農家の家

農家の家
 高松市林町(はやしちょう)の真鍋家。一辺が100㍍近くある。まさに豪農。数年前に見つけた時驚いた。何度見ても驚きである。
スーパー激戦区
 この地図の右下に香川大学工学部があるが、その北方(上)約200㍍ほどのところに真鍋家住宅がある。道路から見える。
農家の家
 産経新聞16年12月4日
農家の家
 週刊現代16年11月5日
 東京にいたとき田園調布の隣町に住んでいた。多摩川まで散歩がてら田園調布の家々を眺めながら思ったものである。固定資産税は100万円、庭師にも100万円など維持費だけでも年間数百万円になるだろう。将来金持ちになってもこんな家には住まないぞ、と。幸か不幸か金持ちにはならず、杞憂に終わった。
農家の家
 わが家の近くにある鬱蒼とした森。鎮守の森かと思っていたが、どうやら農家のようである。今後、耕作放棄地だけでなく、こういう廃屋も増えると思われる。
農家の家
 このように田んぼを1反(300坪)つぶして建てられた農家が多い。
農家の家
 この家は新しいが、それでも大きな家を建てている。
農家の家
 このような家が至る所に散在している。
農家の家
農家の家
農家の家
 太田区画整理地区・豪邸例1
農家の家
 太田区画整理地区・豪邸例2
農家の家
 太田区画整理地区・豪邸例3
農家の家
 公園は25カ所ある。
農家の家
 インテリジェントパークと空港通りを結ぶ東西の道路は来年3月末完成予定。コトデン琴平線を跨ぐ。この辺りも地価が上がるだろう。
農家の家
 近所の皇帝ダリア(去年)。今年は咲かせていないので理由を聞くと、皇帝ダリアは周辺の栄養を全部吸って枯らしてしまうので、引っこ抜いてしまったとのこと。




 農家の家


 産経新聞12月4日に「真鍋家住宅」の記事が載っていた。抜粋してご紹介します。


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 「真鍋家住宅」主屋など
 国の登録有形文化財に 高松

 近代上層農家の暮らしぶり伝える


 国の文化審議会(馬渕明子会長)は、高松市林町の「真鍋家住宅」の主屋(しゅおく)など9件を新たに登録有形文化財(建造物)とするよう文部科学大臣に答申した。

 真鍋家住宅は高松平野の中ほどに位置する。土塀などに囲まれた2690平方㍍の敷地内には、明治から大正にかけられて建てられた主屋、土蔵、茶室などがあり、近代の上層農家の暮らしぶりや大規模農家の営みを今日に伝えている。

 屋敷構えを構成する門なども含めて、それぞれが登録有形文化財に答申された。


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(感想・意見など)


 数年前にこの「真鍋家住宅」を発見した。その時から当然何らかの文化財に指定されているものと思っていたので、今回のニュースに驚いた。それにしても豪農とは凄いものである。

 それはそれとして、おとといのブログにも書いたが、この辺りは太田第2区画整理事業が行われた。真鍋家住宅のすぐ南側(下)が「林の飛行場」で、今は主としてインテリジェントパークになっている。香川大学工学部、香川県立図書館・文書館、サンメッセ香川(コンベンション施設)、ネクスト香川などの公的施設、IBM,NEC、STネットなどITC企業が集積している。

 30年くらい前まで、琴電太田駅の周辺に小さな商店が並んでいたが、それ以外は林の飛行場(旧高松空港)と田んぼばかりであった(ため池や神社も多い)。それが27年に及ぶ区画整理事業で大きく変わった。


 30年前にこの辺りに1町(3000坪)の田んぼを所有する農家を想定してみる。恐らくそのころ農地を住宅地に転用したとしたら、坪3万円くらいだったはずである。3万円×3000坪=9000万円

 現在は坪30万円以上する(ロードサイドはもっと高い)。30万円×(3000坪×0.8)=7億2000万円である。この農家の資産価値は6億3000万円増加する。減歩率を20%と仮定しているが、減歩分は道路を広げたり、新しく道路や公園を作ったり、売却して区画整理事業費に充てたりしている。

 それで農家はどうしたか。多くが300坪以上の敷地に豪邸を建て、田んぼを売却したり、ロードサイド店に土地を貸したり、土地を担保にして銀行から金を借りてマンション、アパートを建てて、オーナー生活をおくっている。


 私は商店街で育ったので、農家の人の気持は分かり難いが、例えば江戸時代など農家の中でも様々な階層があったようである(豪農、中農、小農、小作人、作男(さくおとこ)など)。お互いに競り合う気持ちも強く、金が入ると豪邸を作りたがるようである。憧れのようなものもあるのだろう。

 今まではそれでもいい。私も小さいとき、親戚の農家にお呼ばれで何度か行ったことがある。広い座敷が2間あり、あいだの襖を外せば50人は入れる。お客も結婚式も葬式もそこでしていた。作業所、倉庫、雨の日も作業できるように納屋のような大きな建物があった。耕運機などもまだなかったので、馬や牛を飼っていた。(うまや)牛小屋もあり、餌の稲わらを積みあげてあった。広い敷地や家が必要なわけである。

 しかし、今は、洒落たレストランも結婚式場も葬儀社も沢山ある。人生100年時代。昔と違って子どもは2人前後。20年から25年すれば子どもは離れていく。広い家に夫婦2人だけ(実際、先日の自治会の会議で、農家のひと何人かがそのような話をしていた)。

 現在60歳以下の人でまともに農業をしている人は非常に少ない。実際、農地を集約して大規模化すれば、農業従事者は人口の2%程度で十分だという。豪邸は固定資産税も高い。掃除もいき届かない。農業をやめたら、倉や納屋は無用の長物である。しかるに、レインボーロードを少し入ったあたりには、新しい豪邸がいっぱい建っている。何をしようがその人の勝手ではあるが、ひとごとながら、先々が心配になる。新資産家でも見栄を張らず、賢明な判断をして、それなりの家に住んでいる人も多いのだろうが…。


以上


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teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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