電通だけじゃない博報堂も

電通だけじゃない博報堂も
 毎日新聞16年10月15日
電通だけじゃない博報堂も
 毎日新聞16年10月15日
電通だけじゃない博報堂も
 産経新聞16年10月15日
 電通の新入女性社員高橋さんが昨年12月25日夜に過労自殺した。本当に「命より大切な仕事はない」。電通では1991年にも入社2年目の男性社員が過労自殺。2013年にも30歳の男性が過労死している。また、電通では以前テレビのスポット広告で出鱈目があったと記憶している。この度もインターネット広告で過大請求があった。完全なブラック企業である。
電通だけじゃない博報堂も
 読売新聞16年10月13日
 「残業100時間で過労死情けない」は半分同意する。私も100時間以上が常態であった。しかし、彼女の残業時間は本当はもっと多かったと思われる。また、わけも分からず上から与えられた場合と、自発性をもってやる場合とでは違ってくる。彼女は新人。上から与えられて残業に次ぐ残業の成果を全否定されれば死にたくなってもおかしくない。会社も悪いが上司にも責任がある。殺人会社、殺人上司。また、そういうことが分からない武蔵野大学の長谷川秀夫教授も情けない人。
電通だけじゃない博報堂も
 ブラック企業のお口直しに白鷺を(本津川)。最近、サギ類を見かけることが多くなった。





 電通だけじゃない博報堂も


 関西の友人の息子の話である。息子が大学を卒業後、博報堂に就職して友人は喜んでいた。博報堂は広告代理店として電通に次ぐナンバー2。私もたいしたものだと祝福した。しかし、半年ほどして、友人が浮かぬ顔をしている。

 わけを聞くと、残業が月200時間もあるという。私の経験では、ちょっとしたきっかけで自殺しかねない数字である。会社は99時間までは残業手当が付くという(これはうらやましかった。私は20時間までしか認められなかった。あとはサービス残業。毎月本給と同程度の額を捨てていた)。

 また、上司のパワハラもひどいという。仕事後の飲み会も多く、参加を強制され、事実上の仕事になっているという。この話を友人から聞いたのは電通の高橋さんの件が表沙汰になる前のことである。昨年12月に過労自殺した電通の高橋さんのケースとあまりにも似ている。大手広告代理店はこういう体質なのだろうか?

 友人の息子は会社を辞めたいと言っているという。私は、「本人の判断次第。今の状態は過労自殺しても不思議ではないので、世間体のいい会社だからといって親が反対すべきではない。辞めたほうが息子さんは幸せになれるかもしれない」と助言するしかなかった。


 これは今もそうなのかは分からないが、30年以上前、会社がテレビだったかラジオだったかのスポット広告を発注し、その処理を担当したことがある。そのときビックリしたのは、放送局の営業マンに、「この業界は不思議なもので口約束がすべてです。契約書のようなものはありません」と言われたこと。約束通りCMが履行されない(結果的に不正請求になる)ケースがままあるのは、そういう業界のゆるい体質に起因するのかもしれない。今回の場合は、相手が大トヨタだったため、表沙汰にせざるを得なかったと思われる。

 
 土、日、祝日が休める恵まれた会社の場合、年間要出勤日数は240日程度(休日は125日:有休は考慮に入れない)。年間労働時間は、240日×8時間=1920時間

 私の経験では、ざっと言って、年間3000時間労働程度までは、ワーク・ライフ・バランス上問題はあるが、どうということはない(一般的な自営業者なら通常のレベル)。3500時間になると、多くの人が心身に何らかの支障をきたし、過労自殺する人が出てくる。4000時間になると、ほぼ全員が心身に支障をきたし、「何のために生きているのか」分からなくなり、「死んだら楽になるだろうな」と考えだし、ちょっとした拍子に自殺しかねない。


 広告代理店は、いろいろな面で、改善すべき業界である。本来は自助努力で改善を促すべきであるが、もはやそれは期待できそうもない。これ以上犠牲者を出してはいけない。政府が是正に本腰を入れるべき時である。


以上



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teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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