シェアリングエコノミーについて

シェアリングエコノミーについて
 日経新聞16年9月16日
シェアリングエコノミーについて
 四国新聞16年9月16日
 米配車大手ウーバーも自動運転を目指している。現在のタクシー業界の人件費比率は6割~7割。完全自動運転が実現すれば料金は半額程度になり、自家用車を手放す人も多くなると思われる。
シェアリングエコノミーについて
 四国新聞16年9月21日
 PC-DEPOTは欲をかき過ぎた。合法であれば何をしてもいいということではない。イメージダウンで株主は株を売却し、8月売上高は前年同月比で10.5%減った。解約請求も増えているという。
ジンケン派とは?
 PC-DEPOT高松東バイパス店。ケーズのFC店時代は良かった。





 シェアリングエコノミーについて


 日本は既得権益層との調整に時間をかけ過ぎるので、シェアリングエコノミーあるいはピア・ツー・ピア(P2P)はまだあまり一般的ではない。しかし、世界的には急成長を遂げている分野である。

 日本経済新聞9月16日の「経済教室」に慶大教授・鶴 光太郎さんがシェアリングエコノミーについて書いている。抜粋してご紹介します。


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 シェア経済にも実証分析
 参入規制のあり方 実験を


 シェアリングエコノミーが注目を集めている。これまでのレンタル市場は資産の所有者がそれを完全に貸し出すことが普通であったが、ある時は自分で資産から得られるサービスを消費し、また、ある時は、他人にそのサービスを短期的に提供することで収益を得ることが可能になってきた。

 例えば、自宅・自室の貸し手・借り手を結びつける米エアービーアンドビー、自家用車による旅客輸送サービス米ウーバーテクノロジーズは急成長を遂げている。


 情報通信技術(ITC)の発達、インターネットや全地球測位システム(GPS)、高解像度カメラ搭載のスマートフォンの普及でサーチコストやモニタリングコストが劇的に低下したことが状況を一変させた。

 例えば、ウーバーは、GPS搭載のスマホで実際の乗車距離が運転手と乗客双方で確認できること、またエアビーアンドビーでは空き部屋の内容・質などの情報を的確に示す高解像度の写真がビジネスモデルでで大きな役割を果たしている。

 さらに、リソース不足の問題については、物理的なリソースは個人と個人を結びつけるプラットフォーム運営会社が規模の経済を利用して提供する(クレジットカードによる決済など)。

 また、取引主体双方の評判については、米イーベイなどの電子商取引でおなじみの評判・評価・推薦システムにより、より良い情報提供が図られる仕組みとなっている。これが取引する双方の機会主義的行動(相手をだましたり弱みにつけ込んだり私利追及行動)を抑制している。



 以下では。P2Pレンタル市場の課題を考えるため①雇用への影響②既存業界への影響について論じてみよう。

 米プリンストン大学のアラン・クルーガー教授らは、米国におけるサーベイ調査(20地域、601人対象、14年)でウーバー運転手の特徴を明らかにしている。米国の平均的なタクシー運転手に比べ、白人が多くてより若く、教育水準の高い層に集中している。副業として運転手をしている場合が多い。

 平均的なタクシー運転手は週50時間以上運転している割合が35%であるが、ウーバーの場合は労働時間は短く、週15時間以下が半分を占める。特筆すべきは、ウーバーの場合、週当たり労働時間の長短にかかわらず、時間当たり賃金はほとんど変わらず、その水準は平均的なタクシー運転手よりも高いことだ。

 ウーバーは運転手が本職とも両立しながら、空いた時間を活用してそれなりの収入を効率的に得られるといった、かなり柔軟な働き方を提供している。これがウーバーによる運転手の格付けシステムや、運転手の評判が潜在的な乗客と共有されることも合わせて、比較的優秀な人材を引き寄せている要因といえよう。



 P2Pレンタル市場の規制という観点からは、既存業界への影響の把握が重要である。米ボストン大学のジョルジョス・ゼルバス助教授らは、テキサス州におけるエアビーアンドビー参入の短期宿泊市場や既存のホテル業界への影響を分析した。

 エアービーアンドビーの市場が10%増加すればホテル業界の収入が0.39%低下し、州都オースティン市のように急速に参入が増えている地域の影響は収入の8~10%のケースもある。ホテルの稼働率は若干低下し、ホテルの室料も大きく低下したため、通常のホテル利用者もメリットを享受している。特に、季節的な需要のピークに合わせてエアビーアンドビーは供給を柔軟に調整できるため、これがホテル室料の高騰を抑制している。

 注目すべきは、その影響がホテルのタイプによっても異なる点である。ハイランクであったり、大規模チエーンであったり、会議などのビジネスニーズに対応できたりするホテルほどエアビーアンドビーの影響を受けにくいことが分かった。競争しながら、サービスの差別化、すみ分けを図ることは十分可能である。


 日本の場合も、こうした新たなビジネスモデルこそ特区を使って規制のあり方について実験し、適切な規制の「さじ加減」を見いだしていく努力が必要であろう。


以上


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プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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