歩くと脳が喜ぶ

歩くと脳が喜ぶ
 産経新聞16年12月11日
歩くと脳が喜ぶ
 香東川傍らのイチョウの木(12月4日)
歩くと脳が喜ぶ
 同(12月27日)
 この大量の落ち葉が自然にどこかに落ち着いたとは思えない。
歩くと脳が喜ぶ
 この桜の木の下で多くの人がピクニック(野遊び)したり、花見に興じたりしている。草刈り機でメンテナンスしているとは知らなかった。
歩くと脳が喜ぶ
 香東川のゴミを拾っている人。世界は誰かの仕事でできている。
歩くと脳が喜ぶ
 朝日新聞16年12月25日




  歩くと脳が喜ぶ


 仕事を目いっぱい抱えていた時、フィットネスクラブに通う時間もなく、食べることだけが唯一の楽しみであった。当然不健康に太る。会社から近いところに住んでいたので、せめて歩こうと考えて、歩いて通っていたことがある。歩くと体にいいだけでなく、気持ち的にも軽くなった経験がある。

 産経新聞12月11日長尾和宏(かずひろ)医師のコラムを抜粋してご紹介します。


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 〝セロトニン顔〟
 歩くと脳が喜ぶ理由


 「毎日少しずつ歩きませんか」
 「ランナーズハイ」という言葉がありますが、実はウオーキングでも同様にハイな気分になります。

 こうした変化は脳科学的に、「セロトニン」という幸せを感じる脳内ホルモンが増えるからだといわれています。毎日1万歩も歩いている人は皆、見るからに幸せそうな表情をされています。それを「セロトニン顔」と呼びます。

 歩くことは決してつらいことではなく、人を幸せにしてくれます。歩くと脳が喜ぶのです。軽い鬱病や鬱傾向の人には、毎日歩くことをお勧めします。たったそれだけで抗鬱剤が減量・中止できたり。鬱病自体が完治したりした人を、これまでたくさん見てきました。

 脳内のセロトニンの量を増やす薬剤(SSRI)より、歩行でセロトニンを出すことこそが真の治療です。鬱病の人は不眠を訴えますが、歩くことで適度に疲れれば、良質な睡眠が得られます。午前中に歩けば、体内時計がリセットされて自然と日内リズムも整います。

 
 歩く効用はほかにもあります。歩くと腸の働きが良くなり、便秘が解消されます
 便秘になると、「腸内フローラ」(腸内細菌の集団)が悪玉菌優位になります。腸内環境の悪化は、腸から出る消化管ホルモンにも大きく影響します。

 
 セロトニンの多くは、腸管壁でも造られています腸と脳が密接に関連していることが分かってきたのは最近です。セロトニン以外の多くの消化管ホルモンも、脳に大きく関わっています。
 以前、「腸は脳よりも上位である」と書きました。両者が強く関係していることを知っておいてください。

 地球上で最初に多細胞生物が出現したのは10億年ほど前で、動物に進化したのは5億年あまり前。そして最初に生まれた器官は「腸」でした。今でもヒドラやイソギンチャクなどの腔腸動物は脳や心臓を持たず、腸しか存在しません。その腸を歩行が変えるという話です。

 歩行習慣は脳内ホルモンのバランスを改善するだけでなく、自律神経のバランスも向上させます。血圧が不安定な人や立ちくらみ(起立性低貧血)に悩む人も、薬よりまず歩行なのです。上手に歩くほど、脳は喜ぶのです。


【鬱病】 仕事や家庭で大きなストレスがあったことなどを原因として起こる。脳内の情報伝達を担うセロトニンやノルアドレナリンが不足して意欲が低下し、不眠に陥ることも多い。真面目で仕事熱心、きちょうめんで完璧主義の人がかかりやすいとされる。


以上


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プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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