごく強力な反日政策を進めたのです。慰安婦問題も、ここからです。

前川 私は71年ごろ、韓国にある米軍の基地村を回りました。議政府(ウイジョンブ)や雲川(ウンチョン)などです。そのころ慰安婦というと、イコール「米軍慰安婦」のことでした。

 私が韓国にいたころも、日本の「慰安婦」について話を聞いたことはありません

前川 これは、金泳三が希望したというよりも、日本のメディアなどが勝手に騒いで火をつけたところがあります。日本の場合、市民活動家の存在が大きいのです。それまで韓国人原爆被爆者やサハリン残留韓国人問題を取り上げていましたが、それが終わり、次は何かということで、「慰安婦問題」が取って代わったのです。国内の反体制運動も一時の力がなく、目標を失っていましたから。

 日本では「朝日新聞」が騒いでいましたよね

前川 91年あたりから本格化しました。当初、運動団体で一番活発だったのが「太平洋戦争犠牲者遺族会」(注:こちらは金がらみ)です。〝被害者〟を集めて会費を取って、日本に金を払えと裁判をする団体でした。それから、「韓国挺身隊問題対策協議会」(注:北朝鮮がバックにいると言われている)が入ってきた

 金泳三は朴正凞(パク・チョンヒ)氏に対抗して、野党の立場で、反朴正凞運動をずっとしていました。いざ大統領となったら反軍事政権という流れと結びついた。そうなると、今度は民族主義に変貌してしまった。この民族主義が、さらに「反日」へとつながっていく。

前川 金泳三は個人的に会うと、「今、こうしていられるのも、日本のマスコミのおかげだ。特に『朝日新聞』は本当にありがたい」と言っていました。日本側の問題も大きいと思います。


続く


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プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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