日本のカジノは上手くいかない

日本のカジノは上手くいかない
 日経新聞16年12月16日
日本のカジノは上手くいかない
 週刊新潮16年12月29日‐17年1月5日合併号
 お馴染み井川意高(もとたか)さん
日本のカジノは上手くいかない
 四国新聞16年12月20日
 中国がアメリカの無人水中探査機を捕獲した件で、「路上で物を見つけたり拾ったりしたら調べなければならない」と述べた。さすが中国人!
日本のカジノは上手くいかない
 香川県立図書館・文書館。アキニレはすっかり丸坊主。





 日本のカジノは上手くいかない


 カジノには、①ギャンブルへの依存②反社会的勢力の介入③マネーロンダリング(資金洗浄)などの問題点が指摘されている。

 私は①には冷淡である。井川意高さんも言うように自己責任である。反対派はこれを理由に騒ぎ過ぎる。②と③の心配は大いにある。マカオの盛況は③が理由である。それが証拠に習近平が「トラもハエも叩く」と言った途端に火が消えたようになった。

 しかし、私は経営が上手くいかないのではないかということを一番心配している。日本は、借金した者が一番強い甘い社会である。裸一貫になった者からはそれ以上取れない。破産した者をたこ部屋に入れたり、妻子を売り飛ばすわけにはいかない。中国などは違う。中国は、共産党、軍、警察、省長、市長、企業家、裏社会などが繋がっている社会である。


 週刊新潮16年12月29日‐17年1月5日合併号に懐かしい顔が載っていた。井川意高さんである。腐っても東大法学部卒。分析は鋭い(なお、13年11月5日のブログ「あるギャンブラーの半生」を読んでもらえば、カジノ側がどのようにVIPをもてなし、VIPがどのように遊んでいるかの一端が分かる)。抜粋してご紹介します。


.......... .......... 


 塀の中から戻った大王製紙「井川意高元会長」は日本のカジノに悲観的


 2011年11月、特別背任で逮捕された井川意高(もとたか)・大王製紙元会長(52)。カジノで106億円を失った男は、なぜか日本カジノに悲観的なのであった。


 井川氏は、カジノで作った借金を返済するため、関連会社から巨額の資金を不正に借り入れた。13年7月、懲役4年の刑が確定。3年2カ月服役し、16年12月14日に仮出所したのだ。以下は、井川氏の話である。

 「塀の中にいる時は、法案に反対、ギャンブル依存症の根絶を掲げる団体などからの面会の申請には困惑しました。私は元々、法案に反対する人々に批判的なので、彼らに一切返事はしなかった。世の中は、全て自己責任だと思っていますからね。私が逮捕されたのも自己責任ですよ。依存症だけを持ち出して、本人が破滅する、家族が悲しむなんてことで批判するのには同調できません」

 世界中を見ても、都会から田舎まで街の至る所に気軽に遊べるパチンコ店のような遊技場があるのは日本だけ。ギャンブル依存症の原因は、パチンコだと指摘する。


 取り立てのリスク

 その一方で、
 「日本でカジノを作ってもうまく行かないでしょう」と、持論を展開する。

 「カジノの経営は実に難しく、日本企業が手を出しても黒字にはならないと見ています。裏カジノは別ですが、世界に展開するアングロサクソン系の企業が運営するカジノでは、1つの賭け場の周囲には10個前後の監視カメラが付いている。そのうち半分は運営する会社、残りは政府が設置している。政府からお金の流れが厳密に監視され、自前の監視装置にかかるお金やディーラーなどに支払う人件費もバカになりません」

 カジノをする場所を〝平場〟〝ザラ場〟と呼ぶが、
 「大勢の人達がバカラなどに興じるカジノでは、賭け金は1回1000円単位と少額で大半が赤字。実はカジノが儲けを出している場所は、過去に私がハマったように、人目に付かない個室。そこで億単位でやってくれる顧客がいて、黒字を出すのです。そういったVIPの扱いに日本人は慣れていない。直ぐに誰々が来たとかバラしちゃう。ちょっと飛行機に乗れば、マカオやシンガポールにたくさんカジノがあるわけだから、日本のVIPは海外に行くでしょう。また欧米人は米国や欧州のカジノを好むので、わざわざ日本のカジノには来ないと思いますね」

 とすれば、お隣、中国人のVIPが来ると予想する。
 「彼らは基本的に手ぶらで来ます。最初遊んで、ある程度信用ができれば、カジノは20億円くらいは平気で貸す。そこで問題となるのは、彼らが負けた場合、日本人が中国まで取り立てに行かなければならなくなることです。シンガポールやマカオでは、長年の経験から強面(こわもて)の人達を使ったりして取り立てるノウハウがある。カジノで遊ぶ中国の有力者は、地元の警察やらを全て押さえていますからね。日本人が返済を迫ったところで相手にされません。安倍総理は、そういう取り立てのリスクをどこまで考えているか疑問です」


以上


コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

最新記事
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
リンク
カウンター