ユダヤ人を救出した日本人たち

ユダヤ人を救出した日本人たち
 月刊ウィル16年12月号 (ワック出版)
 上智大学名誉教授・渡部昇一さんと元ウクライナ大使・馬渕睦夫さんの対談
ユダヤ人を救出した日本人たち
 写真は樋口季一郎少将(最終階級は中将)
 ユダヤ人救出というと杉原千畝が有名であるが、実は大勢の日本人が関わっている。
ユダヤ人を救出した日本人たち
 香川県立図書館。多くの生徒・学生が勉強している。その姿は美しい。こちらも元気が出る。
ユダヤ人を救出した日本人たち
 高松市中央図書館は生徒・学生に勉強させない。近くのジョイフルやマックなどはそのような人たちで溢れている。家が貧しい子どもたちはどこで勉強すればいいのか?バカ役人に怒りを覚える。
ユダヤ人を救出した日本人たち
 朝日新聞16年11月16日
 自国を自国民が守るのは当然のこと。それを補完するのが同盟。日本は当たり前のことが通らない。





 ユダヤ人を救出した日本人たち


 何故ユダヤ人があれほど嫌われるのか100%分からない。程度の差こそあれ、ほとんどの日本人がそうではないか。

 2013年10月10日のブログ「杉原千畝(ちうね)とサムライたち」で、第二次大戦時に多くのユダヤ人を救った日本人として、駐リトアニア領事代理の杉原以外に、ウラジオストク総領事代理・根井三郎、駐ソ大使・建川美次(たてかわ・よしつぐ)、在野の学者・小辻節三(こつじ・せつぞう)、小辻の義兄で資金を融通した飯井(めしい)某、外務大臣の松岡洋右(ようすけ)、福井県敦賀市、神戸市の市井(しせい)の人々、を紹介した。


 月刊ウィル(WiLL)12月号の「『ユダヤ人 なぜ、摩擦が生まれるのか』のどこが禁書(タブー)か」で上智大学名誉教授・渡部昇一さんと元ウクライナ大使・馬渕睦夫さんが対談している。そこにそれ以外の人たちの名前があがっている。抜粋してご紹介します。


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  ユダヤ人を救った東條英機


渡部 そもそも日独伊三国同盟を結んでいたときも、日本は同盟国ナチス・ドイツの反ユダヤ政策を八紘一宇(はっこういちう)の立場から批判していました。ユダヤ人を救った日本人というと、リトアニアでユダヤ人難民に六千枚のビザを発給した外交官の杉原千畝の名前がすぐあがりますが、それよりもっと大きな出来事があった。

 昭和13年(1938)3月、満洲国と国境を接したソ連領のオトポール駅に2万人のユダヤ難民が押し寄せ、日本に救いを求めてきた。関東軍の傘下にあったハルピンの特務機関長、樋口季一郎少将と部下の安江仙弘(のりひろ)大佐は、オトポール駅に緊急の救援列車を何本も送ってユダヤ難民を満洲国と日本に送り込みました。

 それには当然、関東軍の許可が必要だった。それを許可したのが関東軍参謀だった東條英機です。そして彼らに協力したのが当時の満鉄総裁、松岡洋右でした。

馬渕 当時の日本はドイツと防共協定を結んでいましたから、ドイツから抗議がきた。しかし東條は「人道上の配慮によって行われたものである。日本はドイツの属国ではなく、満洲国は日本の属国ではない」と一蹴しました。実に立派な対応でした。

渡辺 ユダヤ人問題に対する日本の態度が明らかになっていたら、東京裁判は成り立たなかったでしょう。東京裁判はニュルンベルク裁判に倣って行われたのですが、ニュルンベルク裁判はドイツ全体を裁いたのではなく、ナチスを裁いた。日本にはナチスにあたるものがなかったから、連合軍は苦しまぎれに日本全体を裁いたわけだけれども、死刑を宣告された東條が、実は2万人のユダヤ人を救った男だということ、日本がユダヤ人迫害を批判していたことを世界が知っていれば、果たして日本を裁けたでしょうか。

馬渕 それは現在でも歴史認識において実に重要なことですね。いま世界の歴史認識のカギを握っているのはユダヤ人の歴史学者なのですから。

渡部 杉原千畝だけじゃない。杉原はユダヤ人に対して勝手にビザを出したせいで外務省を辞めさせられたように世間では言っているけれど、そんなことはありません。戦後、外務省が規模を縮小したために退職勧告を受けただけです。杉原でなくても日本の外交官なら誰でも同じことをしたでしょう。

 それを、ユダヤ人を助けたためにクビになったような言い方をするのは非常によくない。いま日本は歴史戦争のさなかにありますから、この前の戦争における日本人のユダヤ人に対する態度を明らかにすべきです。ポーランドから船に乗って逃げ出したユダヤ人たちはロンドンで受け入れられず、ニューヨークでも上陸できずにやむなく戻ってきた。彼らを待っていたのはアウシュビッツでした。

 そういう時代に日本政府は断乎としてユダヤ人迫害に反対した。そんな国は先進国では日本だけだったはずです。その事実を世界中のユダヤ人に、そして各国の人々に知らせるべきではないでしょうか。

馬渕 外務省も何もしていないわけではないのですが、それをすると、東京裁判史観の否定になる。もちろんそれは否定すべきものとはいえ、いまの日本を取り巻く情勢の下では、外務省としてはやりにくい。

渡部 外務省が言いにくいなら、民間機関に協力してもらって、唯一ユダヤ人の味方の国だったことを政府レベルで宣伝すべきですね。

 樋口季一郎は敗戦後も千島列島の占守島(しゅむしゅとう)と樺太でソ連軍と戦った。そのためスターリンは樋口を戦犯に指名しました。それを聞いた世界ユダヤ協会が世界中のユダヤ人社会に働きかけて救出運動を展開した結果、マッカーサーはソ連の引き渡し要求を拒否して樋口を保護したのです。日本人も忘れているそういうエピソードも広く知らせたいですね。


以上



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teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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